施工した人工芝は10年後はどうなる?
人工芝の施工直後は当然ふかふかで気持ちがいいものですよね。
でも、施工から年月が経ったら…。
例えば施工から10年経った人工芝はどうなってしまうのでしょうか。
どんな状態になっているのか気になりませんか?
今回は施工から10年経った人工芝がどうなるのか、その様子をご紹介していきます。
人工芝に寿命はある?
そもそも人工芝には寿命があるのでしょうか?
人工芝の寿命について見ていきましょう。
消耗品なので寿命はある
人工芝は残念ながら永久的に施工時の状態を保てるものではありません。
使っていくうちに、段々と人工芝は劣化していき、最終的には人工芝ならではのふかふかな感触などが損なわれていってしまいます。
人工芝はなぜ劣化する?
では、人工芝はなぜ劣化をしてしまうのでしょうか。
劣化の要因となるものを挙げていきます。
紫外線による影響
人工芝は紫外線を長期間浴びることで次第にダメージを受けていきます。
紫外線ダメージを受けた人工芝は、芝葉の色が褪せてしまうだけでなく、
強度が弱まり千切れやすくなってしまいます。
少し引っ張っただけで、プチプチと芝葉が千切れてしまうこともあるでしょう。
台風による影響
台風などの想定外ともいえる強風が起きると、固定してあったピンなどが外れて
人工芝がめくれたりする場合があります。
めくれるまではいかなくても、人工芝がぷかぷかと浮き上がってしまったり、浮き上がった隙間から日光が差し込んで雑草が生え放題になるなど、人工芝もお庭も荒れてきてしまうことも考えられます。
物の重さによる影響
人工芝の上にテーブルセットなどの重たいものを置きっ放しにしていると、芝葉が潰れてそのまま起き上がらなくなってしまうだけでなく、芝葉が抜け落ちてしまうこともあります。
寿命を迎えた人工芝はどうなる?
人工芝が寿命を迎えるとどうなってしまうのかもまとめていきます。
芝葉が千切れやすくなる
人工芝が傷んでくると、芝葉は千切れやすくなってしまいます。
本来なら少しぐらい圧力が加わっても抜け落ちるはずのないものが、軽く引っ張られただけでも千切れてしまったり、根元からすっぽりとその部分の芝葉が抜け落ちてしまったりすることがあります。
芝葉が潰れてカチカチになる
人工芝の芝葉が潰れると、ふかふかな部分がなくなってカチカチになってしまいます。
カチカチになった人工芝は固く、転んで頭などをぶつけると痛い思いをしてしまうほどです。
芝葉の色が褪せる
紫外線を長期間浴びると、次第に人工芝の芝葉の色は褪せていってしまいます。
キレイな緑色が特徴だったはずの色味が失われ白っぽくなっていってしまうでしょう。
人工芝の寿命はどのぐらい?
では、人工芝の寿命はどのぐらいと考えればいいのでしょうか。
人工芝の寿命について解説していきます。
ホームセンターの人工芝は2年前後のものもある
ホームセンターで販売されている人工芝の寿命は、
品質によっても異なりますが数年程度の場合が多いようです。
品質にもよりますが、2年前後と思ってもいいのではないでしょうか。
2年ほど経つと、芝葉が倒れて起き上がらなくなったり、芝葉が抜け落ちてしまうものも出てきます。
ホームセンターで販売されている人工芝でも、5年間の保証期間が設けられているものもありますが、それでもやはり5年程度が限界となってきてしまうようです。
フィールドマジックは10年保証
当社の人工芝は保証期間を10年としています。
人工芝の耐久性は、芝葉の材質と形状、密度で決まってきます。
当社の人工芝は自社工場で作られています。
工場の技術者・研究開発部門と協力し、耐久性を高める強さのある材料で製造し、ふかふかで柔らかさを損なわないクッション性を実現した人工芝を開発致しました。
お庭遊びを始めたばかりの小さなお子様が、たっぷりとお庭遊びを楽しみながら大きくなっていってほしいという思いを込めて。
この人工芝なら10年以内に芝葉がちぎれたり、
抜け・破れなどの損傷はまずないと胸を張れる品質となっています。
詳しくは、こちらのページもご参照ください。
口頭での10年保証には気を付けろ!
ネット販売されている人工芝を見ると、他にも10年保証を謳っている人工芝もあります。
しかし、ほとんどの人工芝施工業者は資材問屋からの仕入れで販売、施工をしています。
そのため、売っている業者自身も何を根拠に10年使えるといっているのかが分かっておらず、「10年ぐらいもつのでは?」と、商品ページに記載していることもあるそうです。
当社のようにテストを重ねて10年耐えうる品質だと分かって謳っているわけではないということです。
人工芝を購入する際は、自社工場で作られたものかどうかも、
購入する際の1つの目安にするといいかもしれません。
また、保証書を発行してくれるかどうかも大きなポイントとなるでしょう。
「10年使える」と言う言葉を信じて購入したのに、保証書などがないと、施工から数年経った後に、人工芝が潰れてしまったり、芝葉が抜け落ちて助けを求めても「人工芝とはこんなもんですよ」という一言で終わらせられ、何の保証もしてもらえないというケースはたくさんあります。
人工芝は決して安いお買い物ではないので、何年使えるというなら、その年数を保証する保証書の発行は業者選びの重要なポイントとなります。
業者が口頭だけで「何年使える」というのを鵜呑みにして信じないようにしてください。
人工芝の買い替えのサインは?
人工芝はどうしても寿命が生じてしまうものです。
では、人工芝がどのような状態になったら買い替えのサインと思えばいいのかを見ていきましょう。
芝葉の変色が目立ってきたら
芝葉の褪色が目立ってきたら、そろそろ買い替えのタイミングとなってきます。
褪色しているということは、見た目の問題だけでなく、芝葉自体も傷んできている証拠です。
芝葉を引っ張るとちぎれやすくなっているはずです。
芝葉が倒れて戻らなくなったら
使っていくうちに、どうしても人工芝の芝葉は倒れていってしまうものです。
初めの頃は倒れたらブラシなどで根元から起こしてあげれば起き上がってくれますが、次第にそれでも戻らなくなってきてしまいます。
何をしても芝葉が倒れたまま戻らなくなってしまったら、買い替えのサインかもしれません。
ジョイント部分の隙間が目立ってきたら
人工芝を使い込んでいくうちに、ジョイント部分に砂などのゴミが溜まっていくことで隙間が目立ってきてしまうことがあります。
そうならないように、小まめに掃除機などでジョイント部分のゴミを取り除く必要がありますが、経年によってどうしても取り切れなかったゴミが溜まっていってしまうものです。
ジョイント部分の隙間が目立って、修正不可能なレベルになってしまったら買い替えを検討してもいいでしょう。
寿命を迎えたらどうする?
人工芝が寿命を迎えたらどうなるのでしょうか。
その後についても見ていきましょう。
張り替える
まだまだお庭をたくさん使うのであれば、張り替えが現実的かもしれません。
ただ何度も張り替えるとなると費用もかかってきてしまうので、
最小限の張り替えで済むようにしたいところです。
お庭を余り使わないならそのままでも…
もうお子さんが大きくなり、余りお庭を活用しなくなってきたのであれば張り替えずに、そのままの状態にしておくという手もあります。
カチカチの状態では、転んだ時も痛いですし、その上で運動などをしたら膝に負担が掛かってしまいます。それでも、人工芝が敷いてあれば雑草は生えてこないので、お庭のお手入れはしなくて済みます。
お庭のお手入れが要らないだけでもだいぶ助かるので、お庭をたくさん活用する機会がないのであれば、10年たっぷりとお庭を使い果たした後は、そのままの状態で使うという方法もあります。
寿命の長い人工芝の選び方は?
人工芝の張り替えは極力少ない方が手間がかかりません。
そのためには、寿命が長い人工芝を選ぶことが大切です。
この項目では、寿命が長い人工芝の選び方をお話ししていきます。
UV加工など機能性の高いものを選ぶ
紫外線のダメージを避けるのは難しいですが、少しでも避けるために
UV加工されているものを選ぶのもおすすめです。
UV加工は他の人工芝と比べ、紫外線によるダメージに強く作られています。
他にも防カビ加工、防臭加工など様々なものがあるので、
こういった機能性の高い人工芝を選ぶのも安心に繋がります。
芝密度が高いものを選ぶ
人工芝がへたるのを防ぐには、へたりにくい品質のものを選ぶのが1番です。
人工芝がへたってしまうのは、上から踏みつけられた時の圧力に耐えきれず、
段々と芝葉が倒れていってしまうことが原因です。
なので、上からの圧力に耐えられるよう、芝密度が高い人工芝を選べば、芝葉がすぐにへたるのを防げます。
よくある人工芝の芝密度は15,000~17,000/㎡と言われています。
しかし、これでは2年以内に芝葉は倒れて起き上がらなくなってしまうでしょう。
そのため、人工芝を選ぶときの基準は、
芝密度20,000以上の製品を選ぶようにすることを当社は推奨しております。
ちなみに、当社の人工芝『エクスターフ』の密度は24,150の芝葉で構成されているので、かなりの高密度となっていて、へたりにくくなっています。
詳しくは以下の動画もご覧ください。
製品保証のある人工芝を選ぶ
人工芝を選ぶ場合は、『〇年保証』と保証書がついてくるものを選びましょう。
先ほどもお話ししたように、保証書がつかず、口頭での説明のみの場合、
後々トラブルが起きても対応してくれない場合も考えられます。
何か起きた時に備えて、保証書があった方が安心できるので、
人工芝を購入する際は製品保証があるものを選ぶようにしていきましょう。
少しでも長く人工芝を使う方法は?
せっかく高品質の人工芝を選んでも、使い方に問題があると寿命を早めてしまうかもしれません。
ここでは、人工芝を少しでも長く使うためのコツを見ていきたいと思います。
重い家具は定期的に置き場所を変える
テーブルセットや物置など重たい家具が乗っているところは、重さで芝葉が倒れてしまいます。
ずっとその位置に置きっ放しになっていると、その家具をずらした時に
その家具の形に芝葉が倒れ、もう起き上がらなくなってしまうのです。
そうならないために、定期的に家具の置き場所を変えることが大切ですが、
その際に家具を引きずらないようにずることも大切です。
重たい家具を引きずってしまうと、摩擦で人工芝が破れたり傷んでしまうからです。
数人で持ち上げて運ぶようにしていきましょう。
ゴミはすぐに取り除く
人工芝にゴミが落ちていることに気付いたら、その場ですぐに取り除くことも大切です。
砂や枯れ葉が排水穴の中に溜まっていくと、排水の妨げになりますし、当記事でお話ししたように、ジョイント部分に溜まっていくと、人工芝に隙間が生じる要因となりかねません。
すぐに取り除かずに、そのままにしておくと、枯れ葉が腐って芝葉の中に入り込み、カビや虫の発生してしまうこともあるので、できるだけ早くゴミは取り除くようにしてください。
転圧機でしっかりと整地作業をしておく
人工芝を長く快適に使うには、人工芝を敷く前の整地作業も非常に重要です。
しっかりと整地ができていないと、人工芝を使っていくうちに、お庭にガタつく箇所が出てきたり、人工芝のズレや歪みに繋がることもあります。
そうならないために、転圧機を使ってしっかりと地面を押し固めておくと、後々にこういったトラブルを防げるので、整地作業はしっかりとしておきましょう。
人工芝は自分で張り直せる?
人工芝が寿命を迎えたと思ったらどうしたらいいのでしょうか。
自力で人工芝を張り替える方法も解説していきます。
張り直し方を解説
人工芝の張り替え方は、
- はがす
- 下地を整える
- 新しいものを敷く
の3ステップとなります。
詳しく工程を見ていきます。
<はがす>
U字ピンなどを外し、人工芝をめくっていきます。
簡単にはがせるはずですが、処分することを考え、
ホースで水洗いなどをして人工芝に付着している砂や土を取り除きましょう。
<下地を整える>
下地をキレイに整えてあっても、使っていくうちにガタつきが出てしまうこともあります。
地面が凸凹としている場合は、下地材を追加で入れて再度転圧を行ってみてください。
<新しいものを敷く>
下地を整えたら、新しい人工芝に変えていきます。
防草シートも新しくする必要がありますが、それが手間だと感じる場合は、
このタイミングで防草シートが不要の人工芝に変えるという手もあります。
当社の人工芝の『ドリネージュプロ』は防草シートが不要の人工芝となっています。
従来の方法の排水穴で排水を行うのではなく、
人工芝の面全体で排水が行える特殊加工となっているので、排水穴が開けられておりません。
排水穴がないので、穴から雑草が生えてくる心配がないため、
防草シートが不要の人工芝となっているのです。
使い終わった人工芝はどう処分する?
最後に、使い終わった後のはがした人工芝の処分方法についても見ていきましょう。
ロールタイプなら粗大ゴミ
はがした人工芝がロールタイプなら粗大ゴミで捨てることとなります。
この際に注意したいのが、人工芝に付着している砂や土です。
砂や土が付着していると回収してもらえないこともあるので、
叩き落とすか洗い流すかして、キレイな状態にしてゴミに出しましょう。
1辺30cm未満なら可燃ゴミ
人工芝を1辺30cm未満に裁断できれば『燃えるゴミ』として捨てることも可能です。
ただ、大きな人工芝を裁断するのは根気がいる作業となるので、
可燃ゴミで捨てたい場合は頑張らないといけません。
裁断自体は余程力を加えなくても、簡単に切れるはずです。
人工芝を取り入れて快適なお庭生活を送ろう!
人工芝の寿命についてお伝えしてきました。
せっかく人工芝を施工するなら少しでも長く快適に使っていきたいですよね。
そのためには、保証期間がしっかりとあり、保証書もついてくる人工芝を選ぶのがポイントとなるでしょう。
当社は無料でサンプル請求も承っているので、是非お気軽にお問合せください。