人工芝の手触りと選び方
人工芝の手触りと選び方
人工芝を選ぶ際に、手触りを気にする人は多いはずです。
しかし、手触りというのはどのように考えて、
どのように判断するべきかわからないと、
失敗する原因になります。
人工芝の手触りと選び方について考えてみましょう。
多くの人は人工芝は柔らかい方がよいと言います。
実際、その柔らかさやクッション性を求めて
人工芝の導入を考える人は多いのですが、
ここで注意しなくてはならないのが密度です。
芝葉の密度が低いと、人工芝は柔らかく感じます。
ちょっとたとえは良くないかもしれませんが、
髪の毛が薄い人というのは、髪の毛だけを触れば、
髪がやわらかいものなのです。
逆に剛毛と言われるほど髪が多く硬い人は、
髪を触っても多少チクチクします。
それが伸びていってある程度眠ると、
痛くなくなってきて、
また髪の厚みでクッション性が出てきます。
人工芝も同じです。
芝葉の密度が低いものは、芝葉そのものが柔らかく、
それでいて全体のクッションはあまりありません。
密度が高いものは、芝葉はしっかりしていて、
しかし適度に柔らかく作られており、
かつ芝葉の厚みがクッション性を生み出しています。
安い人工芝は密度が低いものが多く、
芝葉の柔らかさでクッション性を出していますが、
芝葉が柔らかいものは耐久性も低くなりますし、
密度の低さから抜け落ちるとハゲになっていきます。
良い人工芝ほど、芝葉の表面は柔らかく、
それでいて表面から基布に向かって指を入れると、
芝葉の層によって強い抵抗を感じるものなのです。
密度の低い人工芝では、抵抗なくすんなりと
指が基布に到達することでしょう。
こういった違いがわかっていないと、
表面の手触りだけで人工芝を決定してしまい、
後で後悔することになりかねません。
ちょっと細かい知識なのかもしれませんが、
お店やサンプルで人工芝を選ぶ際の
参考にしていただければ幸いです。