人工芝と砂利の特徴の違い

庭を彩るためのアイテムはたくさんありますが、
多く使われているのが人工芝と砂利です。

この両者の特徴と違いについて考えてみましょう。

砂利と芝

人工芝と砂利の最大の違いは硬さです。

当然ながら砂利は小石ですので硬いですが、
ロングパイルの人工芝は本物の芝生のように柔らかく、
柔らかいクッション性を楽しむことができます。

このため、庭の上で動き回ったりするようなら、
人工芝の方が良いことになります。

しかし、一方で人工芝の場合は重い物を置いたりすると、
芝葉が倒れてしまってクッション性も低下します。

重い物を置いた時に強いのはやはり砂利になります。

庭に設置する際に水はけも気になるところです。

最近の人工芝は水はけが良くなっているとはいえ、
やはり砂利にはかないません。

砂利は自然と隙間が多くできますので、
隙間を塗って排水をすることができます。

ただし、隙間があるということは、
それだけゴミなどがたまりやすくもあり、
また知らない間に土や種子が入り込んでいて、
雑草が生えてくるリスクもあります。

雑草が生え出てくるリスクについては、
人工芝の方が少ないと言えます。

 

人工芝も砂利も日光の影響を受けます。

人工芝は、質の良いものになれば、
反射もしにくく、温度も上がりにくい加工がされますが、
砂利の場合は素材のまま反射し、温度も上がります。

人工芝と比べて砂利は日光による劣化が少ないです。

人工芝施工前の整地

設置の際のコストは、圧倒的に砂利が有利です。

費用もずっと砂利が安くなりますし、
また砂利なら基本的にどんなところにも設置可能です。

人工芝はコストが高くなり、
設置の際にきれいに整地をしないと、
見た目も悪く傷みやすくなってしまいます。

 

人工芝と砂利にはこのような違いがあります。

どちらが良いということではなく、
こういった特徴をわかって使い分けることが大切です。

人工芝と砂利は相性が良く、うまく使い分けると、
自然の雰囲気を庭に持ち込むことができます。

単体で使うよりも、うまく調和させることが、
素敵なお庭づくりのポイントです。