人工芝の庭はリアルに見える?
一昔前の人工芝というものは、
緑色のマットのようなものでしかなく、
あまり芝らしくは見えないものでした。
その印象をずっと持ち続けている人も多いですが、
今の人工芝はリアル人工芝と言われるものが多く、
名前の通りリアルに芝を再現しています。
そのリアル人工芝を使った庭は、
どのくらいリアルに見えるものでしょうか。
結論を言えば、本物さながらと言っていいと思います。
特に、一定以上の価格のリアル人工芝は、
近くで芝葉を見ない限りは見分けるのは難しいでしょう。
ただ、工業製品であるがゆえに、
その整然と整った雰囲気によって、
一般的な芝生のようには見えないのかもしれません。
しかし、ある程度しっかり管理された芝生と比べるなら、
きっと遜色ない雰囲気に見せてくれることでしょう。
それだけ今のリアル人工芝はリアルなのです。
リアル人工芝がリアルに見えるのは、
まず芝葉の改善が行われたからです。
ポリエチレンなどのプラスチック素材を芝葉に見立て、
高密度で基布に縫い付けることで芝を再現しています。
しかも、この芝葉の色も緑一色だけでなく、
黄色や黄緑、茶色などを上手く織り交ぜながら、
できるだけ自然な形に見えるようにし、
かつ不自然な光の反射を調整するようにしています。
さらに、芝葉の形状も工夫されていて、
短冊のような不自然な葉の形ではなく、
VやUの形になっているものが多くなっています。
これは自然の葉の形状に近づけると共に、
芝葉の耐久性を生み出す役割を果たしています。
こうした芝葉の改善によって、
リアル人工芝は天然芝に近いリアルさを出しているのです。
リアル人工芝は、その踏み心地も芝生のようであり、
かつ耐久性は天然芝を上回ります。
どこにでも設置できる利便性や、
コーティングによる防虫・防菌加工など、
様々なメリットが付加されたものもあります。
人工芝の庭が増えているのは、
人工芝を使っても自慢できるような素敵な庭が、
十分にできると評価されているからに他なりません。
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