人工芝を敷いたベランダにゴキブリが出る原因とその対策方法
天然芝から人工芝に変えて女性が感じるメリットは「虫が出にくい」ということではないでしょうか。
土と面していない人工芝は虫と対面する機会がぐっと減ります。
ましてや、下がコンクリートのベランダに人工芝を敷いた場合、特に嫌がられることの多いゴキブリと遭遇する機会はほぼないと言ってもいいでしょう。
それでも、誤った環境にしてしまうと、ゴキブリと出くわすこともゼロではないので、ベランダでゴキブリと遭遇して驚くことがないようその原因や対策方法を見ていきましょう。
人工芝をベランダに敷くとゴキブリが出る?!
「人工芝を敷くと蒸れなどが生じてゴキブリが出やすくなるのでしょうか」
このように害虫を心配してお尋ねされることがありますが、結論を先に言えば、人工芝を敷いたからといってゴキブリなどの害虫が出るということはありません。
地面に設置した場合はむしろ遭遇しにくくなりますし、ベランダに設置した場合も砂埃などを避けられるので遭遇リスクを減らせるのではないでしょうか。
ベランダの場合は近隣の住人の環境も影響してきてしまいますが、少なくとも人工芝が原因となることはないので安心してくださいね。
基本的には心配ない
最初にお話ししたように、人工芝を設置したからといってゴキブリが出現しやすくなるということはありません。
ゴキブリは何でも餌として、水1滴でも数ヶ月生きるしぶとさで知られていますよね。
食べカスはもちろんのこと、ホコリや髪の毛、フケなども餌としてしまうので、ゴキブリはどこにでも出没して生きていけるということになります。
そのため、完全に出現を無くすのは難しいですが、人工芝を敷くことでその近辺にはゴキブリが食べられるものがない環境を作ることができます。
人工芝はプラスチックで作られているので、ゴキブリは人工芝を食べることはできません。ベランダに設置した場合は、人工芝の下はコンクリートなので、植物などもなく、ゴキブリの繁殖や生息に適した場所でもありません。
人工芝が設置されている環境は、ゴキブリどころか目に見える生物が繁殖する場所ではないので害虫の心配はしなくても大丈夫でしょう。
Aさんがゴキブリを発生させてしまった原因は?
ベランダに人工芝を設置したAさん。
お庭のような素敵な環境となり、ベランダ作りに励んでいたようです。
しかし、夏を迎えゴキブリの発生に悩まされることとなってしまいました。
人工芝を敷いたことで、湿気が生まれたことが原因か?と思ったそうですが、
ゴキブリが発生した原因は人工芝ではなく、ベランダに置いたたくさんのプランターでした。
Aさんは家庭菜園に憧れていたため、ベランダにプランターを置いて肥料もたっぷりとあげていたようです。ゴキブリは植物を好むことで知られていますよね。たくさん敷いた土も暖かく、ゴキブリにとっては心地がよかったのかもしれません。
このように、「人工芝を設置してゴキブリが出た!」 といったケースを1つずつ聞いていくと、原因は人工芝ではなく、他のところに要因があることが分かるのです。
そもそも人工芝に虫は発生しにくい
繰り返しの内容になってはしまいますが、人工芝を敷いたからという理由で虫が発生することは考えにくいことです。
なぜ、そう言えるのか改めてその理由を細かくまとめていきます。
ゴキブリの餌がないから
人工芝が設置されている場所は、ゴキブリの餌がない状況です。
芝葉は食べられないし、その下がコンクリートならゴキブリが食べられるものはベランダにはないことになりますよね。もちろん先ほどのような観葉植物や家庭菜園がある場合は別です。
それならば庭に人工芝を設置した場合はどうなのか?と思われるかもしれませんが、そちらも天然芝の状態よりはやはりゴキブリを含めた害虫との遭遇リスクは減ると考えていいでしょう。
通常、雑草をしっかり抜いたうえで防草シートを張ってから人工芝を敷くので、何も手入れされていない自然のままの状態のお庭よりは、ゴキブリが好む環境から遠ざかるからです。
水はけがいいから
ゴキブリは水場があるところを好みます。
湿気がある場所を特に好むというわけではありませんが、生きていくには水分が必要なので、水回りで目撃されることが多いです。
人工芝はどうなのかというと、人工芝は排水機能に優れているので、雨が降った後でもすぐにサラサラの表面になります。水はけがいいので、ゴキブリの好む水が人工芝表面にはなくなるので、他の水飲み場を探しに行くことになるでしょう。
直射日光が当たるから
夏に出没することが多いゴキブリなので、暑さには強いイメージがありますが、ゴキブリは直射日光を嫌います。ゴキブリが直射日光を長時間浴びると体が乾燥して脱水状態に陥り死んでしまうのです。
夏の強烈な日差しでは、小さな体のゴキブリにはひとたまりもないのかもしれません。
人工芝は、日差しを反射するかのようにキラキラと輝きます。
真夏日はかなり芝葉の表面温度も上がるので、もしゴキブリが通りかかることがあったとしても慌ててどこかに逃げ出すのではないでしょうか。
なぜ人工芝を敷いたベランダにゴキブリが出るの?
ここまでお話ししてきたように、人工芝を敷くことでゴキブリが出現しやすくなるどころか、むしろゴキブリの出現を避ける効果の方が高いと言えます。
それでも、中には予期せぬ状態でゴキブリが出てしまったという方もいるので、そういった方の原因についても考えていきたいと思います。
湿度が高いから
ベランダに人工芝を設置した場合、稀に排水の状態が悪くなることがあります。
その理由は、
- 下がコンクリートのため吸水されにくい
- 人工芝を貼り付けている両面テープが排水の邪魔をしている
- 排水穴が小さくうまく排水できていない
などが考えられます。
うまく排水できず、人工芝の表面や裏側がいつまでも湿っているような状態なら、水を飲みにゴミぶりがやってきてしまうリスクも出てきてしまいます。
ゴミやホコリが付着しているから
ゴキブリはどんなものでも餌としてしまいます。
髪の毛やホコリ、フケでさえ餌となるので、「食べカスがないから大丈夫」とも言えないのが悲しいところです。
ゴキブリが来るのを避けたいのであれば、人工芝の上をマメに掃除してゴミやホコリであっても付着していることがないようにしておくと安心です。
ベランダでできる有効なゴキブリ対策は?
「どうしてもゴキブリを出現させたくない!」そんな方が取り組める予防対策はどのようなものがあるのかも見ていきたいと思います。
水はけのいい人工芝を選ぶ
水はけが悪いと水を飲みにゴキブリが来る可能性があるので、水はけの良さにはこだわりたいところです。水はけが悪いと、ゴキブリだけでなくカビが発生することもあるので、衛生的に保つためにも排水穴が大きい人工芝などを選びましょう。
また、当社は排水穴ではなく、人工芝全面で排水できるDrainageProを開発しました。
DrainageProは、人工芝の面全体で排水が可能なので、これまでの人工芝の施工に欠かせなかった防草シートも不要になっています。
人工芝の下にすのこを敷く
どうしても排水面に不安が残る場合、人工芝の下にすのこを敷いて、隙間を作ってじめじめしないようにする方法もあります。
すのこだと、カタカタと足元がして違和感が出てしまいそうなら、ジョイントマットタイプの人工芝を選ぶのもいいでしょう。ジョイントマットタイプの人工芝は、裏側がすのこ状になっているので水はけ対策はバッチリです。
しかし、ジョイントマットタイプの人工芝は、強風でめくれやすいのでベランダに設置する際は、排水の邪魔にならない箇所を、人工芝用の両面テープで固定するなど忘れずに対処を行っておきましょう。
定期的に掃除を行う
人工芝の表面にゴキブリの餌となるとうなものが落ちていないよう小まめに掃除を行います。掃除機で表面を優しく吸い取るようにしてみてください。
人工芝の表面を小まめに掃除を行えば、ゴキブリ予防になるだけでなく、ホコリなどで排水穴が詰まるのを防ぐことにも繋がります。
鉢植えなどの植物を置かない
土がある場所はゴキブリが発生する元となるので、どうしても寄せ付けたくない方は鉢植えなどは置かないようにするのがおすすめです。
それでも緑が欲しい場合は、フェイクグリーンの観葉植物を活用するのもいいでしょう。
人工芝をベランダに敷いただけで、かなり活き活きとして雰囲気になるので、ナチュラルテイストがお好みな方にも気に入って頂けるのではないかと思います。
ゴキブリの嫌いなハーブの匂いをまく
ゴキブリはミントなどのハーブが苦手だと言われています。
他にも柑橘系の香りや刺激のある香りが苦手と言われているので、セロリ、キャラウェイ、クミンといったセリ科植物や、レモングラス、メイス、ナツメグなども避けるようです。
せっかくのベランダだから家庭菜園を諦めたくないという方は、こういったハーブ類を育ててみてはいかがでしょうか?
ゴキブリ予防対策と、憧れの家庭菜園、そして食卓の彩りと一石三鳥の役割を果たしてくれます。
防虫グッズを利用する
どうしてもゴキブリに遭遇したくない場合は防虫グッズを活用しましょう。
雨風にも強い外用のゴキキャップみたいなものから、ハーブの力を活用したものまで様々なタイプのものが販売されています。
置いておくだけで予防できるものや、定期的にゴキブリを寄せ付けなくするために撒くスプレーもあるので目的に合わせて選んでみてください。
ベランダの人工芝の上でゴキブリが出た時の対処方法
ゴキブリが出ないように気を付けていたつもりでも、それでもゴキブリが出てしまった時はどうしたらいいのか、その対応策をご紹介していきます。
原因を除去する
まずは、何が原因でゴキブリがやってきているのかを突き止めましょう。
観葉植物ならそれを撤去する。
近隣の住居からやってきているならルートと思われる場所に防虫グッズを置くなどして、ゴキブリがやってこないような環境を整えていくことがポイントです。
ゴキブリを徹底駆除する
万一、ゴキブリを見かけたら徹底的に駆除をしましょう。
殺虫スプレーのようなもので駆除をした後は、ゴキキャップやゴキブリ忌避スプレーを活用して寄せ付けないよう工夫をします。
先ほどお話ししたハーブを植えてみるのもいいですよ。
特にペットがいてなかなか殺虫スプレーを使えない場合にハーブが役立ちます。
人工芝をベランダに敷くメリットは?
では、人工芝をベランダに設置するメリットにはどのようなものが考えられるのでしょうか。
考えられるメリットを見ていきましょう。
景観がよくなる
無機質だったコンクリートのベランダが一面グリーンになるだけで、雰囲気がガラッと変わってとても明るい印象になります。
お部屋からグリーンが見えるだけで癒されるという声もよく頂戴します。
自宅にリフレッシュできる空間ができたら素敵ですよね。
裸足でベランダに出られる
ベランダを裸足で歩くと、どこからか飛んできた砂埃であっという間に足の裏が真っ黒になってしまいますよね。だから、ベランダ用のサンダルを置いたりもしますが、そのサンダルも直射日光に曝されることで劣化したり、汚れたりしてしまうものです。
そんなストレスを無くすことができるのが人工芝です。
人工芝なら裸足で歩いても足が汚れることがないので、サンダルを用意しなくてもいつでも気軽にベランダに出ることができますよ。
アウトドア感覚で過ごせる
ベランダに人工芝を設置すると、足が汚れないだけでなく様々な活用方法が生まれます。
- テントを建ててピクニック気分
- 赤ちゃんと芝生の上で寝ころんでまったり
- ワンちゃんの特性ドッグラン
など、これまでとは違った使い方ができるようになります。
お家にいながらまるで外にいるようなアウトドア気分を味わえるので、休日の使い方が変わってきます。
人工芝のあるベランダでリラックスして過ごそう!
人工芝をベランダに設置することはメリットの方がずっと多く、
色々とベランダを活用していけるようになるので、お家時間が楽しく変わってくるものです。
自宅で過ごした方が楽しいし落ち着くからと、無駄な外食が減ったり、レジャー費がかからなくなったなんて声もあるほどです。
虫が苦手な方は心配もあるかもしれませんが、苦手だからこそ寄せ付けないためにも人工芝の導入を考えてみるといいかもしれませんよ。
是非お気軽にサンプル請求して実物の人工芝を手にとってみてください。