人工芝の庭はアリですか?
庭に芝生があったらいいなと思う人は多いそうです。
芝目のそろった景観はとても綺麗に見えますし、新築のお庭で芝生を施行されるケースは増えています。
お庭に木や花を植えていなくても、芝生があるだけで、見た目は全く違いますよね。
しかし、実際に芝を入れるとなると、いろいろ大変です。
芝の種類を考える必要があったり、また定期的に刈ったり、雑草が出たり、虫が出るなど、様々な問題があります。
天然芝の手入れの面倒くささから、お庭をコンクリートや砂利、タイル敷きにしてしまう人も少なくありません。
天然芝の手入れの問題が芝を導入するネックとなっている場合、手入れが簡単な人工芝がおすすめです。
人工芝が使えたらいいなと思っても、「庭に人工芝なんてアリなの?」と思うこともあるでしょう。
大丈夫です。
今、庭に人工芝を使っている人は増えてきているのです。
人工芝の種類が増えてきて、見た目的にもリアルな天然芝のような人工芝はとっても多いんですよ。
人工芝は、天然芝よりも人気が出てきています。
東京などの大都心のご家庭や商業施設はもちろん、大阪、奈良、京都などの関西県内でも人工芝施工数は急激に増加中。
ここでは人工芝のメリットや、人工芝の施工方法、施工後のメンテナンスの方法などを紹介していきましょう。
人工芝のメリット
人工芝というと、緑の安っぽい絨毯のようなものや、固いプラスチックの芝様のマットを思う人もいますが、庭に使われることの多い人工芝は全然違います。
庭に使われるリアル人工芝と呼ばれる種類の人工芝は、本物の芝の雰囲気に限りなく近づけ、かつ工業製品として種々の基準をクリアして、耐久性や防水性、防虫性、防火性など、多くの問題を解決したものなのです。
生育のために水分が不要になりますし、虫もわかず、かつ掃除もホウキや掃除機で手軽にできる、場所を選ばず、庭だけでなくベランダや室内にも置ける、そんな手軽さがウケているのです。
年間を通して外観や性能が変わらないのも、不自然さはある一方でメリットでもあります。
ここでは人工芝のメリットを簡単にまとめていきますね。
芝刈り・草むしり、水やりなどの必要がない
人工芝の最大のメリットは、なんといっても手入れが簡単なこと。
天然芝で必要な、芝刈り、草むしり、水やり、肥料まきなどは一切しなくてOKです。
手入れをしなくても、何年も持ちますし、枯れることはありません。
犬や猫などペットや子供の足に負担がかからない
小さいお子さんや、ネコや犬などのペットを飼われているご家庭であれば、人工芝を敷くことで足への負担が軽減されます。
お庭で思いっきり遊ぶことができますよ。
長さのあるパイルであれば、その分クッション性も高いので、ペットがいるご家庭では長さのあるパイルが人気です。
施行する場所を選ばない
天然芝の場合、土の上でなければ施行することができません。
また土でも、粘土質や粘土状の土はよくないので、土質にもこだわらなければならず、施行場所に悩むご家庭も多いでしょう。
しかし、人工芝であれば土の上でなくても、日当たりが悪い場所でも、室内でも地面が平らで整地している場所であれば施工が可能です。
長持ちする
天然芝は枯れてしまうと、芝の張り替えが必要になりますが、人工芝の場合は天然芝に比べて耐久性があり、長持ちしやすいです。
丁寧に使えば、芝を折れにくいです。
自分でDIYできる
人工芝は天然芝と比べても、全て自分で施行しやすいです。
手作りが好きな人、DIYが好きな人であれば、貼り方の動画や説明書を見れば、すぐに施行できるでしょう。
手順も簡単ですし、ある程度、慎重に作業を進めれば、イメージ通りのきれいな状態で敷くことができますよ。
DIYでも仕上がりに満足できるはずです。
人工芝のデメリット
先ほど、人工芝のメリットについてお話しましたが、もちろん人工芝にはデメリットも存在します。
デメリットも知っておくことで、より人工芝の魅力が再確認できるでしょう。
初期費用が高い
人工芝は天然芝に比べると、芝の値段が高いです。
しかし耐久性があるので、コストパフォーマンスは比較的よいといえるでしょう。
張り替えの手間を考えると、人工芝も天然芝も値段的な負担はそれほど変わりません。
夏場は熱くなる
人工芝の素材は、ポリエステル、ポリエチレンなどの化学繊維になります。
そのため、直射日光で熱を吸収しやすく、芝がすごく熱くなってしまいます。
特に夏場の炎天下にさらされた人工芝は、触るとやけどする原因になることも。
水まきなどをして、熱を下げる工夫が必要です。
熱に弱い
先ほどお話した通り、人工芝は化学繊維でできているため、熱に弱いです。
人工芝の上で、花火やバーベキューなどの火を使った遊びをすることはできません。
注意しましょう。
1年中景観が同じ
これはメリットとも言えますが、人工芝は枯れることがないので1年中景観が同じです。
四季を感じられないという意味ではデメリットと感じるかもしれませんが、1年中緑を楽しめるという意味では、おすすめのポイントになりますよね。
知っておきたい!人工芝の施行方法
次に人工芝の施工方法をご紹介しましょう。
人工芝は、プロに施行を依頼してもよいですが、自分でDIYすることも可能です。
ここでは人工芝の施行作業の手順やポイントをご紹介しますね。
1、整地処理
人工芝を敷く部分を平らにしていきます。
石や枝、雑草などの障害物があると、人工芝を敷いたときに凹凸ができてしまいます。
また人工芝と地面の間に隙間ができてしまうと、そこから雑草が生えたり、カビが生えたりトラブルが起こりやすくなってしまうでしょう。
障害物を全て取り除き、地盤を転圧機などでしっかりと固めて、下地を固定していきます。
土が粘土状で水はけが悪い場合は、排水がしにくくなるため、砂などを加えて土をしっかりと固めていきます。
DIYで自分ですぐ場合には、この作業がちょっと難しそうと感じるかもしれませんが、畑作業のような感じなので特に難しくはありません。
この、整地作業をどれだけ、丁寧に綺麗に行うか、その程度によって最後の仕上がりの状態に違いがでますので、手を抜いてはいけません。
2、防草シートを敷く
整地が終われば、雑草が生えてこないように防草するために防草シートを敷き詰めます。
日光が当たらないように地面全体にかぶせるようにしましょう。
シートは、ハサミやカッターで簡単にカットできるので、サイズを調整して、余分な部分はカットしていきます。
防草シートはU字ピンでしっかりと固定して浮かないようにしましょう。
3、人工芝を仮敷きする
防草シートを敷いたら、人工芝を仮敷きします。
サイズにあわせて、カットしますが、ハサミよりもカッターの方が綺麗に切れます。
定規を使ってカットすれば仕上がりも綺麗です。
余分な部分が重なりあってしまうと、凹凸になってしまうので、重なり合う部分は最小限にとどめましょう。
仮敷きでは、養生テープなどで固定しておきます。
4、ボンドや粘着テープでの塗布
位置がずれないように、人工芝の裏側にボンドなどや粘着テープなどを貼って固定します。
人工芝はロールタイプとジョイントタイプがありますが、ロールタイプであれば1mや10mなど好きな長さに調節しやすいのでおすすめですよ。
5、ピン固定
粘着テープで固定後、さらに強度を高めるためにU字ピンなどのピンで人工芝の端部分を固定していきます。
6、端部の処理
人工芝の端部はどうしても浮きやすくなってしまうのでしっかり固定するため、芝が汚くなりがち。
外周に砂利を敷き詰めると固定した部分も見えにくいですし、見た目もキレイになります。
施行後の人工芝のメンテナンスは?
施行後の人工芝のメンテナンスはそれほど必要ありません。
汚れがついたら、デッキブラシでこすって水で流せば、綺麗になります。
また、芝の流れを同じ方向に合わせて、デッキブラシではいてあげると芝の持ちもよくなりますし、見た目的に綺麗ですよ。
まとめ
人工芝の設置は、初期コストがかかることから、避けられる傾向もありましたが、近年は耐久性も上がり、長期的には経済的なことや、便利なDIY用のツールや人工芝の登場によって、設置する家庭も増えてきています。
DIYなら施工にかかる初期費用が抑えられますので、初期コストでも天然芝より安い場合もあります。
フィールドマジックのリアル人工芝「エクスターフ」も、多くのお庭に利用していただいている商品です。
お庭の人工芝をご検討中の方は、無料サンプルの提供もしていますので、是非一度お問合せください。