人工芝を敷くとダニが湧くって本当?気になる噂を解説!
天然芝のお庭で害虫に悩まされたから人工芝に替えたのにダニが湧いてしまった!
そんなふうに聞くと、人工芝を設置するのに不安を感じてしまいますよね。
人工芝を設置すると本当にダニが湧くのでしょうか?
気になる噂を詳しく解説していきます。
人工芝を敷くとダニが出るって本当?!
結論から言えば、人工芝を敷いたからといってダニが繁殖するわけではありません。
むしろ、地面を人工芝で塞ぐ形となるので、天然芝のままの状態よりも虫と遭遇することは少なくなるはずです。
それでも中には、人工芝を敷いているけどダニが発生してしまったなど困った状態に悩まされてしまっている人もいます。
一体なぜ、そのような状態になってしまったのかも考えていきましょう。
困った事例を紹介
では、ここで実際に人工芝を設置してダニに悩まされてしまったケースをご紹介します。
Oさんのお宅はマンション住まいということもあり、ベランダに人工芝を設置することにしました。
Oさんはベランダ菜園をしていて、日頃から小まめにプランターの野菜にお水をあげていたそうです。
人工芝を設置してからしばらく経ち、梅雨を迎えた後、人工芝の上でくつろいでいると、数か所をダニに刺されてしまったことに気がつきました。
最初は人工芝に原因があるとは思わなかったそうですが、人工芝の上でくつろいだ後に痒くなることに気付いたOさんは人工芝にダニが湧いていることを疑いました。
どうやら人工芝の裏側でダニが繁殖してしまって、そのダニが表面にやってきて刺されてしまったということだったようです。
このケースを解説すると、
- 水はけの悪い人工芝を使っていた
- プランター栽培で虫が寄り付きやすい環境だった
ということが挙げられます。
人工芝を設置したからダニが湧いてしまったというよりは、人工芝を設置している環境がよくなかったと言えるかもしれませんね。
そもそも人工芝は虫が寄り付きにくい!
プラスチックが原材料となっている人工芝は、前提として虫が寄り付きにくい素材です。
プラスチックを餌とする虫はいないからです。
ただし、さっきのOさんのケースのように他の要因がきっかけで虫が発生してしまうことはあります。
虫が発生してしまうと、刺されて痛かったり痒い思いをしてしまうので、そうならないよう未然に環境も整えていきたいところです。
人工芝の表面に餌はない
繰り返しになりますが、人工芝自体を食べる虫はいません。
そのため、本来なら人工芝を敷くことで、以前よりも虫を見かけることが少なくなると思われます。
天然芝で草抜きをするたびにミミズが飛び出してくるのが嫌で人工芝に変えたというお客様も珍しくないです。
天然芝だと、ミミズやなめくじ、ムカデなど様々な虫が出てきます。
虫が苦手な方はそれがつらくてお庭の管理が難しくなったというお話も聞きます。
そういった方は人工芝に変えたことで、虫と遭遇することがなくなってよかったと喜んで頂けることも多いです。
水はけが良ければ湿度も低い
虫が好む環境に高温多湿が挙げられます。
水があれば、それだけで生きていける虫もいますよね。
虫を寄せ付けたくなければ、水はけの良さにこだわって、虫がいたくなくなる環境を整えるといいでしょう。
そのためには、まずは人工芝の水はけにはこだわりたいところです。
先ほどお話ししたOさんのケースでも、ダニが繁殖した要因の1つに人工芝の水はけの悪さがありました。
Oさんの場合、頻繁にプランターに水やりをしていたのに対し、人工芝の水はけが悪かったため、いつまでも人工芝の裏側に水が溜まっていて、そこにダニが発生してしまったという経緯が予測されます。
そうならないためにも、水はけのいい人工芝を選べばダニの発生を抑えることが期待できます。
人工芝でダニを目撃する理由は?
人工芝を設置したことでダニを目撃する理由を考えていきます。
人工芝の裏側に理由がある
人工芝にダニが発生する場合、原因は表側ではなく裏側(バッキング)にあることがほとんどです。
9割近くは人工芝のバッキングが原因といってもいいのではないでしょうか。
人工芝のバッキングのどこに問題があるのかまとめていきます。
〇高温多湿
人工芝が設置されることによって、地面やコンクリートに蓋がされるような状況になるので、人工芝の裏側は蒸し蒸しとした高温多湿の状態です。
虫はこうした高温多湿の環境が好きなので、寄り付いてくることもありますが、水がすぐにはけていくのであれば、高温多湿になるのは一時的なものなので、虫が棲みつくのは避けられます。
しかし、水はけが悪く、いつまでもじゅくじゅくとした状態が続くのであれば、そのまま虫が棲みついたり、そこで繁殖してしまうことも考えられるので気を付けなければいけません。
〇落ち葉などを餌とする
人工芝自体を虫は食べなくても、落ち葉などの餌となるものがあれば寄ってきてしまう場合もあります。
落ち葉などが人工芝にあることに気付いたら、できるだけ早く取り除くようにするのを習慣づけるといいでしょう。
落ち葉などのゴミは、虫たちの餌となるだけでなく、砕けていった破片が排水穴に入り込むと、排水の邪魔をしてしまうことがあります。
排水穴に落ち葉などのゴミが入り込むと、取り除くのも大変なので、見つけたらすぐにゴミは取り除くようにしてくださいね、また、ダニは人間の髪の毛やフケ、皮脂なども餌とするので、人工芝を定期的に掃除するのがおすすめです。
人工芝に破れがある
他にも人工芝自体に破れがある場合もダニが湧いてしまう要因となります。
人工芝が破れているということは、地面に設置していても、コンクリートに設置していても、虫が出てきてしまう隙間があるということです。
隙間があれば、地面に設置している場合、そこから太陽が差し込み草が生えてきて、ダニ以外の虫を呼び込んだり、雑草が生い茂ってきてしまうことも考えられるので、人工芝に破れを見つけたら、そこの部分の人工芝は新しいものに替えるなど早めに対処するようにしていきましょう。
ダニが好きな環境は?
一般的にダニが好む環境にはどのようなものがあるのかも整理していきましょう。
どのような環境が好きなのかを知っておけば事前に対策を行うこともできます!
ダニが発生する環境
ダニが好む環境は、
- 室温20〜30℃
- 湿度60%以上の高温多湿
- フケや皮脂、髪の毛などの餌がある場所
などが挙げられます。
じめじめしていたり、通気性の悪い場所、掃除されていない場所などでよく目撃されています。
ダニが発生しやすい時期
ダニは高温多湿になる場所を好むので、6〜9月頃によく発生すると言われています。雨が多く降る梅雨の季節ですよね。
梅雨の時期は湿度が高くなるので、特に注意が必要です。
それ以外にも、じめじめしている環境が長く続けば季節に関係なく発生することも考えられるので、やはり湿度には気を付けなければいけません。
ダニが発生しやすい場所
ダニが発生しやすいと言われる場所に、布団やマットレスなどの寝具などがあります。
寝具は体温と寝汗で高温多湿になりやすく、ダニの餌となる皮脂やアカもたくさんあるからです。
あとは、掃除のしにくい大きなカーペットや畳も高温多湿になりやすくダニの発生しやすい場所となります。
こう聞くと、人工芝は関係なく思えますが、環境によっては高温多湿になってしまうので油断はできない状況です。
ダニによる悪影響
ダニが発生してしまった場合、見た目が気持ち悪いなどの他にどのような困ったことが起きるのかも見ておきましょう。
〇刺されてしまう
ダニは太ももなどの柔らかいところを刺したり吸血したりします。
ダニに刺されると、刺された場所が赤く腫れて強いかゆみを伴い、数日症状に悩まされてしまいます。
全てのダニが人を刺すわけではありませんが、身近にいるダニの中ならイエダニやツメダニといった種類のダニが人体に影響を与えます。
他にも最近ではマダニなどもニュースで騒がれていましたよね。
マダニは刺されてしまうと強い症状を引き起こすことで知られています。
林や草むらなどにいることが多いとされるマダニですが、最近では生息している場所も広がってきて、公園や河原、庭などでも発見されているので、万一マダニを見つけたらすぐに駆除を行う必要があります。
〇アレルギーを引き起こす場合もある
ダニの死骸を吸い込むと、人によってはアレルギー症状を引き起こすことがあります。
ダニによるアレルギーの症状は、
- 鼻水、鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー性鼻炎
- 呼吸器に影響を与える喘息
- 肌に症状を引き起こすアトピー性皮膚炎
- 目がかゆくなったり違和感が出るアレルギー性結膜炎
などがあるので、ダニアレルギーを持っている場合は気をつけなければいけません。
人工芝にダニを寄せ付けないためにできることは?
人工芝にダニを寄せ付けないためにできる予防策についてもまとめていきます。
人工芝に隙間を作らない
ダニが入ってくる場所を作らせないためにも、人工芝には隙間がないようにぴっしりと敷き詰めるのがポイントです。
お庭に設置する場合は、しっかりと整地作業の後に、防草シートを隙間なく敷いて、雑草が生えてくるのを防ぐか、当社のドリネージュプロのような防草シート不要の人工芝を選ぶようにしていきましょう。
ピンで固定する
人工芝に隙間が空いたり、ズレてくるのを防ぐためにU字ピンなどでしっかりと固定をするのも大切です。
思わぬところに隙間やズレが生じてしまうと、そこから日光が差し込んで雑草が生えてきてしまったり、虫の発生が起きてしまうこともあるので気を付けていきたいところです。
水はけのいい人工芝を選ぶ
ご自身でできる1番の予防策は、水はけのいい人工芝を選ぶことでしょう。
水はけのいい人工芝を選ぶ方法は、
- しっかりと等間隔に排水穴が開けられている
- 排水穴の大きさが小さ過ぎない
などが挙げられます。
あとは、ドリネージュプロのような排水穴がなく、人工芝の面全体で排水できるような人工芝です。
排水穴のように限られた場所からの排水ではなく、人工芝全体で排水できるので、従来の人工芝よりも大幅に排水力が上がっています。
当社の場合ですと、従来品よりも約20倍排水力が上がっているので、水はけが悪い場所に設置する際でも心配が少なくなります。
もしダニを見つけたらどうする?
人工芝にダニが湧いているのを、万一見つけてしまった場合、どのように対処したらいいのでしょうか。
その対処方法をまとめていきます。
理由をつきとめる!
まずは、なぜダニが湧いてしまったのか。
どこからダニが発生したのかを突き止めていきましょう。
発生源が分かったら、その対象物は破棄するなど対策を行い、その周りにはダニ駆除スプレーなどを撒いて、まずは根絶を目指します。根絶できたら、もう2度とダニが寄り付くことがないように、ダニ除けスプレーなどを使って予防に努めるのも手だと思います。
水はけの確認をする
ダニが湧いた理由が分からない場合は、人工芝の水はけを確認してみてください。
きちんと水はけが行えているか、人工芝の裏側も覗いて見てみましょう。
そして、うまく水はけができていなそうであれば、そこを改善するだけでダニ予防に繋がっていけるはずです。
水はけに気を付けてダニを寄せ付けないようにしよう!
今回は、人工芝とダニの関係についてお話ししてきました。
人工芝があるからダニが湧きやすくなるというわけではありませんが、水はけを含め、衛生的に使った方がダニをはじめとした害虫を防ぐことができます。
気になるところがある方は、是非今回ご紹介した方法を参考に対策を行ってみてくださいね。
当社は無料でサンプル請求も承っているので、是非お気軽にお問合せください!