人工芝の下地はどうしたらいい?DIYする際に知っておきたいこと
最近、公共の場だけではなく、店舗の一角やカフェスペースなどに人工芝が使われているのをよく見かけます。観葉植物とは違ってお手入れいらずでグリーンが取り入れられるのは、お店にとってもメリットですよね。
では、一般家庭の室内にも人工芝を敷くことはできるのでしょうか?結論から言うと、人工芝を室内に敷くことはできます。ただ、あまりおすすめできないのが実際のところです。
今回は、人工芝が室内におすすめできない理由と、敷く場合に注意するポイントについてご説明していきます。
人工芝が室内に向かない理由
大前提として、人工芝はどんなところにでも敷けるのがメリットです。もちろん、施工自体は室内でも可能です。ただ、一般家庭のお部屋の中に人工芝を敷くのは、あまりおすすめできません。
その理由は、
- ゴミが挟まりやすい
- 食べこぼしや飲みこぼしの掃除が大変
この2つです。
ゴミが挟まりやすい
お部屋の床に毎日掃除機をかけていても、気付いたら髪の毛や細かいホコリや砂などが落ちていませんか?フローリングの床なら気が付きやすいので、目に付いた時に拾ったり掃除したりできるのですが、人工芝はそうはいきません。
髪の毛やゴミが芝葉の隙間に入り込んでしまうと、目立ちにくく、いつの間にか奥深くに蓄積されていってしまいます。芝生の上も掃除機をかければいいのでは?と思うかもしれませんが、ある程度のゴミは吸い取れても、奥に入り込んだ髪の毛などはなかなか吸い取れないんです。髪をとくブラシを想像してもらえれば分かるように、櫛歯が密であればあるほど隙間に挟まった髪の毛を取り除くのが大変になるのと同じです。
せっかく人工芝を取り入れたのに、髪の毛やゴミが隙間にたまっていってしまうのは衛生的にもよくありませんよね。
食べこぼしや飲みこぼしの掃除が大変
お部屋の中に人工芝があれば、ピクニック感覚でおやつやジュースを楽しみたいと思いますよね。うっかりこぼしてしまったなんてことはよくある話です。お菓子のカスも芝葉の隙間に入って取り除くのが大変ですが、ジュースのような液体はもっと厄介です。水ならともかく、ジュースのような甘いものはそのままにしておくとベタベタになりますし、害虫のエサにもなり兼ねません。
しかも、人工芝には排水機能があるので、液体はどんどん染み込んで人工芝の下の床や絨毯まで掃除しなければならなくなります。軽い人工芝ならまだしも、密度のしっかりしたリアル人工芝を敷いていた場合は、人工芝を剥がすのも大変な作業になることは想像がつきますね。
人工芝を室内に敷くためのアイデア
室内への人工芝の設置があまり向いていないというお話をしましたが、お部屋の中でもふかふかの人工芝の上にゴロンと寝転びたいという思いを諦めきれない人もいるでしょう。そんな人のために、室内で人工芝を使用するためのアイデアをいくつかご紹介しましょう。
アイデア1:お部屋全体に敷かない
庭に敷くイメージが強い人工芝なので、どうしてもお部屋一面に敷こうとしてしまいがちですが、お部屋全体に敷くのではなくラグのような使い方をする方法があります。ラグ程度の大きさであれば、汚れたとしても剥がしてまる洗いもできそうですよね。
例えば、丸く切り抜いた人工芝をお部屋の一角に設置すれば、読書スペースやくつろぎスペースとして使えます。芝生の気持ちよさも味わえますし、掃除もしやすくなるので取り入れやすいのではないでしょうか。
アイデア2:人工芝の上は飲食厳禁
人工芝を使ううえでのルールを決めるのもひとつの方法です。人工芝の上での飲食は禁止というルールを決めておけば、食べかすやジュースの被害から人工芝を守ることができるでしょう。リビングやダイニングに近い場所に敷くよりは、少し離れたスペースに設置すると安心です。
小さなお子さんのいらっしゃるご家庭では、子ども部屋の一角に人工芝を設置するのも良いですね。おやつはダメだけど、絵本タイムやプレイタイムは人工芝の上でOKという風にルール化しておけば、お子さんにとっても特別な場所になるでしょう。
こんなときどうする?室内で起こる人工芝トラブルの対処法
室内に人工芝を敷いていると、予期せぬトラブルが起こることもあります。ここからは、よくある3つのトラブルと対処法についてご説明していきます。
トラブル1:人工芝の上にジュースをこぼしてしまった!
先ほどジュースをこぼしたら大変というお話をしましたが、うっかりこぼしてしまうこともありますよね。例えば、大量にこぼしてしまった場合は、人工芝を剥がして床全体も拭く必要がありますが、少量のジュースが表面にこぼれた程度であればそれほど大掛かりな掃除をしなくても済む場合もあります。以下の手順で拭き取ってみましょう。
- 乾いた布でジュースを拭き取る
- 中性洗剤を染み込ませたタオルでこぼれた部分を拭く
拭き取った後に、人工芝を触ってもまだベタベタしているようであればまる洗いした方が良いでしょう。
トラブル2:芝葉が倒れてしまった!
通行量の多い屋外で使用している場合とは違って、室内で人工芝を使用した場合はそれほどすぐに芝葉が倒れることはありません。ただ、室内での使用でも、重みのある物を人工芝の上に置きっぱなしにしたり、一か所に負荷がかかる使い方をしたりすると、部分的に芝葉が寝てしまうこともあります。
基本的に一度倒れてしまった人工芝は復活することはありません。応急処置として、根元からブラシなどで芝葉を起こしてあげることはできますが、効果は一時的です。
人工芝は経年劣化によって徐々にクッション性が失われていきますが、劣化を早めないためにも使っていないときは人工芝の上に物を置かないようにすると良いでしょう。
トラブル3:芝葉に火種を落としてしまった!
小さなお子さんやペットのいるご家庭では少ないかもしれませんが、夏場の蚊取り線香やたばこが原因で火種を落とすトラブルが起こることがあります。人工芝の素材的に、火種を落としたからと言って一気に燃え広がるわけではありませんので、まずは落ち着いて人工芝の上から火種を取り除いて消火しましょう。火種によって、焦げたり穴が開いたりすることもあります。その部分は元には戻せないので、部分的に人工芝を交換するなどの対処が必要です。
そもそも人工芝は火気厳禁です。火元で使用したり、火を使ったものを近くに置いたりするのは控えましょう。
人工芝を敷くならお庭やベランダがおすすめ
人工芝はどんな場所にも設置できるのが特徴でありメリットですが、
やはりお庭やベランダなどの屋外で使用するのがおすすめです。
屋外での使用がおすすめの理由と、人工芝を選ぶときのチェックポイントを解説します。
一面に人工芝を敷いてたっぷり楽しめる
せっかく人工芝を敷くなら、お部屋の一角だけでは正直物足りないです。お子さまやペットのいるご家庭では特に、一緒に走ったり転がったりして遊びたいですよね。
クッション性の高い人工芝なら転んでもケガをするリスクが低いので、小さいお子さんも安心して遊べます。お部屋の一角だと、どうしても周りに物があるので思い切った遊びができません。一方、お庭一面に人工芝を敷いてあげれば、ボール遊びやかけっこだってできるでしょう。気軽にお外遊びができる場所が自宅にあるのは、子どもにとってもペットにとってもメリットになります。
ジュースをこぼしても水で流せる
人工芝の上にジュースをこぼしてしまったらお部屋だと対処に困りますが、屋外なら直接上から水で流せるので簡単に洗い流せて安心です。人工芝の上では、やっぱりピクニック感覚で飲食したいですよね。
お部屋だと害虫の発生も心配な人工芝上の飲食も、お外なら比較的ハードルが下がります。お子さんがジュースをこぼさないか目を光らせる必要がないので保護者にとってもストレスが少なくなりますね。
品質の高い人工芝を選ぶのが大切
お部屋での設置もそうですが、お庭やベランダなど屋外に設置する場合でも品質に拘って人工芝を選ぶ必要があります。以下の3つのポイントは必ずチェックして選びましょう。
- クッション性が高い
- 排水性が高い
- 耐久性が高い
クッション性や耐久性は芝密度と大きく関わっています。一般的な家庭用人工芝の芝密度は1㎡あたり15,000~17,000本ですが、クッション性を重視するなら1㎡あたり20,000本以上の物を選ぶと良いでしょう。また、排水性については、裏面にしっかり排水穴が開いているかを確認してください。サンプルを取り寄せて、実際に水を流してみるとよく分かります。
失敗しない高品質な人工芝はコレ!
家庭用人工芝ならフィールドマジック「エクスターフPro」がおすすめです。
「エクスターフPro」の特徴は次の通りです。
- 圧倒的な芝密度でふっかふかな質感
- 天然芝と見間違うほどの見た目
- 水が一瞬で通過する驚異の排水性
クッション性の高い人工芝を選ぶには1㎡あたり20,000本以上の芝密度のものが良いとお伝えしましたが、エクスターフProは1㎡あたり24,150本と圧倒的な芝密度の人工芝です。そのため、クッション性はもちろん10年は安心してお使いいただける耐久性があります。
また、3色の芝葉を使って自然に近い見た目を実現。近付いて初めて人工芝だと気付く人もいるほどです。
さらに、フィールドマジック独自の排水技術ドリネージュ加工されたエクスターフProは、排水穴からの排水ではなく、面全体から排水するため通常品の約20倍の排水力を備えています。排水が悪くてカビが生えたり、水たまりができたりなんてお悩みとはサヨナラできますね。ドリネージュ加工された人工芝は防草シートが不要です。施工の手間やシート費用も削減できて一石二鳥の人工芝です。
エクスターフについては以下の動画でも詳しく解説しているのでご覧ください。
ドリネージュ加工と排水性についてはこちらで解説しています。
人工芝をうまく取り入れてストレスのない快適な人工芝ライフを手に入れましょう!
人工芝を室内に敷くことは可能です。ただ、人工芝を室内に敷くにはデメリットがあることも事実です。リラックス空間を作るために設置した人工芝で、気を遣って生活するのは嫌ですよね。もし、室内に人工芝を設置する際は、今回ご紹介したアイデアを参考にしてうまく取り入れるようにしてください。
また、お庭やベランダに人工芝を設置するのもおすすめです。室内に設置したときの懸念点も解消できるので、屋外と室内のどちらが自分の生活に合っているかをもう一度検討してみるのも良いかもしれませんね。
フィールドマジックでは、無料サンプル請求が行えます。実際に手に取って、人工芝を設置したときのイメージを膨らませてみてください。
人工芝の設置に関するお悩みや人工芝についてのご相談はお気軽にお問い合わせください。