コメリで人工芝を購入する際の注意
コメリなどホームセンターでも人工芝は売られており、
オリジナル商品からメーカー商品まで、
比較的購入しやすい価格ラインの商品が並んでいます。
こうした中で注意したいポイントのひとつが「水はけ」です。
人工芝の中には、水はけが悪いものもあります。
芝葉の短いものでは、水はけの悪いものが多くなります。
まず基布そのものがどの程度水を通す作りかに依存し、
それに加えて加工によって水を通すための孔があるのか、
それで透水性は大きく変わってきます。
芝葉が短いものほど、基布に孔を空けると目立ちやすく、
そのために水はけの悪いものが多くなるのです。
水はけの良い人工芝であればどこでも使えますが、
水はけの悪い人工芝だと、用途が限られてきます。
水はけの悪い人工芝をコンクリートなどの
透水性のゼロに近い下地の上に設置すると、
雨などで塗れた際には水を含んでなかなか乾かず、
また長時間の水に触れ続けることで人工芝も悪くなります。
そのため、土などのある程度の透水性のある場所でしか、
使うことは難しくなるでしょう。
その場合は雑草対策なども考えないといけなくなります。
人工芝を使うと直接的に日光が土に当たらないため、
雑草などは生育しにくくなるものですが、
それでも生えてこないとは言えないのが雑草です。
雑草が生えてくると芝のマットが浮かされてしまい、
継ぎ目ができたりしてそこから雑草が生えたり、
また芝のジョイントが乱れて品質が悪くなります。
防草シートの上にするなど対策が必要ですが、
基本的に防草シートを敷くと水はけは低下するため、
人工芝そのものの水はけがわるい場合は注意が必要です。
トラブルを回避するには、最初から水はけの良い、
品質の高い、人工芝を選ぶことが一番です。
もちろん、雑草が生えるような環境なら、
防草シートなどは使う必要がありますが、
水はけが悪いことによって生じるトラブルがなくなります。
コメリなどホームセンターでは高品質な人工芝は、
店舗によっては置いていないかもしれません。
ただし、水はけを考える必要がない室内用なら、
必要品質で良いので、十分対応できるはずです。
人工芝は用途と性能をよく考えて選びましょう。
特に種類の多いホームセンターでは要注意です。