ガーデン工事でコストがかかるのはどっち?
弊社に訪れるお客様の中でも時折聞かれるのが、
「新築時とリフォーム時のガーデン工事って、
どちらがコストがかかるんですか?」
ということです。
一見すると、どちらもコストが変わらない、
あるいは新築のほうがゼロから作っていくわけですから、
そちらのほうが高くなるように思えますが、
実は「リフォーム時」のほうが割高になるのです。
これを聞いて、
「えっ、ウソでしょう?」
「新築のほうが高そうに思えるじゃないですか!」
と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実はこれ、すべて本当の話なんです。
リフォーム時のほうが高くなる最大の理由は、
ただ一つ。
「既存の樹木や庭、構造物の解体・撤去費用がかかるから」。
これが原因なのです。
当然ですが、樹木や石も撤去費用がかかってきます。
樹木は少量であれば、可燃ごみとして扱われ、
個人で廃棄することも可能ですが、
最近は個人のごみも有料化の傾向にあり、
「まったくコストがかからない」とは言い切れなくなってきました。
また、移植についても、
移動費や養生費などの余計なコストがかかってきますし、
移植した後の樹木の生存率だって、決して高いとは
いえないのが現状です。
そこで、樹木や石は、残せるものはできるだけ残してみるのも
一つの方法といえます。
たとえば、樹木のあるスペースにウッドデッキをつくる場合、
デッキをくり抜いてしまうとよいでしょう。
また、庭石も撤去したらその分の費用がかかってくるので、
再利用するのも手です。
さらに庭づくりでは、自宅にある古い構造物を
再利用するのが賢明です。
ガーデンリフォーム工事では、
既存物を再利用することにより、解体撤去費用や
産業廃棄物の処分代を抑え、工事全体のコストを
下げることができるのです。
このように創意工夫をしていけば、
元のものとはまったく違うものに生まれ変わらせることが
できるのです。
なるべく古く良き時代の姿を壊さず、あるいは撤去せずにすることで、
新しい時代の変化に利用できるようにすることも、
賢いガーデンリフォーム工事における知恵といえるのかもしれません。