DIYで人工芝を施工してみたものの、人工芝がでこぼこに仕上がってしまった。
ここからリカバリーさせる方法はある?とお客様からお尋ねされることがよくあります。

そこで今回は、施工した人工芝がでこぼこになってしまった場合の対策法をお話ししていきます。

人工芝がでこぼこになる原因は?

施工した人工芝がでこぼこになってしまう場合、一体何が原因なのでしょうか。
考えられる原因を見ていきましょう。

石や雑草が残っている

石や雑草が地面に残ったままだと、平らに人工芝を敷けずその部分だけ
隆起した状態になってしまうことがあります。

せっかく人工芝を施工した後で、こうした隆起を見つけたら後処理が面倒ですし、
硬い石が残っていたら転んだ時などに怪我をしてしまうこともあるので
整地作業の段階でしっかりと、邪魔になるものは除けておくことが大切です。

1cmくらいの石があると足の裏に違和感を感じてしまうので、
1cm以上の大きさの石は取り除くか、叩いて地中に埋めてしまいましょう。
表面に石の膨らみを感じないようにするのがベストです。

整地作業がきちんとできていない

人工芝をキレイに敷くには整地作業をしっかりと行うことが非常に重要です。

地面をしっかりとならし固めておかないと、上から踏みしめられて圧力が加わった時に、
その部分がぽっこりとへこんでしまうことがあります。

上から踏まれても地面が凹むことがないようにするためには、
転圧機などを使ってしっかりと固めなければいけません。

たまにお庭遊びで使うぐらいならレンガブロックを使って地面をならし固めることもできますが、お庭で運動をするなど、頻繁に活用するのであれば、ホームセンターなどでも転圧機はレンタルすることが可能なので、借りて本格的に整地作業をした方が安心と言えるでしょう。

防草シートがキレイに敷けていない

防草シートがキレイに敷けていないと、その影響で人工芝まで凹凸ができてしまうことがあります。

例えば、ポリプロピレン製の硬めの防草シートはシワになりやすいので、
そのシワが人工芝に影響してしまうこともあるのです。

また、物によっては湿度や温度で伸縮する製品もあるので、伸びた場合にシワとなり、
人工芝もそのシワの影響が出てしわしわになってしまった例もあります。

人工芝の施工は整地作業が難しいイメージがありますが、DIY慣れしていないと
防草シートに苦戦する方も珍しくありません。
DIY慣れしていない方が人工芝を施工する場合、当社のDrainage Proという
人工芝のような防草シート不要の人工芝を使うと人工芝の施工も楽になりますよ。

人工芝の設置方法に問題がある

防草シートを施工する場合、施工後に防草シートが縮むことを加味して
繋ぎ目部分は10cmほど重ねることが勧められています。

しかし、それとは逆で人工芝を施工する場合、繋ぎ目部分は5mmほど開けておく必要があります。

ぴったりと重ねてしまうと、繋ぎ目部分が浮かび上がってしまうことがあるので、隙間を少し開けて手で芝葉を整えて自然な仕上がりに見えるようにするのがキレイに見える敷き方です。
このような施工ができていないと、繋ぎ目部分が浮き上がってでこぼことした仕上がりになることがあるので気を付けなければいけません。

人工芝がでこぼこした場合の直し方は?

人工芝をDIYで敷くための道具たち

それでは、既にでこぼこになってしまった人工芝はどうしたらいいのでしょうか。
この場合、でこぼことしている箇所の面積によって対処方法も変わってきます。

まずは、でこぼことしている箇所が少ない場合の対策法から見ていきましょう。

でこぼこが1か所なら部分修復となる

でこぼこの面積が少ない場合、人工芝全体を直す必要はなく、部分修復で対応をすることも可能です。
部分修復の仕方は下記のようになります。

①でこぼこの箇所を切り抜く

でこぼこになってしまっている部分の箇所の人工芝をカッターなどを使って切り抜きます。
2箇所を切って、折りたたむようにすると次の作業がしやすいです。

②防草シートを外す

人工芝がカットできたら、下にある防草シートも同じ要領で2箇所を切ってめくり上げます。
すると、でこぼこになっている箇所の地面が見えてくるはずです。

③でこぼこを平らにする

地面が見えたらいよいよでこぼこを直す作業に入ります。
そこに石や雑草があるなら取り除いて邪魔となっているものを除けましょう。

整地作業が不完全に盛り上がってしまっている箇所があればトンボなどで削り、
地面が凹んでいればその箇所に砂を入れて平らに整えていきます。

平らに整えた後は、転圧機やレンガブロックなどでしっかりと押し固め、
再度でこぼこになることのないようにしましょう。

④元に戻していく

地面が平らになれば、めくった防草シートと人工芝を元に戻していきます。
切り込みを入れてしまっているので、元の形に戻したらU字釘を使って固定をしたら完成です。

これで、人工芝の部分修復が行えます。

お庭全体がでこぼこしている場合は再施工が必要!

続いて、お庭全体がでこぼこになってしまっている場合の修復方法です。
こちらは人工芝を1度全部剥がして、最初からやり直していくことになります。

雑草や石の除去を徹底

こちらも地面に雑草や石などが残されていないか徹底的にチェックします。

1度人工芝を全て剥がしたことで、お庭の様子が見やすくなっているので、
このチャンスにしっかりと見逃しがないように確認をしておきましょう。

万一、人工芝施工後に小石などが足裏に感じた場合は、ゴムハンマーなどで
叩いてみる
と小石は地中に埋まるので違和感がなくなります。

この場合、金属ハンマーなどで叩くと人工芝が破損して穴が空く場合があるので、金属ハンマーやプラスティックハンマーは直接使わないようにしてください。金属ハンマーで叩く場合は、叩く部分にぞうきんを二つ折りにし、クッションの代わりとして置いて、そのぞうきんを叩き、直接人工芝を叩かないようにするといいでしょう。。

転圧機を使ってしっかりと整地する

庭で転圧機を使う様子

せっかくもう1度お庭全体を整地するチャンスなので、
前回の整地が甘かったのであれば今回は力を入れてしっかりと行いたいところです。

転圧機を使ってしっかりと地面をならし固めていきましょう。

自分で整地作業をするのが難しいと感じたら、整地作業だけプロに頼むというのもアリです。

全て業者に依頼をすると料金が高くなると思うのであれば、比較的失敗の少ない人工芝を敷く作業よりも、慣れていなければ難しい整地作業をプロに頼んだ方が仕上がりがキレイになるでしょう。

人工芝がでこぼこにならないためのポイントは?

では、これから人工芝を施工しようという場合、人工芝の仕上がりがでこぼこにならないようにするためのポイントをいくつか挙げて紹介していきます。

しっかりと整地作業をする

繰り返しになってしまいますが、人工芝をでこぼこにしないためには、整地作業が大切です。
必ず地面が均一になるようにならし固めましょう。

詳しくは、以下の記事でもご参照頂けます。

他にも、次の動画でご確認頂けます。

根っこから雑草を取る

整地作業で雑草を抜く際は、必ず根っこからしっかりと抜き取りましょう。

根っこから抜き取っておかないと、人工芝の下でまた伸びてくることも考えられます。
雑草も人工芝がでこぼことする原因となるので、見過ごさずに根元から抜き取ることがポイントです。

隙間なく防草シートを敷く

人工芝の失敗で、よくあるのがしっかりと防草シートが敷けておらず、
隙間から雑草が生えてきてしまうというケースです。

こういった場合の対処法は、壁際に防草シートを敷く場合は、壁に当たる長さぴったりでカットするのではなく、壁より数cm長めに防草シートをカットして、シートの端が立ち上るようにすると、隙間から日光が差し込んで雑草が生えてくるのを防げます。

また、防草シートの品質によっては、高温で縮んでしまうことがあります。

素材が縮んでしまったことでピン穴が広がったというケースもあるので、
防草シートを選ぶ際は耐久性に優れた製品を選ぶといいでしょう。

既に広がってしまったピン穴は、ガーデニング用のテープなどで塞げば大丈夫です。

防草シート不要の『Drainage Pro』を選ぶと更に簡単

防草シートを敷く作業は意外と苦戦することが多いですが、
中には防草シートを敷かなくてもいい人工芝もあります。

例えば当社のDrainage Proという人工芝は人工芝の面全体で排水が行えるので、排水穴がありません。

排水穴ががないということは、人工芝を敷いてしまえば日光が差し込む場所がなくなるので、
雑草が生えてくる心配がなく、地面から日光を遮る防草シートも不要ということになります。

防草シートを敷く工程が1つなくなるだけで、人工芝を敷く難易度もだいぶ下がるので、
是非検討されてはいかがでしょうか。

手間がなくなるだけでなく、防草シートの費用も削減できますよ。

芝目の向きを揃える

人工芝の仕上がりがキレイにいかない場合、人工芝の芝目が揃っていないからという場合もあります。

『芝目』というのは、芝葉の先が寝ている方向のことを指します。
よく見ると、芝葉の先が倒れている方向があるはずです。

人工芝を敷く際は、この芝目が同じ方向を向くように敷いていきます。

更にキレイに見えるポイントとしては、よく人工芝を眺める方向に
芝葉の先が向いているように敷くのがおすすめです。

こういった芝目を意識するだけで、人工芝の仕上がりに差が出るので、
是非押さえておきたいところです。

人工芝を敷いて快適なお庭生活を送ろう!

せっかく敷いた人工芝がでこぼこな仕上がりではがっかりしてしまいますよね。

今回ご紹介したリカバリー方法を参考にして頂ければ、「失敗した…」と嘆かなくても大丈夫です。

まずは、人工芝のどの部分がでこぼこになってしまっているのか現状確認をしましょう。
それによって部分修復か全体を修復するのかが決まってきます。

お庭全体がでこぼことしてしまっている場合、性能のいい人工芝に変えてみるのもいいかもしれません。
当社は無料でサンプル請求も承っているので、是非お気軽にお問合せください。

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