梅雨時の人工芝はカビるの?
少しずつ暖かいという時期から暑いに変わりつつありますが、
もう少し経つと梅雨がやってきます。
梅雨時に人工芝がカビるのを心配する人も多いです。
人工芝にカビがついてしまう理由のひとつに、
人工芝そのものの水はけが悪いことがあります。
カビは高温多湿の環境の中で増殖しますが、
高温は季節上仕方無いとして、多湿が梅雨時の大きな問題です。
最近の人工芝ではそういうことは少なくなってきていますが、
粗悪な人工芝では水はけのことは実は考えられていません。
室内用、インテリア用品として販売されているものは、
たいてい安価ですが水はけに配慮されていないため、
屋外で使うのは避けた方が良いでしょう。
屋外での雨天の日も想定して作られているものは、
一定間隔で排水用の穴が開いています。
サンプルがあるようなら、一度水を通して見ると良いでしょう。
また、どんなに人工芝の排水力が高くとも、
人工芝の下で水はけが悪いと水はたまり、
カビも発生しやすくなります。
人工芝の下の土が水をキープしやすい土であれば、
どうしても芝の下が常時湿っている状態になりますし、
また水を流すよりも保とうとするため人工芝からの
排水を受け付けてくれなくなります。
コンクリートの場合も同様で、人工芝が水を流したくても、
人工芝が出した水を処理できなければ、
水が溜まってしまうようになります。
もしも人工芝の上に水がたまるようなら、
余裕があればほうきやデッキブラシ、水切りワイパーなどで、
人工芝の上から早めに水を排除した方が良いでしょう。
梅雨時は晴れの日も少ないため機会が得にくいですが、
晴れた日にしっかり日光に当てることでカビは防げます。
しかし、その時に水気が残っていると効果が薄くなるため、
できるだけ晴れの日は水気の確認と処理をした方がベターです。
梅雨時は人工芝にとってはちょっと困った時期で、
設置にも管理にもどうしても気を遣うしかありません。
カビると見た目も衛生面も問題が出てしまいますので、
できるだけ抗菌加工がされている人工芝を選ぶことや、
手間ではありますがマメに管理してあげることが大切です。