ケーヨーデイツーの人工芝の品質は?

統計

ケーヨーデイツーという大手ホームセンターが
関東方面にはあるのですが、オリジナル人工芝も扱ってます。

基本的に様々な商品を扱うホームセンターですので、
あえて自社生産を行うのは、いわゆる「売れ筋」ライン。

その売れ筋を見ればニーズもつかめるものですが、
人工芝を取り扱うプロとしては心配な面もあります。

 

ケーヨーデイツーの人工芝については、
商品情報がネットショップなどでも大雑把で、
とても評価をあれこれするのは難しいです。

ただし、限られた情報からでも見る人が見ればわかるし、
また商品価格などは人工芝では如実に品質を表します。

1平米あたりが1,780円で販売されていますが、
これがホームセンターの「売れ筋」価格です。
これはどのホームセンターでもほぼ共通です。

こうした人工芝というのは、品質で言えば、
松・竹・梅で言うなら「梅」ランクの人工芝です。

芝に見えるということが第一であり、
機能性にまで十分な配慮がされてはいません。

そのため、ある程度の期間でヘタリが生じますし、
また見た目などにも細かい配慮がありません。

主には室内のインテリア利用や、
ベランダなどの負荷の少ない環境向けだと言えます。

ベランダ

人工芝は工業製品で大量生産が可能であり、
大量に作ればそれなりにコストメリットが出ます。
それは100均でも販売されていることからもわかります。

しかし、価格帯が大きく違うものがあるのは、
大量生産だけでは超えられない壁があるからです。

素材の品質であったり、また色違いの草を混ぜる、
芝葉の密度を高める、様々な機能性コーティングを施す。

こういったことはコスト無しにはできません。

そのため、人工芝に関して言わせてもらえれば、
極端に安い人工芝では何かが犠牲になっています。

そのため、用途が限られてしまったり、
使い始めたのは良いとしてもすぐにダメになります。

特にプラスチックで作られている人工芝にとって、
外の環境はかなりの耐久性が要求されます。

庭に人工芝を使うなら良いものを使わないと、
洗濯ばさみがすぐにパキパキ割れてしまうように、
すぐにダメになるので気を付けましょう。

芝で遊ぶ子供

人工芝の品質を考える上で、価格は大事な指標です。

長持ちし、屋外環境でも耐えうるものになると、
どんなに安くても1平米あたり3000円以上です。

その上で様々な機能がついている高品質品は、
1平米あたりが5000円前後、それ以上のものも多いです。

ホームセンターの売れ筋はライトユーザー向けです。

マンションベランダなどの短期使用ならまだしも、
庭で数年使いたいなら避けるべき選択肢なのです。

都心はマンションも多いので良いかもしれませんが、
少し郊外で庭に敷きたい場合は要検討です。