人工芝の強風対策
夏場になると地域によって台風などが来る場合もあり、
強風のために人工芝がめくれてしまうこともあります。
人工芝の強風対策としてはどのようなものが考えられるでしょうか。
まず、大前提として、人工芝がしっかり施工されていること。
これ無しには、どんな対策も無意味と言って良いでしょう。
斜面などに人工芝を設置している時には、
多少の隙間があったりすると、そこに風が入り込み、
人工芝や防草シートなどを持ち上げてしまうことは
十分に考えられます。
継ぎ目が多い、隙間や浮きがあるようなケースでは、
対策をいかに施しても、めくれが徐々に広がっていくため、
かなり対処が難しくなってしまいます。
そのため、まずは最初の施工をしっかりすることが必要です。
人工芝における強風対策は、
いかに人工芝を地面に固定するかを考えます。
わかりやすいのは、打ち付けるピンを増やしたり、
接着材や専用の両面テープなどで固定する方法です。
また、絶対安心とは言えませんが、
砂などの充填剤で重量を増やすことによって、
人工芝のめくれ上がりを阻止する方法もあります。
人工芝の上にエクステリアなどの重量物を置き、
その重量によってめくれたり飛ぶのを防ぐことも可能です。
ただし、強風だけならこうした対策でも良いのですが、
台風のように雨がプラスされた場合には、
設置している地面そのものにも影響がありますので、
これらの対策でも十分とは言えない場合もあります。
人工芝の強風対策として有効な方法のひとつに、
最初に重量のある人工芝を使うことがあります。
重量のある人工芝というと一見イマイチに聞こえますが、
人工芝の重量は布の材質や芝葉の数でほぼ決まります。
基本的に重量のある人工芝ほど価格も高く、品質も良いのです。
そして、ロールタイプの人工芝なら継ぎ目も少なくなり、
1枚あたりの重量も大きくなるため、めくれるリスクも減ります。
そのため、強風にさらされることの多い地域であれば、
ロールタイプでしっかりした品質の人工芝を選んだほうが、
メンテンナンスなどの手間も少なくなるでしょう。