人工芝を手軽に買える場所と言えば思い浮かぶのはホームセンターですよね。

いつでも思い立ったら購入することができますが、
人工芝専門店の人工芝と比べて品質はどうなのかと気になりませんか?

そこで今回はホームセンターの人工芝の中でもコーナンの人工芝に着目して、
コーナンの人工芝は人工芝専門店の人工芝と比べてどうなのかをプロの目で解説をしていきます。

コーナンの人工芝の特徴は?

コーナンの人工芝は、ホームセンターの人工芝の中でも安価なのが特徴です。

そして最小10cmで販売をしているので、お庭一面に敷き詰めるというよりは、
インテリアなどのポイント使いをすることを想定しているようなイメージです。

他のコーナンならではの特徴も以下で挙げていきます。

コーナンオリジナル人工芝『ガーデンターフ』

コーナンオリジナル商品の『ガーデンターフ』という人工芝があります。
ガーデンターフは二種類あるので、商品比較をしていきます。

ガーデンターフガーデンターフ(抗菌防カビ仕様)
芝丈35mm芝丈40mm
表面加工なし抗菌防カビ加工アリ
水はけ良好水はけ良好

抗菌防カビ加工がされている人工芝は通常のものと比べて芝の長さも5mm長く、
機能性も高くなっているようです。

芝部分の素材には『ポリエチレン』『ポリプロピレン』の2種類が使用

『ガーデンターフ』の芝部分は、2種類の素材が使われています。
その他の材料は下記の通りになっています。

芝部分ポリエチレン、ポリプロピレン
ベース部分ポリプロピレン
裏面SRSラテックス

コーナンの人工芝を選ぶメリットは?

では、コーナンの人工芝にはどのようなメリットがあるのかも見ていきましょう。

比較的安価

コーナンの人工芝は人工芝専門店の人工芝と比べて安価な
ホームセンターのシリーズの中でも更に価格帯がお手頃になっています。

特に、表面加工なしの方の『ガーデンターフ』は安価に設定されているので、
余り元手をかけたくないという方には向いています。

ただ、使うのであれば日光が当たらないような室内などの利用がおすすめです。

日光が当たるような場所だとすぐに劣化してしまうでしょう。

ホームセンターの人工芝にしては機能性も優れている

安価で購入できるものと、機能性にもこだわったものの2種類が用意されているので、
購入する方が用途に合わせて選べるところが良いのではないでしょうか。

防カビ抗菌加工は経年劣化を避け、清潔に使いたい場合には欠かせない機能でしょう。
ペットや小さなお子様が使うのであれば、是非つけておきたい機能です。

更に長持ちさせたい場合は、本来なら紫外線に耐えられる加工がされているものがあると安心ですね。

思い立ったらすぐに購入ができる

ホームセンターの人工芝は、店頭に商品が置かれているので、
買いたいと思ったらすぐに買いに行けるところがメリットです。

しかし、その場合施工するのは自分自身となります。

DIYで人工芝を設置することは可能ですが、初めの整地作業など難しい工程もあるので、
自分で設置する自信がある場合に限られるでしょう。

コーナンの人工芝の懸念されるポイントは?

コーナンの人工芝を選んだ場合、長期間使用することを想定した上で
懸念されるポイントを挙げていきたいと思います。

耐用年数の短さ

詳しくは後述しますが、『ガーデンターフ』は耐光年数2年と設定されています。

簡単に言えば2年しか購入時の品質を保てないということになります。

2年という耐用年数は長く快適に人工芝を使い続けていくことを想定したら
少し心許ないのではないでしょうか。

防草シート一体型

この防草シート一体型がコーナンの人工芝の1番の特徴でしょう。

防草シートが一体となっていることで、施工時の負担は減りますが密着している状態となるので、例えばペットが人工芝の上でおしっこをした場合、念入りに洗い流さないと防草シート部分の不織布におしっこが残って異臭の発生原因となるので注意が必要です。

コーナンの人工芝とフィールドマジックの人工芝の違いは?

安価な他社人工芝と比較

コーナンの人工芝と人工芝専門店の人工芝はどう違うのだろうと気になりませんか?

そこで、コーナンの人工芝『ガーデンターフ』と
当社の人工芝の『エクスターフ』を比較していきたいと思います。

クッション性は?

『ガーデンターフ』の芝葉の長さは35mmと40mmで、
ふんわりとした触感にもこだわっているそうです。

具体的な芝密度は分かりませんでした。

参考値ですが、よくある人工芝の芝密度は15,000~17,000/㎡と言われています。
しかし、これでは使っていくうちにすぐ芝葉が寝てしまうことが懸念されます。

そのため、人工芝を選ぶときの基準は、芝密度20,000本以上、表面の芝葉の数は90万本以上の製品を選ぶようにすることを当社は推奨しております。

ちなみに、エクスターフは30mmの長さと柔らかな手触りが特徴で、
1㎡あたり24,150本数の芝葉で構成されているので、かなりの高密度となっていて、へたりにくいです。

敷きやすさは?

『ガーデンターフ』は、防草シート一体型になっていて、
人工芝の裏側に防草シートが貼り付けてある仕様だそうです。

通常は、整地作業の後に防草シートを敷いて、その上から人工芝を
敷くという二段階の作業となります。それが一回で済むため楽だという商品です。

当社の人工芝は、『ドリネージュプロ』仕様のものは防草シートが不要の人工芝です。

裏に防草シートが付いているのではなく、排水方法が従来とは異なるため、人工芝から雑草が生える原因となる排水穴がありません。従来の排水穴がないので防草シートは必要なく、防草シートを敷く手間や費用も必要なくなります。

保証の長さは?

『ガーデンターフ』は耐光年数2年と公式ページに書かれています。

つまり2年以上経つと紫外線などによるダメージで芝葉が折れたりちぎれたり、
破れや破損してしまうということを指しています。

どうでしょうか?

2年ごとに人工芝を張り替えるのは大変だと思いませんか?

当社の人工芝は全て10年間の保証がついています。

万一、当社の人工芝を使っていて、10年経過する前に破れ、ちぎれなどの破損のトラブルが起きた場合は、無償で補修もしくは交換を行っているので安心です。

ホームセンターの人工芝の品質は?

そもそもホームセンターの人工芝の品質はどうなのだろうというところも見ていきましょう。

こちらはコーナンの人工芝に限定した話ではなく、
ホームセンターで売られている人工芝全般をまとめた内容となります。

芝葉が固いものが多い

ホームセンターの人工芝は材質が固くしなりが弱いような感じです。

また、芝葉の切り口も切りっぱなしになっていてチクチクしてしまうものが多いです。

その点、高級人工芝はV字型、U字型など切りっぱなしではなく、
断面に触れても痛くないよう工夫がされています。

すぐに芝葉がぺちゃんこになってしまうものが多い

先ほどもお話ししたように、ホームセンターの人工芝は芝密度が低い(芝葉の量が少ない)ので、施工してもすぐにぺちゃんこになってしまうものが多くなっています。

それどころか、購入時から芝葉が潰れていて、そのまま立ち上がらない製品もあるほどです。
これらは、芝密度が低いことで互いに支え合うことができずに起きてしまう現象です。

プラスチッキーでテカテカ

ホームセンターの人工芝は、人工物とパッと見で分かるぐらい不自然にテカっていることが多いです。

なぜそうなるのかというと、ホームセンターの人工芝は、
つや消しや表面のマット加工がしていないからテカテカしてしまいます。

遠目に見ると庭が水面のように光って見える物も多いです。

一方、高級人工芝はつや消し加工が基本的に施されているので自然な見た目になりますよ。

耐久年数がそれなり

ホームセンターの人工芝は、価格なりの耐久年数と思って頂いていいです。
コーナンの『ガーデンターフ』は耐光年数2年と明記されていました。

ハッキリ書かれているだけ心積もりができて親切かもしれません。

他のホームセンターの人工芝だと、3年でダメになるものもあれば5年程使えるものもあります。
それでも10年以上使えるような人工芝はありません。

買い替え需要が必要なので、耐久性があるものを選んだ方がいいのではないでしょうか。

長く愛用したいなら人工芝専門店の方がおすすめ

人工芝比較

長く人工芝を快適に使うのであれば、やはりホームセンターの人工芝ではなく、
人工芝専門店のものを選んだ方が安心です。

人工芝専門店なら高品質

人工芝専門店の人工芝を選ぶと、その分機能性に優れているものが多くなります。

当社で言えば、抗菌防臭機能、Uシェイプ加工、低反射加工、静電気防止加工などが施されています。
機能性に優れていた方が、快適に使えますし、劣化も防げて長く使うことが可能になります。

保証期間が長い

人工芝自体の品質がいいので、人工芝専門店の人工芝は保証期間が長いものが多いです。

当社の人工芝の場合は、10年保証となっています。

保証期間が長いということは、その期間は愛用できる前提で商品が作られているということになりますよね。つまり、それだけ安心して使える高品質のものということの裏付けとなります。

芝密度が高いからふかふかが長く続く

人工芝を選ぶときの目安は、芝密度20,000本以上とお伝え致しました。
この芝密度をクリアしているホームセンターの人工芝はないのではと思います。

一方、人工芝専門店の人工芝はこの数字をクリアしてくるものも多いです。

芝密度が高いということはその分だけ、感触もふかふかになり、
長くふかふかの状態が保てるということです。

そのため、芝密度は妥協せずにこだわっていきたいところとなります。

人工芝を敷いて快適なお庭生活を送ろう!

コーナンの人工芝と、人工芝専門の人工芝との違いが見えてきましたか?

せっかく人工芝を施工するなら少しでも長く快適に使っていきたいところだと思います。

室内などのポイント使いでコーナンの人工芝を活用するのはアリだと思いますが、日光の当たるお庭一面に施工するとなると、2年ごとの張り替えが想定されるので負担が大きくなってしまうのではないかと考えます。

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