競技場にリアル人工芝が敷かれるようになったワケ
人工芝が敷かれている場所といえば…?
まずは野球場などの競技場を思い浮かべるのではないでしょうか?
DIYなど庭づくりがお好きな方は、庭を思い浮かべるかもしれません。
今回は以下の1~4について紹介します。
1.競技場で人工芝が使われるようになったのはなぜ?
2.人工芝が実際に使われている競技場は?
3.競技場で人工芝が使うメリットTop3
4.まとめ
1.競技場で人工芝が使われるようになったのはなぜ?
あなたは「人工芝」という言葉を聞いて、どんな芝生を思い浮かべるでしょうか。
鮮やかな緑色で、硬いプラスチック製のものを思い浮かべた、そこのあなた!
実は時代遅れかもしれません。
確かに、一昔前までは、玄関外のマットや学校のトイレに
使用されるチクチクしたプラスチック製のものが一般的でした。
用途も、見栄えをよくするためではなく、
水や土を除くという機能的な部分を重視していたと思います。
あの頃の人工芝は、水はけはいいかもしれませんが…
硬く、足の裏に優しいものではありませんでしたよね。
しかし時代とともに人工芝の品質は格段に改良されています。
チクチクしていて本当の芝生とは全くの別物でしたが、
改良により最近では天然芝と見紛うようなリアル人工芝も開発されています。
このように、技術が向上したことで、
様々な競技場にも使われるようになりました。
2.人工芝が実際に使われている競技場は?
ここでは、人工芝が実際に使われている競技場を紹介します。
東京ドームは、日本で初めて、ロングパイルの人工芝を導入した(2002年)球場です。
ロングパイル人工芝とは、クッション性が良く、
競技用人工芝の唯一といってもいいデメリットである
「選手の足腰への負担」が軽減することを可能にしたものです。
このロングパイルの人工芝を採用している競技場は全国にたくさんあります。
野球場を中心にほんの一部を紹介すると…
・横浜スタジアム(横浜DeNAベイスターズ本拠地)
・ナゴヤドーム(中日ドラゴンズ本拠地)
・京セラドーム大阪(大阪ドーム/オリックス・バファローズ本拠地)
・楽天Koboスタジアム宮城(宮城球場/東北楽天ゴールデンイーグルス本拠地)
・明治神宮球場(東京ヤクルトスワローズ本拠地)
・福岡ヤフオク!ドーム(福岡ドーム/福岡ソフトバンクホークス本拠地)
などが挙げられます。
3.競技場で人工芝を使うメリットTop3
このように人工芝が多く採用されている理由は、
人工芝が優れているからだと考えられます。
いろいろなメリットがありますが、ここではメリットTop3に絞って紹介します。
Ⅰ:維持管理が楽!費用も安い!
従来の競技場は土か天然芝でした。
天然芝は草刈りなどの手入れが年中必要です。
競技場を管理するとなると、それだけで莫大な天然芝の維持費がかかります。
それに比べて人工芝は、メンテナンスフリー。
これは大きなメリットだといえるでしょう。
Ⅱ:雨が降ってもぐちゃぐちゃにならない!
土のグラウンドだと、特に梅雨のシーズンに雨が続くとぐちゃぐちゃになって使えなくなります。
しかし、人工芝を敷けば雨に悩まされることもありません。
Ⅲ:天然芝や土と違い、ボールのイレギュラーな動きが少ない!
天然芝は生え方が不ぞろいなため、場所によってボールの跳ね方が異なります。
そのためボールが予想外の動きをすることは少なくありません。
土のグラウンドについても、凸凹していると同じ事が起こります。
人工芝の場合、施工のするときにきれいに整地すればボールがイレギュラーな動きをすることはありません。
4.まとめ
ここまで、競技場で使われる人工芝について紹介してきました。
人工芝が競技場で使われるようになった理由やメリットについて、
ご理解いただけたでしょうか?
これからも、このブログでは人工芝に関する情報を発信していきます。
興味がありましたら、ぜひまた読みに来てくださいね。