人工芝のおすすめの長さって?芝の長さの違いとメリット・デメリットを解説

人工芝にはいくつかの種類がありますが、その違いの1つに芝葉の長さがあります。量販店に並んでいる人工芝だけを見ても、様々な芝葉の長さの人工芝が並んでいますよね。どの長さの人工芝を選べばいいのか悩んでしまう人も多いでしょう。
そこで今回は、芝葉の長さの違いとそれぞれのメリット・デメリットを解説するとともに、用途別のおすすめの長さについてご紹介していきます。ぜひ人工芝選びの参考にしてみてくださいね。
人工芝の芝の長さの違い

人工芝の芝の長さには、大きく分けて以下の2つの種類があります。
- ロングパイル
- ショートパイル
芝の長さによってクッション性や値段などの違いがあります。それぞれの芝の長さについてご説明していきます。
ロングパイルの特徴
ロングパイルとは、その名の通り長い芝葉の人工芝を指します。どれくらいの長さからロングパイルと呼ぶかは明確な決まりはありませんが、大体40㎜を境に分けられることが多いです。ロングパイルの人工芝の中には70㎜の芝高のものもありますが、ロングパイルの多くは充填剤を使用して使うスポーツ用人工芝です。
ロングパイルのメリット
ロングパイルのメリットは、クッション性の高さです。芝密度の高い人工芝に限りますが、芝高が高いほどクッション性は増します。(芝密度の高い人工芝とは一般的にDensity20,000以上が必要です。)クッション性が高いということは、転倒した場合のケガのリスクが下がります。
ロングパイルのデメリット
ロングパイルのデメリットは、芝葉が長いがゆえに芝葉が倒れやすい点です。芝葉が倒れるのを防ぐために充填剤を使用することが多いです。また、芝葉の隙間にゴミや落ち葉が絡まりやすいので、管理や掃除が必要になる場合があるのもデメリットと言えます。
あまりにも長い芝葉は足に引っかかる可能性もあるため、一般家庭には向かず、特に高齢者や小さなお子さんのいるご家庭には不向きです。また、芝葉が長いロングパイルの人工芝は、ショートパイルに比べて単純に材料費がかかり、価格が高くなりやすい傾向にあります。
ショートパイルの特徴
ショートパイルはロングパイルとは逆に、40㎜未満の短い芝高の人工芝のことを指します。具体的には15㎜~40㎜までの芝高のものをショートパイルの人工芝と呼びます。
ショートパイルのメリット
ショートパイルの人工芝はロングパイルに比べ熱がこもりにくく、夏でも比較的快適に使えるのがメリットです。また、価格もロングパイルよりは手頃なものが多いです。ショートパイルの人工芝の中でも30~35㎜あたりの芝高のものは、柔らかさや弾力が適度で、一般的に使い勝手の良い長さだと言われています。
ショートパイルのデメリット
ショートパイルの人工芝は、芝葉が短いほどクッション性が低くなります。そのため、地面の硬さが直に足に伝わってしまうというデメリットがあります。
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【用途別】人工芝のおすすめの長さって?
人工芝は、芝葉の長さによって向き不向きや適切な用途があります。ここからは、用途別に人工芝のおすすめの長さについてご説明していきます。
家庭用(景観用)人工芝のおすすめの長さ

一般的に家庭用と呼ばれる景観用の人工芝の芝高は、30mm~35mmのものが多いです。見た目のナチュラルさと、引っかかりにくさやクッション性などの機能性のバランスが良いためです。
スポーツ用人工芝のおすすめの長さ
サッカーやフットサルコートなどには、50㎜以上の芝高の人工芝が使われていることが多いです。ロングパイルの人工芝はクッション性が高く、ケガのリスクが下がるためです。スポーツ用として使われるロングパイルの芝は、クッション性や耐久性、強度を高めるために芝の根元にゴムチップや砂などの充填剤が使われます。ただ、激しい摩擦を伴うスポーツシーンで充填剤の粉塵は、吸い込む危険性もあり不安と感じる方もいるでしょう。
弊社の『グランターフPro』は充填剤不使用のスポーツ用人工芝です。40㎜とやや短めの芝高ですが、充填剤を使用しなくても十分なクッション性を保てる芝密度の高さと、強度・耐久性ともに高い品質で作っております。「50㎜以上の芝高がなくても大丈夫なの?」と不安になる方がいるかもしれませんが心配はいりません。お子さんのスポーツにも安心してお使いいただけるグランターフProについては、以下で詳しく解説しています。
スポーツの中でも、パターゴルフやテニスコートで使われるのは15㎜~20㎜といったショートパイルの人工芝です。これは刈りたての天然芝のような長さで、見た目もかなりスッキリとしています。ボールの跳ねや進行を妨げないために、非常に短い芝高の人工芝が使われます。
一言でスポーツと言っても、スポーツの内容によって必要な機能も変わりますね。
ペット用人工芝のおすすめの長さ

ドッグランに使用されている人工芝の芝高は40㎜のものが多いです。高い運動量を確保し、ペットの足腰にかかる負担を軽減するために、クッション性の高い芝高が採用されています。
ご家庭のお庭に本格的なドックラン、もしくはそれに相当する運動量が確保できるスペースを作りたいのであれば、40㎜の芝高がおすすめです。一方で、ペットを遊ばせる程度であれば、30㎜~35㎜の芝高の家庭用人工芝でも問題ないでしょう。
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お庭に敷くなら30mmの人工芝がおすすめ
お庭に敷く家庭用(景観用)の人工芝なら、30㎜の人工芝がおすすめです。その理由は、高齢者や小さなお子さん、ペットのいるご家庭でも、皆が安全にお庭に出られるからです。30㎜の芝高なら足に引っかかることもなく、高密度の人工芝を選べばクッション性も問題ありません。思いっきりお庭で遊んでいただけます。
また、適度な長さの芝高は柔らかく裸足での踏み心地も快適です。家庭用のお庭に敷く人工芝の中で、扱いやすく手頃なのが30㎜の芝高の人工芝というわけです。
芝密度を重視して選びましょう
何度も申し上げますが、芝高30㎜の人工芝を選ぶ場合でも、必ず芝密度を重視して選ぶようにしてください。クッション性は芝葉の長さにも影響しますが、ほとんどの場合が芝密度の高さによって得られます。例えロングパイルだったとしても芝密度が低ければあっという間に芝葉が倒れてクッション性は失われるでしょう。
芝密度の高い人工芝は、Density20,000以上のものを選ぶのが良いとお伝えしましたが、記載がない人工芝もあるかもしれません。そんなときは、サンプルを取り寄せるなどして実際に芝に対して垂直に手を差し込んでみてください。ねじ込まないと底まで到達しないものが芝密度の高い人工芝と言えます。反対に、容易に底まで到達してしまう人工芝は密度が低いので避けましょう。
芝高30㎜のおすすめの家庭用人工芝
芝高30㎜のおすすめの家庭用人工芝といえば、フィールドマジックの『エクスターフPro』です。エクスターフProは30㎜のショートパイルに含まれる芝高の人工芝ですが、圧倒的な芝密度によってクッション性の高さは抜群です。一般的に高密度と呼ばれるDensity20,000を大きく超えたDensity24,150の芝密度が自慢です。お庭に敷いた感じも非常に自然で、天然芝と間違うほどのナチュラルさを追求しています。特に小さなお子さんとペットがいるご家庭なら、エクスターフがピッタリです。
エクスターフの特徴や魅力については、以下の動画でも解説しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
用途に合った長さの人工芝を選んで、快適にお庭を使いましょう!

人工芝は用途に合わせて特徴が大きく変わります。どのような目的で使用したいのかを考え、人工芝選びをしたいですね。ご家庭のお庭に敷くなら芝の長さは30㎜のものがおすすめです。芝の長さだけではなく、芝密度にも注目して、クッション性の高い人工芝を選びましょう。
弊社では、無料サンプル請求を承っております。ぜひ実物を手に取ってクッション性の高さを体感してくださいね!