専門家が解説!施工前に知っておくべきリアル人工芝の水はけ問題 パート2
人工芝を敷く際に抑えておくべき重要なポイントとして、「水はけ問題」があります。パート1では、人工芝によって水はけが悪くなるのではないかという疑問点について詳しくご説明しました。
今回は、水はけの悪い土地にも人工芝は敷けるの?うちの土地は大丈夫?そんなお悩みをお持ちの人に向けて、水はけが悪くなる原因と対策、水はけに強いおすすめの人工芝について解説していきます。ぜひ人工芝の設置にお役立てください。
水はけの悪い土地ってどんな土地?
そもそも、水はけの悪い土地とはどんな土地のことをいうのでしょうか。
例えば、雨の後に水たまりができたとします。その水たまりがいつまでたっても残っているようなら、水はけの悪い土地と言えるでしょう。
水はけが悪くなる原因には、大きく分けて以下の4つが考えられます。
- 土の質が原因
- 勾配が原因
- 地盤の整地が原因
- 防草シートが原因
原因が違えば対策も変わってきます。それぞれの原因と対策をご説明していきましょう。
土の質が原因の場合
お庭の地盤は土や砂地を想像する人が多いですが、粘土質の場合もあります。粘土質の土は水を通しにくく、水たまりができやすい水はけの悪い土質です。粘土質の庭は、以前田んぼだった土地にできた住宅地に多い傾向があります。
粘土質のお庭に人工芝を敷く際は、まず粘土質の土をある程度取り除き、水はけの良い山砂を入れる作業が必要です。山砂はホームセンターやインターネットでも簡単に購入できます。
また、土中の余分な水分を排水するために、暗渠管(あんきょかん)を入れて地下に水路を設ける方法もあります。
勾配が原因の場合
庭を作る場合、通常は雨水が流れるように勾配を計算して作られます。勾配を付けると言っても1%程度の角度を付けるだけなので、一見すると傾いているようには見えませんし、普段の生活に支障はありません。
ところが、このたった1%の勾配が狂うと水がうまく流れず、停滞して水たまりができてしまいます。勾配の崩れによって水はけが悪くなっている場合は、以下の原因が考えられます。
- 庭が作られてから長期間経っている
- DIYで勾配の計算なく作られた
- 手抜き工事で作られた
土質に問題がないのに、雨水が停滞してしまう場合は、勾配が原因かもしれません。人工芝を敷く際に、勾配を計算した整地を行うことで改善されます。DIYでの施工が難しい場合は、専門業者に依頼すると安心です。
地盤の整地が甘い
DIYで人工芝を敷く際に大切になるのが整地作業です。整地がうまくいけば、人工芝の施工は7~8割成功したと言っても過言ではないくらい重要な工程です。
雑になりがちな整地作業ですが、しっかり整地しておかないと、地面が凸凹して水たまりができる原因になります。凸凹した地面に人工芝を敷いても仕上がりが悪くなりますし、なにより水はけが悪くなるので、整地作業は丁寧に行うことが、人工芝を綺麗に仕上げるポイントのひとつです。
勾配の計算同様、DIYで難しい場合は専門業者に依頼することもできます。
DIYで整地作業を行う場合は、以下の記事や動画を参考にしてみてください。
防草シートが原因の場合
人工芝を設置してから水はけが悪くなった場合は、土地ではなく人工芝や防草シートが原因かもしれません。
人工芝を敷く際、地盤の上に防草シートを敷いてから人工芝を設置していきます。人工芝の排水穴は小さく、数も少ない場合が多いのですが、防草シートも不織布で目が詰まっているものがほとんどです。そのため、人工芝から防草シートに水が抜けるのにも時間がかかり、防草シートから水がはけるのにも時間がかかるという悪循環が起こります。
防草シートや人工芝自体が原因で水はけが悪くなっている場合は、水はけの良いものに交換するしかありません。一度敷いた人工芝を交換するにはコストも手間もかかります。
水はけ問題で失敗しないためにも、人工芝を敷く前に必ず水はけの良い人工芝や防草シートを検討するようにしましょう。
お庭以外に人工芝を敷く際の水はけ問題
コンクリートやウッドデッキ、ベランダなど、土の地盤以外の場所に人工芝を敷く場合にも、水はけは重要なポイントです。
砂地のお庭のように雨水が染み込む下地ではないので、水はけ問題はより起こりやすくなります。水はけが悪くなると雨水が溜まりカビや悪臭が発生したり、マンションベランダなどでは最悪の場合浸水や漏水の原因になったりします。
コンクリートやウッドデッキ、ベランダなどで起こりやすい人工芝による水はけ問題については、以下の記事でもご説明しています。
土の下地以外に人工芝を敷く際は、排水溝までの水の流れをスムーズにする必要があります。また、排水性の高い人工芝を選ぶことも不可欠です。
人工芝の排水性については以下の動画でも解説しています。
防草シートなしで敷ける人工芝があるって本当?
前項でもお伝えした通り、防草シートは水はけの悪さの原因のひとつに挙げられます。そのため、防草シート選びも大切になります。排水性はもちろん、「遮光率が高い」「密度が高い」「織目がない」防草シートでないと、満足のいく防草効果は得られません。人工芝DIY初心者の人にとっては、防草シートを選ぶのすら難しく感じてしまいますよね。
そのうえ、DIYで人工芝の設置を考えている人にとっては、綺麗に敷くのも大変ですし、費用も嵩みます。
そこで、おすすめしたいのがフィールドマジックの人工芝「ドリネージュプロ」です。フィールドマジックでは防草シートのお悩みを解決すべく、防草シートなしで敷ける人工芝を開発しました。
ドリネージュプロの特徴は以下の3つです。
- 防草シートなしで設置可能
- 排水穴ではなく面全体で排水
- 芝のリアルさそのまま
人工芝DIYが初めての人でも安心して綺麗に敷けるように開発した商品です。どんな特徴があるのかご説明していきましょう。
防草シートなしで設置可能
防草シートがいらないところが、ドリネージュプロの最大の特徴です。従来の人工芝にはなぜ防草シートが必要だったかというと、人工芝の排水穴から雑草が生えてきてしまうからでした。その点、ドリネージュプロには排水穴がありません。そのため、防草シートがなくても雑草が生えてくるのを防げるというわけです。
排水穴ではなく面全体で排水
排水穴がなければ、水はけが悪いのでは?と不安になる人もいるでしょう。安心してください。ドリネージュプロは人工芝全体がメッシュのような作りになっており、面全体から排水が可能。穴が無くても排水性の高い画期的な人工芝なのです。もちろん、面での排水だからと言って、裏面にもしっかりコーティングを施しているので強度も問題ありません。
芝のリアルさそのまま
防草シートが不要の特徴を新たに備えたドリネージュプロですが、フィールドマジックの人工芝のハイスペックな特徴はそのまま受け継いでいます。芝のリアルさはもちろんのこと、フカフカの手触りとクッション性の高さ、高芝密度による耐久性も申し分ありません。
ドリネージュプロにはメリットがたくさん!
ドリネージュプロを使うと以下のようなメリットが得られます。
- 作業量が大幅カット
- コスト削減
- 人工芝DIY初心者でも簡単
人工芝の施工は一般的に以下の手順で行います。
ドリネージュプロを使えば、防草シートを敷く作業がカットできるので、
という2つの工程で施工が完了します。
作業工程が減ることで、防草シートの費用や作業にかかるコスト削減にもつながります。
ドリネージュプロはこんな人におすすめ!
- 作業量とコストの両方を減らしたい
- 人工芝の水はけ問題に悩みたくない
- お庭用・ペット用の人工芝を探している
ドリネージュシステムを導入した人工芝は、家庭用人工芝「エクスターフ」とペット用人工芝「ペットターフ」からお選びいただけます。
ドリネージュプロについてはこちらでも紹介していますので、ぜひご覧ください。
水はけ問題を解決して理想的な人工芝ライフを送りましょう!
水はけが悪い土地にそのまま人工芝を敷くことはおすすめできません。人工芝を敷く前に、水はけが悪い理由を明確にし対策することで、人工芝の施工が可能になります。
今回ご説明した原因と対策を参考に、理想通りの人工芝ライフを送りましょう!
当社では無料サンプル請求が行えます。DIYでは難しい場合のご相談や、ドリネージュプロに関するご質問など、人工芝に関するお悩みはお気軽にお問い合わせください。