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そもそも人工芝って高いの?
人工芝の価格が高いという声を時々聞きますが、
人工芝はそもそも高いのでしょうか。
高いか安いかを判断するためには、
基準が当然必要になるのですが、
そのための基準をどこに置くかで答えは違ってきます。
比較①:「土」
土の庭と人工芝の庭、どちらが高いのでしょうか。
その答えは当然「人工芝」です。
というのは、人工芝は土の上に敷くものですから、
当然土よりも高くなるしかありません。
そのため、詳細に比較することもなく、
人工芝の価格分は間違いなく土の庭よりも高くなります。
比較②:「砂利」
日本風庭園によく見られる砂利の庭。
その独特の質感だけでなく、青白く光を反射し、
清々しい様子を見せてくれるのも魅力ですね。
砂利と人工芝の費用を比較してみると、
種類にもよりますが、砂利は人工芝の50~80%程度の価格です。
そのため、人工芝の方が高いと言えます。
しかし、人工芝と砂利では柔らかさが断然違います。
足元をどのようにしたいか、好みも大切です。
比較③:「コンクリート」
外構工事でよく行われるコンクリート舗装。
同じく土の上にコンクリートや人工芝を広げるなら、
多くの場合はコンクリートの方が高くなります。
コンクリート舗装は工事費込みで
1平米あたり5,000~10,000円ほどかかってきます。
人工芝もどのような人工芝を使うかによりますが、
同等もしくはそれ以下の価格で施工可能です。
コンクリートの方が基本的には長持ちしますが、
人工芝のような楽しみは持てないでしょう。
比較④:「天然芝」
よく比較されているように、
天然芝と人工芝を比較する場合には、
天然芝の方が初期コストは安くなり、
人工芝の方がランニングコストは安くなります。
今まで比較してきた中で、天然芝は、
唯一と言っていいほどランニングコストが発生し
メンテナンスにかかる手間や費用が大きいものです。
そのため、長く使うのであれば人工芝の方が
今はずっと安くなっています。
少なくとも5年以上使うなら人工芝の方が安いです。
庭に使われる様々なものと比較検討しましたが、
人工芝が高いというほど高いことはありません。
どのような庭にしたいのか、何と比べるかで、
人工芝は高くも安くもなるのです。
「適材適所」と言いますから、
どこでも人工芝というのではなく、
本当に使うべきところに使ってもらえるのが一番です。