良い人工芝は裏面を見ればわかる
プロが人工芝を見る際のポイントをひとつ挙げるなら、
「人工芝の裏面を見る」ということでしょうか。
人工芝を選ぶとき、多くの人は芝葉のついている部分を
じっくり見て、触ってその品質について考えると思います。
しかし、人工芝の品質についての情報が多いのは、
実は表面よりも裏面なのです。
たとえば、芝葉の縫い込み(ステッチ)の数を見ると、
人工芝の品質の違いは歴然としています。
どのくらいの密度で芝葉が縫い込まれているかで、
人工芝表面の耐久性は大きく変わってきますし、
クッション性もまるで違ってきます。
裏面のステッチひとつから芝葉を抜いてみると、
その時の本数もまた人工芝によってまるで違います。
芝葉は多ければ多いほど表面では芝葉の密度が高く、
そしてクッション性や耐久性にも優れたものになります。
また、裏面がどのようにコーティングされているかも重要です。
百円均一の人工芝のようなとにかく安い商品では、
人工芝の裏面はほとんどコーティング無しに近いです。
裏面をコーティングすることによって芝葉を抜けにくく、
また基布そのものの耐久性を高めているのですが、
そのコーティングが無いなら、耐久性は期待できません。
ある程度の質まではSBRラテックスによるコーティングですが、
本当に質の良いものはポリウレタンによるコーティングをします。
原材料にこれらの名前が明示されていれば安心ですが、
素人でもポリウレタンは光沢がありますので見てすぐわかります。
逆にコーティングはあっても光沢がないのであれば、
まあまあの質の人工芝だと思って良いでしょう。
こうした情報が裏面にはたくさん詰まっていますので、
ぜひ人工芝をチェックする際は裏を見るようにしてくださいね。
当店でも人工芝のサンプルを配布していますが、
ぜひ裏面にご注目くださり、他の商品と比較してみてください。
デキル男も人工芝も、背中で語るものなのです。