人工芝をDIYで庭に施工してお家でゴルフを楽しもう!
多忙でゴルフの練習に行く時間がなかなか持てなかったり、コロナ禍の影響でお家時間を持てあましていたりする時に、自宅でゴルフができたらいいなと思う方もいるのではないでしょうか。
中にはお庭にゴルフ用の人工芝を敷いて、パターゴルフ場さながらに仕上げていらっしゃる方もいます。
そこで、今回は本当にゴルフ用の人工芝を敷けば自宅に高クオリティのゴルフ場を作れるのか、自力でDIYでゴルフ用の人工芝を設置できるのかなどをまとめていきます。
人工芝があれば自宅でもゴルフができる?
自宅にゴルフ用の人工芝を設置したらどのようなゴルフの練習が可能なのかを見ていきましょう。
ネットを設置してバッティングの練習をする
ゴルフマットの上でティーショットの練習をよく皆さんしますよね。
ですが、マットという限られた面積の上だとスペースを気にして本来のスイングをなかなか出せないことはないでしょうか。
その点、一面を本物のゴルフ場のようにグリーンにしてしまえば、動きを気にすることなく思いっきりバッティングの練習をすることができますよ。
更にネットを設置すればより本格的にバッティングの練習が行えます。
景観用人工芝と組み合わせればアプローチの練習も出来る
単純なショット練習だけでなく、景観用の人工芝と組み合わせることによって、本物のゴルフ場さながらのアプローチ練習も可能です。
ここまでアプローチの練習ができる環境が整えられたら、自宅にゴルフ仲間をお招きしてみんなでわいわい盛り上がりたくなっちゃうぐらいですよね!
自宅にゴルフ用人工芝を敷くメリット
では、改めて自宅にゴルフ用の人工芝を設置するメリットについてまとめていきます。ゴルフ用人工芝を設置するメリットはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
好きな時にいつでも練習ができる
気が向いた時にいつでもゴルフの練習をすることができる。なんといってもこれが1番のメリットですよね。
仕事から帰ってきて疲れた状態で、「ゴルフ練習場に行くか」とはなかなかなりませんが、自宅のお庭ならお夕飯の支度ができるまでの数分間、ちょっとだけショット練習を行うこともできます。
いつでも好きなタイミングで、ちょっとした隙間時間を活用してゴルフの練習ができるようになるのが自宅にゴルフ用の人工芝を設置するメリットでしょう。
これならあっという間にゴルフが上達してしまいそうです。
庭の景観も緑で良くなる
ゴルフの練習をしない家族からも、お庭にゴルフ用の人工芝を敷いたことでご好評の声を頂戴することがあります。
それは、お庭一面が人工芝の緑色になることで、景観がぐんと良くなったというお声です。
季節を問わず、人工芝のキレイなグリーンの景色が眺められるのは清々しくてとても気持ちがいいそうです。また、外にグリーンがあることで、お家の中まで明るくなったような効果があるとよく言って頂けますよ。
庭の管理が楽になる
お庭に人工芝を施工すると、お庭のメンテナンスも非常に楽になります。土や天然芝のお庭なら草抜きや毎日の水やりが欠かせないですよね。
ですが、人工芝なら草が生えてくることも、水やりの必要もないので、基本的には「敷きっ放し」の状態で大丈夫です。
ゴミが落ちているのを見つけたら拾ってあげる程度で、お庭のメンテナンスは不要となるので、これまでお庭の手入れの大変さに嘆いていた方はかなり喜んでくださいます。
ゴルフ用人工芝とゴルフ場の違いは?
「ゴルフ用の人工芝といっても、さすがにゴルフ場のようなクオリティは無理でしょ?」との声も頂くので、ここでゴルフ用の人工芝とゴルフ場のグリーンとはどこが違うのか、その違いを比べていきたいと思います。
天然芝のゴルフ場とゴルフ用人工芝の違い
天然芝のゴルフ場 | ゴルフ用人工芝 | |
---|---|---|
球の速さ | 遅い | 速い |
打感 | 土感を感じる | クッションっぽさを感じる |
上記のように大きな違いをまとめてみましたが、あくまで一般的な人工芝の場合の例で、芝葉の長さや材質、施工場所などによって異なります。
球の速さはある程度、人工芝の材質などで調整可能ですが、どうしても変えられないのが打感です。ゴルフ場ならではの土感を人工芝で再現するのは難しいです。
そのため、実際のゴルフ場と感覚の違いを感じる方もいらっしゃいますが、これも個人差があるので、プレイに大きな影響があるほどではないと言えるのではないでしょうか。
スティンプメーター11feetの本格人工芝
ゴルフ場に行った時に、マスター室の前に「本日のグリーン ○○フィート」といった看板が出ているのを見かけると思います。これは、グリーンの速さのことを指しています。
グリーンの速さはスティンプメーターという器具でボールを転がして、転がった長さでグリーンの速さを表します。転がった距離が長いほど球は速いということになります。
メジャーでは9feet〜11feetのスピードで調整されることが多いので、自宅でもその速さで練習がしたいですよね。このスピードを実現する人工芝を選びたいという方は、販売会社まで問い合わせてみるのがおすすめです。
自宅にパターゴルフ場をDIYで作る方法
自宅にゴルフ用人工芝があるとゴルフ練習がはかどりそうですが、できたらDIYでコストを抑えて自力で施工してみようと考える方もいるのではないかと思います。
実際当社にも多数お問合せを頂戴しております。
DIYでパターゴルフ場を自宅に作る方法を知りたい方も多いと思うので、自身でゴルフ用人工芝を設置する手順をまとめていきます。
ゴルフ用人工芝を設置する手順
ゴルフ用の人工芝の設置手順は、
- 整地作業
- 防草シートの設置
- 人工芝の設置
と一見、景観用人工芝と同じ流れで工程が進んでいきます。
ですが、決定的に違うのは、景観用人工芝よりも下地を強固に仕上げることです。
整地作業が不完全で地面に凸凹が残ってると、打った球はおかしな方向に転がっていってしまいますよね。
パターの練習などちょっとのズレが大きく影響するようなショットで、地面の凸凹の影響を受けるような状態だとまともに練習ができないでしょう。プロに整地作業を頼むと、セメントを使って地面を固める場合もあるほど、しっかりと押し固める必要があります。
そのぐらいスイングによる摩擦や打撃に耐えられる下地作りをしないといけません。ゴルフ用の人工芝を設置する場合は、転圧プレートは必須です。
工事器具レンタル会社でレンタルして、念入りに整地作業を行っていきましょう。
パターゴルフに適した人工芝は?
では、パターゴルフに適した人工芝はどうやって選べばいいのでしょうか。
パターゴルフなら芝葉の長さが15mm以下のものがおすすめです。
パターゴルフ用であれば、8mmぐらいから用意されています。
アプローチ用なら、パターより長めのものを選ぶなど、練習方法によって選ぶ芝葉の長さも変わってきます。芝葉の長さや密度、形状によって転がりスピードが違うので、前出のスティンプメーター11feetの製品を選びたいところです。
使用目的を伝えて販売会社に問い合わせてみた方が確実でしょう。
ただ、〇mmならいいというのものでもなく、下地の硬さと芝葉の長さのバランスで、球速も変わってくるので、自分でこの長さと決めつけず、専門知識のある人に相談をして人工芝を選ぶようにした方が失敗はありません。
DIYでパターゴルフ場を作る時のポイントは?
DIYでパターゴルフ場を設置するのは、とても難しいです。
なぜかというと、芝葉が短いので、景観用の人工芝と比べてごまかしが利かない部分があるからです。
また、うまく敷けていない部分があれば、ショットにも影響が出てきてしまいますよね。そんな中で、うまく設置するために押さえておきたいポイントをまとめていきます。
継ぎ目ができないようにする
お庭に人工芝を設置する場合、どうしても複数の人工芝を繋ぎ合わせてU字ピンなどで固定して設置していくことになります。
その際に、上手に繋ぎ合わせることができないと芝同士の間に隙間が生まれてしまったり、芝葉の流れがおかしくなってしまったりと不自然な仕上がりになってしまいます。
DIYで施工する場合、慣れていないと多少は継ぎ目に違和感が出てしまうこともあるのですが、通常なら芝葉の長さで継ぎ目の部分を隠すことができます。
しかし、ゴルフ用の人工芝の場合、芝葉の長さは12mm〜16mm程度と短いのでごまかしが利かず、おかしな見た目になってしまうことがあります。
継ぎ目部分を上手に仕上げるコツは、
- あらかじめジョイントテープで芝同士を繋ぎ、隙間が生まれないようにする
- 人工芝の基布が重ならないようにする
- 継ぎ目をしっかり接着する
などが挙げられます。不自然な見た目にならないように、継ぎ目は丁寧に慎重に設置していきましょう。継ぎ目ができてしまうと、もちろんショットにも影響してきます。
ゴルフグリーンを作るときは下地作り工事の出来でほぼ決まる
前の項目でもお話ししたように、パターゴルフ場を作る場合、下地作りがきちんとできているかどうかがほぼ全てといってもいいぐらいです。
整地がしっかり出来ていないと陥没など発生し、まともにゴルフの練習を行うことができません。
景観用人工芝なら転圧プレートがなくても、レンガブロックで押し固めるなどの方法でも何とかすることができますが、ゴルフグリーンに至ってはそれではやはりダメです。
きっちりと平らに押し固めることができないと、ゴルフグリーンの役割を果たせなくなるので、整地作業はゴルフ用人工芝を設置する際の要の作業となります。
できればゴルフグリーンの人工芝はプロに頼みましょう。
正確に平らに下地を押し固めるのは、よほどDIY慣れしている人でないと難しいでしょう。また、継ぎ目の部分が景観用人工芝と比べてかなり難易度が高くなります。
継ぎ目の項目でお話ししたようなポイントを押さえて、しっかりと繋ぎわせないと隙間が生まれて目立ってしまいます。
整地作業もしっかりやって、継ぎ目もなくしてとなるとプロさながらの腕前を要求されることになるので、キレイに設置できる人は限られてきてしまうのが現状です。
できたらゴルフグリーンを作りたい場合は、
プロに施工を依頼するのが失敗なく確実に仕上がるのでおすすめです。
より本格的なパターゴルフ場を作りたい場合は専門家に相談!
自力でゴルフグリーンを作る場合は、一面を同じ芝葉の長さで揃える形になります。ですが、専門家に作ってもらえばより本格的なパターゴルフ場が完成しますよ!
好みの形状に仕上げられる!
景観用人工芝や芝葉の長さの違う人工芝を組み合わせることで、写真のように本物のパターゴルフ場のようなお庭に仕上げることができます。
芝葉の長さが異なるものを自力で組み合わせることは不可能と言ってもいいでしょう。
プロだからこそ仕上げられる技なので、「こういった形状に仕上げてほしい!」と要望を伝えて、是非自分だけのパターゴルフ場を作っちゃいましょう。
プロに頼めば失敗なし!
懸命に整地作業を頑張ったつもりでも、やはりプロの作業でなくては、のちにかなりの凹凸が発生して練習にならなくなってしまうこともあります。
整地作業に問題があると分かった場合は、 芝を再度剥がして整える工程をしなくてはならないなどとても大変です。
トラブルが起きてから対処をすると、とても大がかりなことになってしまうので、整地作業に自信がない場合は、最初からプロに任せてしまった方が失敗知らずで安心ですよ。
庭やベランダに人工芝を施工して自宅ゴルフ場を作ろう!
お庭に本格的なパターゴルフ場を作ったり、ベランダにちょっとしたティーショットを打てる環境を整えたりと、自宅にゴルフの練習ができる環境があれば、ゴルフの腕の上達やストレス発散などにも役立ちます。
是非、ゴルフ用人工芝を活用して素敵なお家時間をお過ごしください。