庭の人工芝が劣化しやすい理由
庭やベランダなど屋外で使っている人工芝は、
良いものを使わないとすぐに劣化してしまいます。
人工芝が置かれる場所や環境によって、
人工芝にかかる負担は違ってきます。
庭やベランダ、屋上であれば、日光を浴びたり、
雨風にさらされたり、温度変化にもさらされます。
看板などが色あせているのを見ることがありますが、
あれは日光の影響によってプラスチックや塗料を劣化させ、
そのために見た目に悪影響が生じているのです。
プラスチック製の洗濯バサミなどが、
使おうとしたらパキっと折れてしまうことがありますが、
あれもやはり日光などによるプラスチックの劣化です。
人工芝も基本的にプラスチック素材で作られていますので、
その材質や加工によって、寿命が全然違ってくるのです。
基本的に安い人工芝というのは、こうしたことを考慮せず、
「芝っぽさ」だけに焦点を置いて作られています。
そのため、場合によっては1年も持たないことがあります。
人工芝の耐久性は極端に言えば価格で決まります。
価格が高いものは、それだけ高性能な商品です。
専門業者が利用する人工芝であれば、
1平方メートルあたり3000~4000円を下回ることは、
ほとんどありません。
逆にそれ以下の価格の人工芝というのは、
何かの機能性において不安がある人工芝です。
庭などの屋外への設置はちょっと心配です。
また、庭の人工芝は、踏みつけられたり、
埃が詰まったり、雑草や虫などによるダメージもあり、
想像以上に厳しい環境にあります。
隙間があるとそこに水や空気がたまって、
細菌が増えてニオイを出したり、
また芝や基布を傷める原因になることもあります。
芝そのものの性能だけではなく、
施工時にしっかりと施工することもまた、
人工芝の劣化を防ぐために重要なポイントとなります。
人工芝はどれも同じではありません。
庭やベランダなど屋外で使う人工芝ほど、
よい品質のものを選ぶように注意してください。
迂闊に安価なものを選んでしまうと、
その品質にすぐにガッカリすることになります。