人工芝の施工は業者に任せた方がいい?メリットとデメリットは?
人工芝を敷きたいけど、業者に全て任せるべきかDIYで行うのかどちらがいいのだろう。
そんなふうに迷う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は人工芝の施工を業者に依頼するメリットとデメリットをまとめていこうと思います。
これから人工芝の施工を考えている方は是非参考にしてくださいね。
人工芝施工は業者に任せるべき?
人工芝の施工は業者に任せると、どのようなメリットがあるのかをまず見ていきましょう。
全てお任せでやってもらえる
DIY慣れしていればプロさながらの仕上がりになるかもしれませんが、慣れていなければ施工に戸惑ったり、仕上がりにガタ付きなどが出てしまうこともあります。
しかし、施工業者に頼めば全て業者に任せておけばキレイに仕上げてもらえます。
これならDIY慣れしていない方も安心ですね。
ですが中には人工芝に詳しくないのにお金だけ取って適当に施工をする悪徳業者も存在します。
詳しくは後述するので、そちらも参考にしてみてください。
難しい整地作業だけ頼むのもアリ
人工芝の施工で難しいのは、人工芝本体を敷くことよりも整地作業だと言えるでしょう。
しっかりと地面をならし固めておかないと、上から踏まれて圧力が加わった時にその箇所が凹んでしまったりして、地面がでこぼこになったり、整地がうまくいかないことが原因で人工芝がズレてしまうことがあります。
こういった地面のガタ付きはきちんと整地作業を行えば解消できるので、
整地作業だけを業者に依頼するという方法もあります。
人工芝の施工の全てを業者に任せると、その分の施工費用がかかることになりますが、整地作業だけを業者に任せれば、施工費用を一部だけで済ませることができるので節約にも繋がります。
業者に頼んで失敗するパターンは?
業者に人工芝の施工を依頼しても残念ながらキレイに施工してもらえず失敗してしまうパターンもあります。
どんな失敗が起きてしまうのか具体的な例を見ていきたいと思います。
【パターン1】人工芝に詳しくない業者に頼んでしまった
人工芝業者を謳っているなら人工芝に詳しいと当然考えますよね。
でも、中には人工芝業者を謳っていても、人工芝に全然詳しくない業者も存在します。
例えば、朝ホームセンターで人工芝とU字ピンを購入して施工に来る業者もいるほどです。
そのぐらいのクオリティなら少しDIYができる方と仕上がりも大きく変わらないのではないでしょうか。それでも施工費用を取られてしまうのです。
当社にもエクステリア会社や造園会社、リフォーム会社から施工方法の
お問い合わせを頂戴することがとても多くあります。
それは、つまり人工芝施工の経験が全くない業者が施工を請け負って、困って頼ってきてくれているということの裏付けとなるので、その実情を知らずに依頼をしているお客様を思うと複雑な思いになります。
他にも、
- ジョイント部分が目立ってしまう
- 整地が下手ででこぼこになる
など、仕上がりがキレイにならない場合もあるので、業者選びは慎重に行わなければいけません。
【ケース2】目的に合っていない人工芝を選んでしまった
人工芝は目的に合ったものを選ぶ必要があります。
当社でいえば、景観用の人工芝は天然芝のような枯れ葉のような
黄色い見た目の芝葉を混ぜることで周りの景色とよく馴染む仕上がりになっています。
一方、お庭でスポーツを行うのを目的に人工芝を設置するのであれば、
スポーツ用の人工芝のグランターフProがおすすめです。
お子さんがサッカーや野球の練習をする場合に、景観用の人工芝を使っていると耐久性不足ですぐに芝葉が倒れてへたってしまいます。芝葉が潰れてしまうとクッション性もなくなりカチカチになってしまうので、目的に合った人工芝を選ぶことが大切なのです。
当社の場合、
お庭用の人工芝 | エクスターフ |
スポーツ用人工芝 | グランターフ |
園庭用人工芝 | キンダーターフ |
ペット用人工芝 | ペットターフ |
と目的に合わせて人工芝が作られています。
スポーツ用や園庭用は、子どもたちが人工芝の上を駆け回っても簡単には芝葉が潰れないように芝密度を上げて耐久性にこだわって作っています。
ペット用の人工芝は人工芝の上でペットが排泄をしても臭いが気になりにくいよう消臭効果が期待できる成分「銀イオン(Ag+)」を通常の人工芝より更に約10倍練り込まれて作られています。
ホームセンターなどで売られている人工芝は芝葉の長さが異なる程度だと思います。
また、人工芝を自社で開発していないような業者も同様でしょう。
ですが、上記でお話ししたように長く快適に人工芝を使うためには
目的に合わせて開発された人工芝を使っていく必要があるのです。
選び方に迷った際は、こちらの動画も参考にしてみてください。
【ケース3】予算を超えてしまった
人工芝の施工を業者に依頼した場合、人工芝の代金の他に施工費用がかかります。
「それは分かっている」と思われるかもしれませんが、意外と見落としがちなのが別途料金です。
悪徳な業者だと、施工段階に入ってから別途料金を請求され、予算を上回ってしまっているけれど、既に芝の運搬を始めてしまっていると、施工中止というわけにもいきません。
予期せぬ費用でもそのまま払わざるを得なくなってしまうというケースもあります。
業者選びで失敗しないためのポイント
では、業者選びを失敗しないためにはどうしたらいいのかを見ていきましょう。
①見積もりを依頼する
施工を決めてから想定外の価格を請求されることがないように、
事前に必ず見積もりを業者に依頼をお願いするようにしましょう。
見積もりも金額だけが記載されているのだけではなく、
費目別に細かく金額が記載されている方が安心です。
金額だけだと、運搬料、交通費など後から別料金を請求されてしまうことがあるので、施工中や施工後に見積書以外に別途費用が発生する可能性はないかを、しっかり事前に確認することが大切です。
見積書は、なるべく細かく金額の明細が書かれている業者を選び、
不明な点があれば依頼をする前に尋ねて確認をしておきましょう。
②サンプル請求をする
ホームセンターの人工芝と異なり、人工芝業者の人工芝を購入すると実際の品質が分かりにくい場合があります。
- 実際に届いたら思っていたよりも芝密度が少ない
- 思っていたものと色味が違う
など、「こんなはずじゃなかった!」となってしまうケースが意外と起こりがちです。
ホームページの商品写真と実際の商品ではイメージが異なることも珍しくありません。
いざ注文して届いたらガッカリとならないよう実際の商品を事前に見てから購入ができるようサンプル請求を行うようにしてみてください。
③人工芝が自社製品か確かめる
人工芝を購入する場合、自社製品を作っている人工芝専門の会社がおすすめです。
自社製品を持たない会社は他社の製品を仕入れたものを施工しにくる形になります。
この場合、国内の9割の業者は国内仕入れで、資材問屋さんから人工芝を仕入れています。当然ですが、高く仕入れた製品は販売価格も高くなります。
資材問屋から仕入れた価格を元に、店舗で販売価格を決めていくので、同じ製品でも店舗によって価格が異なる形となります。
自社工場の製品ではない場合、施工費に人工芝の仕入価格に利益が加算されるので、自社製品を持つ業者と比べて費用が高くなることもあります。または、販売価格を抑えるために安価な人工芝を仕入れる業者もあります。
また、既製品を仕入れる場合、カットされている人工芝を組み合わせて施工をしていくことになるので、その分継ぎ目がどうしてもできてしまいます。
一方で、自社製品を扱っている業者なら、取り扱っている人工芝の幅のサイズが合えば、無駄な継ぎ目ができるのが防げます。
このように、自社製品を扱っている業者だと、継ぎ目を少なくカットできるだけでなく、費用を安く抑えることも可能となるかもしれません。
④人工芝の仕様を確認してみる
安心できる業者なのか確かめたい場合は、
- 芝密度
- 10cmあたりのステッチの数
- ステッチ1個あたりの芝葉の数
- 芝葉の色の種類
などを購入前に確認してみましょう。
これらの質問にすぐに答えることができたら、その業者は信頼できる業者と言えます。
これらの数値は、どれだけ自社の人工芝にこだわりを持って作っているかの表れでもあるからです。
詳しくは以下の動画も参考にしてみてください。
業者に依頼かDIYはどっちがいい?
業者に人工芝の施工を依頼するかDIYで設置するか、どちらが正解ということはもちろんありません。
全てお任せで人工芝の庭にしたい!という方は業者に一任した方が手間もかかりませんよね。
コツコツと作業をするのが好きな方や、安く人工芝の庭を作りたい方はDIYで設置した方がいいでしょう。
ご自身に合った方法を選ぶのが1番です。
DIYで施工する場合
人工芝はDIYで自分で施工を行うことも可能です。
自身で施工を行えば、業者に依頼した時にかかる施工費用が不要になります。
整地作業は難しいですが、ポイントさえ押さえておけばキレイに施工も行えます。
どうやってDIYを行っていくのか簡単に手順をまとめていくので見ていきましょう。
手順紹介
人工芝を設置する際の手順を簡単にまとめていきます。
- 雑草を抜く
- 整地作業をする
- 防草シートを敷く
- 人工芝を仮置きする
- 人工芝同士を繋ぎ合わせる
- 人工芝を釘打ちする
という手順で進めていきます。
この説明だけではお伝えできないので、詳しくは以下の動画をご覧ください。
整地はしっかりと地面を押し固める
人工芝をキレイに敷くには整地作業が非常に重要です。
地面をしっかりと押し固めておかないと、上から踏みしめられて圧力が加わった時に、その部分がへこんでしまうことがあるからです。
地面を押し固めるには転圧機を使うのが1番です。
転圧機を使えば、均一に地面を固く平らに整えることができます。
転圧機はレンタルすることも可能ですが、それが難しければ景観用の人工芝ならレンガブロックで地面を押し固めることも可能です。
しかし、お庭でたくさん運動することをメインに人工芝を施工する場合は、やはり転圧機で整地作業を行った方がやはり安心です。
詳しくは、以下の記事もご参照ください。
他に、こちらの動画でもご確認頂けます。
防草シート不要の『Drainage Pro』を選ぶと更に簡単
防草シートを敷く作業は意外と苦戦することが多いですが、
中には防草シートを敷かなくてもいい人工芝もあります。
DIY慣れをしていない場合、整地作業だけでなく防草シートを敷く作業も難しいと感じる方もいらっしゃいます。
そんな時は、防草シート不要の人工芝を選んでみてはいかがでしょうか?
当社のDrainage Proという人工芝は人工芝の面全体で排水が行えるので、排水穴がありません。
排水穴ががないということは、人工芝を敷いてしまえば日光が差し込む場所がなくなるので、雑草が生えてくる心配がなく、地面から日光を遮る防草シートも不要ということになります。
防草シートを敷く工程がなくなるので、施工も楽になりますし、
防草シートの費用も要らないので節約にも繋がります。
人工芝を敷いて快適なお庭生活を送ろう!
人工芝の施工を業者に任せるべきかについてお話ししてきました。
業者に任せた方が、自分で作業をすることなく、楽にキレイなお庭が手に入りますが、
業者選びには慎重になった方がいいかもしれません。
せっかく施工費用を支払ったのに雑な工事をされては堪ったものではないので、
当記事を参考に信頼できる業者かよく検討をしてから人工芝購入を検討してみてくださいね。
当社は無料でサンプル請求も承っているので、是非お気軽にお問合せください。