園庭用の人工芝の選び方をご存知ですか?
園庭用の人工芝という専用の人工芝があることをご存知ですか?
子どもたちが遊ぶのに適した環境を作るために導入する人工芝なのに、多くの場合は園庭用の人工芝ではないものが導入されているのです。
園庭に適した人工芝を選ぶ場合は、どのように決めていけばいいのかを見ていきましょう。
これを選ぶと必ず後悔する
園庭用の人工芝を希望して、そのうちいくつが本当に園庭に適した人工芝を持って来るのでしょうか。この言葉を聞いて、何を言わんとしているかピンと来ましたか?
園庭用の人工芝を業者に希望しても多くの場合は園庭には適していない人工芝を持ってきます。「騙してやろう」という気持ちで持ってくるのではありません。業者でも園庭に適している人工芝を知らないことも珍しくないのです。
では、「こんな人工芝を絶対失敗する!」という人工芝についてお話ししていきます。
景観用人工芝は園庭に使ってはダメ
ホームセンターなどで売られている人工芝はもちろん、
人工芝を扱っている業者でさえ多くの場合「景観用」の人工芝を商品として取り扱っています。
景観用の人工芝というのは、名前の通りお庭の見た目を美しくするために作られた人工芝です。
雑草が生えてこないからお庭のメンテナンスが楽とか、一年中キレイな緑色が楽しめるなどのメリットはありますが、それはあくまで一般のお家のお庭のことであって、子どもたちが駆け回ることを想定して作られていません。
一般家庭で、週末などに子どもがお庭遊びを楽しむのと、何十人何百人といった園児たちが一斉に長い時間園庭を駆け回るのでは、人工芝にかかる負荷が全く異なりますよね。
そんな負荷がものすごくかかる園庭の人工芝に、景観用の人工芝を使ってしまうと、
- すぐにへたる
- 芝葉が潰れる
- 芝葉がカチカチになる
- クッション性がないため転ぶと痛い
- 遠目からはキレイに見えても近くで見るとくたびれていて残念な見た目
と散々な結果を招いてしまうのです。
業者は必ずこれを持ってくる
一般的に人工芝といえば、園庭用の人工芝などを専用に開発していない限り、「景観用人工芝」が人工芝となります。園庭用の人工芝が存在することを知らない業者もいます。
そのため、「園庭に人工芝を導入したい」と持ちかけても、「こちらです」と景観用の人工芝を持ってこられてしまうのです。
ですが、当然「景観用人工芝」ではすぐにへたれて、人工芝ならではのふかふかのクッション性が失われてしまいますよね。そのことを疑問に感じて購入した業者に問い合わせても「人工芝はこんなものです」などと言われてしまうのです。
業者側も知識がなかったため、悪気なくそう言っていることがほとんどですが(中には知っているけど知らないふりをしている悪徳な業者も…)「人工芝とはこのようなものです」で済まされてしまっては、数百万も支払って園児たちのためを思って導入したものなのに、納得がいかないですよね。
商業施設などで見るカチカチ
大型の商業施設に行くと芝生エリアがあって子供たちが遊べるようになっていたり、デザインのために人工芝が敷かれているのをよく見かけますよね。ですが、よく見るとそこに敷かれている人工芝は皆、芝葉が潰れてカチカチの状態だと思います。
なぜ芝葉が潰れているのかというと、そこに敷かれた人工芝は「景観用の人工芝」で、その上を不特定多数がたくさん歩くことで負荷がかかり、それに芝葉が耐えきれなかったということです。
それと同じことが園庭でも起きてしまうのです。
せっかく人工芝を施工しても、園庭がそんな状態になるのをあなたは許せますか?
提案するあなた(業者)も気をつけろ!
景観用人工芝を提案することで、半年〜1年後には園長先生を始め、園児達は悲しい思いをする。間違いなくする。「あの業者はもう二度と使わない」と思われるし、「これ(つぶれ、へたり、かちかち)を何とかしてくれ」と言われる。クレームになる。対応は交換するか「人工芝とはこんな物です」で解決するしかない。そのような対応では園長先生からの信頼も失ってしまいます。
景観用の人工芝をご存知ですか?
もしかしたら「景観用人工芝」という言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。
「景観用人工芝」とはどのようなものなのか詳しく解説していきます。
景観用人工芝とは
芝葉に黄色や茶色の葉っぱが混じった製品で、いわゆる「リアル人工芝」と言われる人工芝です。黄色や茶色の葉っぱを混ぜることで、天然芝のようなナチュラルさを再現しています。
しかし、いわゆる「枯れ芝」の部分を表現している黄色や茶色の葉っぱはカールしていて細いものが多いのです。「リアル人工芝」はナチュラルに見せるために芝葉が細く柔らかく作られているので、当然耐久性に影響が出てきてしまいます。
主に一般家庭の庭に使われる種類の人工芝なので、園庭に使えるほどの耐久性はないのが特徴です。毎日たくさんの子そもたちが走り、転げ回って遊ぶような環境に耐えられるようには作られていません。
野球場やサッカー場の人工芝はテレビや遠目で見ると緑で芝っぽく見えますが、実際に近くで見るとリアル感は全くありません。こだわっているポイントがそこではないからです。
サンプル請求で届いた人工芝の99%は「景観用人工芝」
人工芝の設置を考えた時、サンプル請求があれば、まずはサンプル請求をして、直接手に取ってどんな品質なのか確認してみますよね。
その時に届く人工芝の99%は「景観用人工芝」です。園庭用に考えているということを告げてもです。
それほど、園庭用に開発された人工芝は少なく、現在園で導入されている人工芝も99%は景観用の人工芝なのが現状です。そして、90%くらいの園長先生が後悔しており、9%くらいの人は人工芝はこんなものだと思って何も感じていないということもアンケートなどで分かっています。
届いたサンプルを触った時は、確かにふかふかでとても良く見えるものです。
しかし、実際に設置して子どもたちが使い込んでいくと、1年もしないうちに芝葉はへたれかちかちになってしまいます。
「景観用人工芝」を敷くくらいなら土のままの方がマシ?!
正直に申し上げます。
「景観用人工芝」を園庭に導入するぐらいなら、そのままの土の方がマシだと私は考えています。
「数百万もかけるのに?!」と驚かれるかもしれませんが、数百万もかかってしまうからこそです。その理由について詳しくお話ししていきます。
施工後わずか1年程度でつぶれてカチカチになる
「景観用人工芝」を園庭に設置した場合、ほぼ全ての人工芝が施工後わずか1年で芝葉がつぶれてしまってカチカチになります。なぜそうなるかはもうお分かりの通りで、園児が毎日人工芝の上を走り回ることを想定して作られていないからです。
カチカチになったら「緑色の地面」と何ら変わりません。クッション性がなくなってしまった人工芝の持つメリットは雑草が生えてこないことぐらいでしょうか。
「景観用人工芝」だって安くはないからその金額が無駄になる
お見積もりを取った経験がある方ならご存知だと思いますが、「景観用人工芝」だって決して安い買い物ではありません。
園庭の広さにもよりますが数百万円はするでしょう。
それだけの金額を支払ったのに、わずか1年程度で「緑色の地面」となってしまったら余りにも悲しいのではないでしょうか。
土のままでも「景観用人工芝」でも園児に怪我のリスクが出る
土のままの地面だと小石などで園児たちが怪我をしてしまったという経験があるのではないかと思います。しかし、景観用人工芝で「緑色の地面」となっても残念ながら怪我のリスクは残っています。
人工芝ならではのクッション性が損なわれている状態なので、子どもが高いところからジャンプしたら足を傷めてしまったり、強打にしてしまった箇所を傷める恐れがあるのです。
「景観用人工芝」と園庭用の人工芝の違い
それでは、「景観用人工芝」と園庭用の人工芝は何が違うのかを比較していきましょう。
当社の園庭用人工芝「キンダーターフ」
当社には園庭用に開発した「キンダーターフ」という人工芝があります。
キンダーターフの特徴は、
- 園児が駆け回っても芝葉がへたれない
- 高密度でいつまでもふかふか
- 園児の怪我予防になる
- 草も生えず園庭管理が楽になる
- 抗菌処理で感染症対策にも
- 10年保証
などが挙げられます。
「景観用人工芝」とは異なり、耐久性にこだわって作られた人工芝になります。
「景観用人工芝」とキンダーターフは何が違う?
■芝密度が違う
よくある人工芝の芝密度は15,000~17,000/㎡と言われています。
当社の「リアル人工芝」のエクスターフの芝密度が24,150本/m²で、これでもかなりふかふかだということが比べられますが、これでもまだ「景観用人工芝」です。
その点キンダーターフは25,200本/m2の芝密度を誇っています。
園児が走り回る衝撃に耐えられるのはこのぐらいの芝密度が必要です。
よくある17,000/㎡程度の景観用の人工芝では、あっという間に芝葉が潰れてしまうことが分かりますよね。
■人工芝の素材がPE(ポリエステルモノフィラメント)
キンダーターフの芝生の素材は、PE(ポリエステルモノフィラメント)というもので作られています。
これは、競技場など使われるほど耐久性の高い人工芝の品質です。
よくある人工芝は、PP(ポリプロピレン)です。
PEとPPの違いは、
PP(ポリプロピレン) | PE(ポリエステルモノフィラメント) |
---|---|
紫外線に弱い | 紫外線に強い |
堅い手触り | 柔らかい手触り |
劣化しやすい | 耐久性が高い |
踏むと刺さるような触感 | 摩擦に強くへたりにくい |
融解温度が低い | 融解温度が高い |
などが挙げられます。
園庭用の人工芝は耐久性が大事!
園庭用の人工芝で1番大切なのは、耐久性です。
先ほどの芝密度で分かったように、いかに子どもたちが人工芝を踏み込む衝撃に耐えられるかが重要となります。
耐久性がないとすぐにへたれてしまう
耐久性がないと、芝葉すぐにしおれてへたれてしまいます。
「景観用人工芝」は耐久性を意識して作っていないので1年程度でつぶれてしまいます。
園庭に設置する人工芝なら絶対に耐久性へのこだわりは欠かせません。園庭用の人工芝を購入する際は、耐久性について確認してみるといいでしょう。
へたれたらカチカチになって怪我をするリスクさえある
芝葉がへたれてカチカチになったら、人工芝ならではのふかふか感がなくなるだけでなく、クッション性がなくなったことで怪我をしてしまうリスクが発生してしまいます。
大切な子どもたちを怪我から守るにはクッション性=耐久度は必須ということになります。
耐久性がある人工芝ってどんな人工芝?
では、耐久性のある人工芝はどういうものなのかを考えていきましょう。
スポーツ用の人工芝がおすすめ!でもデメリットもある
耐久性の高い人工芝といえばスポーツ用の人工芝です。
スポーツ用の人工芝は、グラウンドでスパイクを履いた選手たちが駆け回っても耐えられる耐久度となっています。スポーツ選手に耐えられる人工芝なら園児たちにも大丈夫です。
それなら、スポーツ用の人工芝を導入するのがベストではあるのですが、一方でデメリットも存在します。
- 耐久性はとても高く長持ちするけれど、導入時にとても高額
- 数年後の張り替えの時は撤去費用と廃棄費用が桁違いに高い
ということです。
人工芝はご存知の通り一生ものではありません。当社の人工芝は自慢の10年保証を付けさせて頂いておりますが、それでも10年ですよね。ふかふかの人工芝をキープしようとなると、張り替えが必要となります。
では、その張り替えの際にスポーツ用の人工芝を導入した園はどうなってしまうのでしょうか。本音を言ってしまえば、これを導入された園は不幸だったなと思ってしまいます。
その理由は、スポーツ用の人工芝には砂とゴムチップの充填材が含まれているので、撤去作業が大がかりになるだけでなく、充填材も廃棄物になるので廃棄料が非常に高額になります。
どうでしょう。費用を想像しただけでも怖くなってきます。
この種類の人工芝を採用している園は撤去する際、どうするのだろうと怖い物見たさの興味まで湧いてきてしまうほどです。
芝密度とクッション性が大切
人工芝の耐久性は芝密度が深く関係しています。
なぜかというと、芝密度が高いと芝葉同士で支え合うため、上から衝撃が加わっても耐えられる構造になっているからです。
芝密度が少なければ、上から衝撃が加わった時に、支えきることができずそのまま押しつぶされてしまいます。押しつぶされた芝葉はブラシで起こせば一時的にはまた押し上げることができますが、またすぐに倒れていってしまうでしょう。
10年間安心して園庭を利用するなら、高品質人工芝のキンダーターフがおすすめです。
無料のサンプル請求も行っているので、是非お気軽にお問合せください!