漠然と、人工芝の耐久性は何年持つのだろう?
と考えても、簡単に答えは出ません。
調べてみると、国税庁では、減価償却の際に参照する目的で、
人工芝の耐用年数をHPに記載しています。
それによると、「野球場、運動場等に設置する人工芝」の場合は、
ターフ(芝)の部分と、アンダーパッドの部分の耐用年数は、
10年、ということになっています。
これはあくまでも減価償却資産としての耐用年数を
表しているもので、人工芝を、「構造物の合成樹脂製造のもの」
に分類した結果だそうです。
つまりリアル人工芝の寿命は10年、
と約束されたわけではないようです。
では、実際に人工芝を張った場合、
次回張替までの期間、つまり寿命がどれくらいに
なるのでしょうか。
ホームセンター等で安価に購入できる人工芝の場合、
長い寿命は期待できず、1〜2年と
いわれることもあります。
リアル人工芝の価格は、
当然見た目のリアルさも反映されていますが、
それに加えて、耐用年数も表していると考えて
差し支えないと思います。
やはり、安いものはそれだけ寿命が短いことも
多いようです。
逆に高価なものであれば、最低でも7〜8年、長ければ
10年以上は大丈夫でしょうか。
長持ちするに越したことはないので、
ある程度耐用年数のあるものを購入することを
お勧めします。
さて、人工芝の耐用年数が過ぎ、「そろそろ寿命?」
と思われる場合、張り替えの必要が出てきます。
自身で簡単に施工できるような場所であれば、
人工芝の代金のみで乗り越えることができますが、
施工のたびにお金がかかるような広い場所や複雑な
場所に人工芝を敷く際は、少しでも耐用年数の長い
タイプのリアル人工芝を選ぶと、
施工コストを抑えることができます。
天然芝と同じかそれ以上のメリットを持つ人工芝ですが、
施工業者、使うリアル人工芝の種類によって、
施工価格が大きく変わってきます。
日ごろの手入れを最小限に、きれいな庭を保てる
リアル人工芝を施工する際は、ぜひ複数社お見積もりを
することをおすすめします。