ペットにとっての人工芝と天然芝

芝と猫

自宅でペットのために庭やベランダに芝を入れようと思うと、
天然芝にするか人工芝にするかで悩むことになります。

昔なら天然芝が良いと言われていましたが、
今選ぶのなら断然人工芝が良いです。

 

天然芝が良いと言われていた頃というのは、
まだ人工芝を作る技術が未熟な時期であり、
作った人工芝が硬くてペットが不快に感じたり、
また臭いや水はけなどの対策が進んでおらず、
そのためにトラブルが多かったからです。

また、動物は自然が好きというステレオタイプな考えもあり、
天然芝ならもし食べてしまっても問題ないという、
そういう考え方があったからです。

しかし、今の人工芝はその時期とはまるで違います。

メンテナンスの手間がほとんどかからず、
また耐久性についても数年から10年程度は長持ちし、
そして様々な加工技術の進歩によって、
抗菌・防臭加工も容易になり、芝葉も本物さながらの
クッション性を持っていて、かつ一年中芝が持続します。

ペットが食べてしまうことも心配されますが、
芝葉に使われているプラスチックは耐久性が高く、
大量に食べない限りは害になることはありません。

家でペットを飼っている人なら、
犬や猫が誤っていろんなものを食べたとしても、
うまく体内で処理したり吐き出したりしているのを、
多く見ていると思います。

本当に害になるような有害なものを使っているのは、
価格の安い粗悪品であり、専門業者が提供する
品質の良い人工芝ではリスクになるものは使いません。

 

人工芝幼稚園

 

ペットにとって自然なものが良いとは言いますが、
実際には人工芝でもペットたちは喜んで活動します。

自然が好まれるのはあくまで食料の問題が大きく、
安全かつ居心地も良い環境が与えられ、
食事の面でも問題がないと感じるなら、
ペットたちは喜んで人工芝にも満足するのです。

もちろん、時には自然に触れさせることも必要ですが、
今のペットたちはそこまで自然に固執しません。

そうでなければ野良犬や野良猫は、
みんな山などに帰っていくでしょう。

 

芝で寝る犬

 

ペットにとって本当に良い環境を与えたいなら、
季節変化が少なく、ペットにも居心地の良い人工芝です。

芝葉の長さが30cm以上のものであれば、
クッション性にも満足できるでしょうし、
また抗菌コーティングがされているものであれば、
ニオイなどのトラブルが生じることも少なくなります。

また、土が不要なため、ベランダでも室内でも使えます。

今のトレンドとしては、メリットの多い人工芝を活用して、
ペットに住みよい環境を与えるのが主流なのです。