カーマのジョイント人工芝は本当に便利?
カーマなどのホームセンターでは、ジョイント式の
人工芝パネルが販売されています。
こうしたジョイント式の人工芝も、
今はリアル人工芝になっているものが増えました。
芝葉が長く、色も複数備えられていて、
しっかりした作りのものも多いのですが、
これが本当に便利かと言われると疑問です。
ジョイント式のメリットというのは、
部分貼り換えが容易であることに尽きます。
貼り換えが容易ということは、
それだけ接着が緩いということでもあり、
簡単に外せる反面、隙間があったり、
人工芝の浮きも生じやすくなります。
そのため、しっかり雑草処理をしていないと、
庭などの環境では雑草が生えたり、
隙間に埃や土が詰まって臭うこともあります。
ジョイント式の人工芝パネルは、
30cm四方もしくは1m四方が多くなっていて、
その分広い面積を埋めようと思うと、
多くの枚数が必要となります。
その分隙間も多くできますので、
そこから臭いが出たり、
人工芝のコンディションが悪くなる恐れがあります。
ジョイント式の人工芝パネルは、
価格が安いように感じるかもしれませんが、
ある程度の面積までです。
広くなるほど、設置にも時間がかかりますし、
隙間や継ぎ目も多くなります。
また、重量がそれほどないために、
設置面積が小さいと上で動いた拍子に
人工芝がズレてしまうことも多いです。
人工芝どうしでは連結できても、
地面としっかり接着できない難点があります。
こういったデメリットも多いため、
インテリアとして少し使うレべルでないなら、
ジョイント式は選択するべきではありません。
庭やベランダでそれなりの面積を施工するなら、
やはりロールタイプの人工芝を選ぶべきで、
継ぎ目も少なく、しっかり地面に固定できます。
コストパフォーマンスも、面積あたりでは良いので、
必要に応じて切って使うのが良いでしょう。
人工芝のカットは大きめのカッターでできるため、
特別な道具は必要ありません。
ジョイント人工芝は便利そうに見えますが、
人工芝の利用シーンや機能を考えると、
そこまで便利でも機能的でもありません。
専門の業者になるほどロールタイプばかりになるのは、
それだけの理由があるからなのです。