天然芝と人工芝の違いは?メリット・デメリットを徹底比較!

芝生のお庭って憧れますよね。「お庭のあるお家に引っ越したら、絶対芝生にする!!」と考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこで悩むのが、天然芝にするか人工芝にするかの選択です。どちらを選ぶかは、まずそれぞれの特徴を理解することから始めましょう。
この記事では、天然芝と人工芝とで迷っている方に向けてそれぞれのメリット・デメリットを徹底解説していきます。コスト、メンテナンス、見た目、耐久性などを比較し、最適な選択ができるよう、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
天然芝と人工芝の違いって?
いくつかの項目に分けて比較してみましょう。
比較項目 | 天然芝 | 人工芝 |
---|---|---|
コスト | 初期費用は安い 維持費やメンテナンス費用がかかる | 初期費用が高い メンテナンス費用が少ない |
メンテナンス | 定期的に以下の作業が必要 水やり 芝刈り 肥料 草抜き など | 適宜必要 枯れ葉やごみをひろう など |
見た目 | 季節の変化がある (冬には枯れて茶色くなる) | 常に青々とした見た目が一定 |
耐久性 | 管理次第で何十年と生きることも | 5年~7年 品質が高ければ10年以上 |
快適性 | 自然の癒しを提供できる 庭づくりの楽しさがある | 雑草が生えない お手入れが楽になる 雨の日でもすぐに衣類を汚さず使える 蚊などの発生が抑えられる |
設置場所 | 土壌と日当たりが必要 水栓の場所も考慮 | どんな場所でも設置可能 |
天然芝と人工芝の大きな違いは、生きた植物かどうかです。植物である天然芝は、家庭菜園や園芸と同じで、定期的なお手入れが必要です。
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天然芝と人工芝のメリットとデメリット
それでは、先ほど比較した特徴を踏まえて、天然芝と人工芝のメリットとデメリットについてお話していきます。
天然芝のメリット
まず、天然芝のメリットは次の4つがあります。
- 季節を感じられる
- 初期費用が安い
- 表面温度が上がりにくい
- 手入れ次第では人工芝より長持ち
それぞれについて詳しく解説していきましょう。
季節を感じられる
冒頭でもお話した通り、天然芝は生きた植物です。そのため、季節によって見た目の変化を楽しめます。春には新芽が出て、夏にかけて徐々に芝葉が生い茂り、青々とした姿を見せます。若々しい緑の香りも感じられるでしょう。そして、秋から冬にかけて、ゆっくりと枯れていき、茶色っぽい見た目に変化します。
このような、季節の移ろいを感じられるのは、植物である天然芝ならではです。
初期費用が安い
初期費用が安いのも天然芝の大きなメリットです。1㎡あたり500円程度で手に入るものもあるので、品質にもよりますが人工芝の1/10ほどの価格で施工することもできます。ただし、これはあくまでも初期費用です。維持費に関しては永続的に発生します。
表面温度が上がりにくい
天然芝は水分を多く含んでいるので、表面温度の上昇を防いでくれます。夏場の太陽に照らされても熱くなりにくいので、照り返しも少なく比較的涼しく過ごすことができます。
手入れ次第で長持ちする
天然芝は、お手入れや管理がしっかりしていれば毎年新しい新芽が出てくるので、数十年はもつと言われています。ただし、適切な管理ができていなければ、冬に枯れたまま春になっても新芽が出ないことも珍しくありません。
天然芝のデメリット
続いては、天然芝のデメリットについてお話します。天然芝のデメリットは次の4つです。
- メンテナンスが大変
- メンテナンス器具にコストがかかる
- 環境に左右されやすい
- 冬は見た目が悪くなる
それぞれについて詳しく解説していきましょう。
メンテナンスが大変
天然芝の一番大きなデメリットはメンテナンスの大変さです。
夏場は毎日の水やりに始まり、月に1~2回程度の芝刈り、肥料の補充、そして年間を通して草抜きが必要です。
更に特別なメンテナンスとして
枯れた芝葉を掻き出すサッチング(年に1回)
新鮮な空気を送るエアレーション(年に2~3回)
絡み合った根をリセットする根切り(2~3年に1回)
こういったお手入れをしないと、美しい芝生のお庭は維持できません。
メンテナンス器具にコストがかかる
天然芝のメンテナンスには、芝刈り機が必要です。自分で芝刈りする場合は、購入費用や保管場所を確保しなければいけません。広いお庭で業者に芝刈りを依頼することもできますが、それにも費用がかかってしまいます。
環境に左右されやすい
天然芝は植物なので、十分なお手入れをしていても環境が悪ければキレイに生えそろわないこともあります。
例えば、隣の家の陰になって日光が当たらないと天然芝は枯れてしまいます。広い公園の芝生広場のように、日光を遮るものが何もなければいいのですが、住宅地などの家が密集する環境では、芝生の生え方にムラが出る可能性が高く、均等に育てるのは難しいでしょう。
冬は見た目が悪くなる
天然芝の良さは季節が感じられるところでもありますが、冬は枯れ芝になるため見た目が寂しいと感じる人も少なくありません。
また、ペットや小さいお子さんが芝生の上で寝転んで遊ぶ姿はとても微笑ましいですが、冬場ですと体に枯れ芝がたくさん付いて後始末がかなり大変になります。
人工芝のメリット
人工芝のメリットは、次の5つが挙げられます。
- メンテナンスがほぼ不要
- どこにでも敷ける
- 一年中美しい景観が楽しめる
- 維持費がかからない
- いつでも清潔に使える
それぞれのメリットについて詳しく解説していきましょう。
メンテナンスがほぼ不要
人工芝の大きなメリットと言えば、メンテナンスがほぼ不要という点です。人工芝は一度敷いてしまえば、そのあとの定期的なお手入れや大がかりなメンテナンスは必要ありません。
こぼしたジュースやペットのおしっこを放置したり、枯れ葉やごみをそのままにしたりせず、気付いたときや必要なときにサッと行えばOK。簡単なことですが、やっておくと人工芝のトラブルが格段に少なくなるでしょう。
人工芝のメンテナンスについては、こちらの動画でも詳しく解説しています。
どこでも敷ける
天然芝には土と日当たりが必要なのとは対照的に、人工芝はどんな場所にも敷けるのがメリットです。コンクリートの上や少ないスペースにも施工できるので、ベランダなどにも設置可能。活用方法が思いつかなかったデッドスペースが人工芝によっておしゃれな癒しスペースに生まれ変わるかもしれません。
ただし、室内への設置や駐車場などの常に重みがかかる場所への設置には注意が必要です。次の動画も併せてご確認ください。
一年中美しい景観が楽しめる
人工芝は季節を問わず、一年中美しい青々とした景観が楽しめます。また、枯れることもないので、いつでもふかふかの感触を堪能できます。最近では、天然芝さながらの見た目のリアル人工芝と呼ばれるものも多くなっています。
維持費がかからない
人工芝はメンテナンスがほぼ不要なので、維持費がかからないのもメリットです。ちょっとしたお手入れをする場合でも、軍手やほうき、熊手などご自宅にあるものを使ってお手入れできるので安心です。
いつでも清潔に使える
人工芝は雑草対策だけではなく、虫対策としても導入を検討される人も多いです。雑草が生えてこないということは、虫を寄せ付けないということにもつながります。また、プラスチック素材の人工芝はもともと虫やカビを発生させる可能性は低いのですが、抗菌防臭加工が施されている人工芝もあり、衛生的です。排水性の高い人工芝なら、小さい子どもやペットも雨上がりにすぐに遊べて、土や泥で汚れないのも嬉しいポイントです。
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人工芝のデメリット
続いて、人工芝のデメリットについて解説していきます。人工芝のデメリットは次の4つです。
- 初期費用が高い
- 寿命がある
- 温度が上がりやすい
- 火気厳禁
初期費用が高い
天然芝に比べると初期費用が高くつくのが人工芝の大きなデメリットです。初期費用というのは、人工芝本体の価格と人工芝の下に敷く防草シートや、業者に依頼する場合の施工費用などを含めた金額になります。人工芝の価格はピンからキリまでありますが、一般的な相場でいうと、1㎡あたり1,500~4,500円。高いものだと10,000円を超えるものもあります。施工費用も業者によって様々で、相場は1㎡あたり3,500~7,000円です。立地などにより追加料金が発生することもあるので、事前に見積もりを取ることをおすすめします。
業者に依頼するのではなく、DIYされると費用が節約されますので挑戦されるのもひとつの手です。
人工芝の費用については、こちらの動画でも解説しています。
寿命がある
人工芝は消耗品なので、使っているうちに劣化してクッション性が失われ、やがて寿命を迎えます。一般的に人工芝の寿命は5年程度と言われているのですが、安価な人工芝は数年で使い物にならなくなってしまうものもあります。
寿命を迎えた人工芝は、張り替えが必要です。その場合、下地からやり直す必要もあるため、初期費用同等の費用がかかります。そういう意味でも人工芝選びは慎重に行いたいですね。
人工芝の寿命については以下の動画もチェックしてみてください。
温度が上がりやすい
直射日光が当たると表面温度が上がりやすいため、特に夏場などは気軽に素足でお庭に出てしまうと火傷のおそれがあります。ざっと散水すればすぐに温度が下がりますので、小さなお子さんやペットがお庭に出る前には気を付けてあげてください。日よけシェードなどで日陰をつくっておくのもおすすめです。
火気厳禁
人工芝は火気厳禁です。人工芝の上に火の粉が落ちると、燃え広がることは少ないですが芝葉が溶けて穴が開いてしまいます。
芝生の上でBBQを楽しみたかったのに!とガッカリされる人もいるかもしれません。そんな方はサークルストーンやウッドデッキ、駐車場などにBBQコンロを置き、食事を芝の上で楽しむというのはいかがでしょう。
天然芝と人工芝はどんな人に向いている?
天然芝と人工芝の違いやメリット・デメリットについてご説明してきましたが、それぞれどんな人に向いているかをまとめてみましょう。
天然芝が向いている人 | 人工芝が向いている人 |
---|---|
天然にこだわりたい 手入れを楽しめる 時間に余裕がある 初期費用を安くしたい 観賞用として取り入れたい お庭で花火やBBQを楽しみたい | 忙しくて手入れに時間が取れない メンテナンス費用を抑えたい 年間通して緑の景観を維持したい お庭以外に設置したい 日当たりの悪い場所に設置したい |
天然芝と人工芝で迷ったら、長期間お手入れを続けられるか、お手入れを楽しめるかどうかで判断するといいかもしれません。お手入れがやっぱり面倒だなと感じた場合は人工芝がおすすめです。
途中でリフォームするのは大変
ひとつ注意したいのが、天然芝を敷いたけれど途中で「やっぱり手入れが大変だから人工芝に変えよう」と思った場合です。天然芝から人工芝へのリフォームはとても大変で費用もかかります。施工前にしっかり検討して決めることが大切です。
天然芝から人工芝へのリフォームについては以下の動画をご覧ください。
おすすめの人工芝はコレ
景観用人工芝を選ぶなら、フィールドマジックの「エクスターフPro」がおすすめです。
エクスターフの特徴は、
- 超高密度
- 耐久性抜群
- 天然芝と間違うほどの見た目
- ふかふかのクッション性
それに加えて、独自の排水技術ドリネージュシステムを導入した『Drainage Pro(ドリネージュプロ)』仕様の「エクスターフPro」なら、排水力は従来品の約20倍。一般的な排水穴からの排水ではなく、面全体から排水するので排水穴が詰まる心配もありません。排水穴がないので、防草シートを敷かなくても雑草が生えてこないというメリットもあります。
これだけ高品質なエクスターフProですが、さらに安心の品質保証がついています。一般的な人工芝の平均寿命を大きく超える10年間の品質保証は業界唯一。10年間安心して安全にお使いいただけるうえ、自社工場で製造販売しているからこその、リーズナブルな価格で提供しています。
エクスターフの圧倒的な人気はこちらの動画でご確認下さい。
手間と時間をかけずに長期にわたってお庭ライフを楽しむなら人工芝が断然おすすめ
天然芝と人工芝の違いや特徴を比較してお話してきました。どちらにもメリット・デメリットがあることをお分かりいただけたと思います。どちらを選ぶかは好みや生活習慣などにもよりますが、管理が楽なのは圧倒的に人工芝です。耐久性に優れた高品質の人工芝を選べば、長期間メンテナンスいらずで快適に過ごすことができるでしょう。
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