人工芝の不良品はどんなもの?
人工芝の不良品はどんなもの?
人工芝を取り扱っているお店では、
不良品についての返品などの項目があるものです。
しかし、人工芝の不良品というのは、
ほとんどの場合は判別ができないのではないかと思います。
この原因について考えてみましょう。
まず、人工芝の不良品で明確なものがあるとしたら、
それは穴が開いていたり、破れていたり、
色や商品が全然違うといったケースです。
こういう場合には即、不良品確定です。
何の問題もありません。
しかし、困ってしまうのは、一度施工した後です。
この場合には、人工芝にもし不良があったとしても、
施工の問題とされてしまう可能性も高いのです。
たとえば、人工芝がすぐに傷んだりするなら、
利用者としては不良品を疑ってしまいます。
ですが、販売側としては施工の問題にしたり、
使っている場所の問題にして処理してしまうのです。
実際、施工が悪いとすぐに傷んでダメになりますし、
屋外向きではない人工芝を屋外に設置すると、
すぐに傷んでダメになることはよくあります。
消費者は、人工芝に関する知識がないために
泣き寝入りしてしまうことも多いのです。
個人的には業者に依頼をするメリットのひとつに、
こうした不良品の判別があると考えています。
正しく施工をしても問題が生じるなら、
人工芝そのものの問題と言えますし、
業者であれば多くの人工芝を扱っている分、
何かおかしいところに気づく可能性は高まります。
ちょっと難しいのが、使い方による不良感です。
実際には不良品ということではないのですが、
使い方によって不良品のように見えるものです。
人工芝を敷いてみたら芝葉が寝てしまっていて、
あまりきれいに見えないという場合や、
土などで目詰まりを起こしてしまっていて、
排水が上手くいかないような場合です。
ロールしていた人工芝なら芝葉が寝るのは
当然のことで、これは起こしてあげてこそ、
本来は作業を完了したと言えるのですが、
知らないと自然に立つと期待することもあります。
きちんと整地ができてない場合や、
また環境上、土やホコリが多く入ってくる場合、
目詰まりも起こしやすくなります。
こうしたものは初期不良には該当しませんので、
分別をする必要があります。
人工芝の設置はそれなりの時間がかかり、
また不良品の発見や分別も簡単ではありません。
専門業者なら経験とカンで、怪しいところがわかっても、
素人はそうそう見つけるのは難しいもので、
「そんなものなのか」と思うかもしれません。
不良品で失敗したくないと思うなら、
プロの業者と、プロが認める人工芝を使うのが良いでしょう。