一口に人工芝といっても実は様々な種類があります。
たとえば競技場や練習場といったスポーツの場で
使われる人工芝には、ロングパイルとショート
パイルがあります。
ロングパイルは文字通りパイル(草の部分)が
長いタイプの人工芝で、クッション性を高めるために
草の間にゴムチップなどが敷き詰められています。
ショートパイルは、草の部分が短く軽いので、
巻き取ることができるものもあります。
一般的に使われる人工芝も千差万別で、
プラスチックでできた硬いものや
ナイロンでできたリアル人工芝もあります。
毛足の長さ色合い、厚みや水はけも様々です。
選択肢が多く迷うかもしれません。
さらに人工芝を選ぶ際に避けて通れないのが、
ジョイント式とロール式のどちらにするか
という悩みです。
前者のジョイント式は、小さめの人工芝パネルを
ジョイントと呼ばれる部品でくっつけることで
敷き詰めていきます。
後者のロール式は、5mや10mといった長い巾で
販売されているため、絨毯のようにロール状に
なったものを広げて施工します。
2枚をつなぎ合わせるときは、U字の釘や
テープを使用します。
迷われている方のために、
ジョイント式とロール式のいい点と
悪い点を整理してみましょう。
<ジョイント式>
○価格が安い(1枚100円以下からある)
○施工が簡単(狭い範囲なら自分でできる)
○気になる部分だけ取り外して掃除、取り換えができる
×地面の凹凸に対応しにくい
×区切りが多くリアルで自然な風合いは出しにくい
<ロール式>
○リアルで自然な仕上がりが期待できる
○施工する場所の形に合わせて対応できる
×気軽に交換しにくい
×金額が高くなる(狭い範囲ならそれほど変わらない)
×自分で施工するのが難しい場合がある
人工芝を敷きたい場所や予算、自分で施工できるか否か、
また見た目にどれほどこだわるかによってジョイント式
が適当か、ロール式がおすすめか変わります。
見た目にこだわる場合は、つなぎ目が少なく、質感も
リアルなロール式のリアル人工芝がおすすめです。