人工芝は水はけが悪い?思わぬトラブルを回避する方法は?
人工芝は水はけが悪い?!
人工芝の導入を検討しているお客様から度々お問合せ頂くのが、
「人工芝って水はけが悪いのですか?」というご質問です。
人工芝と聞くと、
- 雨の日に人工芝の表面に雨水がちゃぷちゃぷと浮いてしまう
- なかなか水はけができず人工芝の表面がカビてしまう
- カビてしまうことによって菌が増殖して嫌な臭いがする
などのイメージを持つ方もいらっしゃるようです。
これは本当なのでしょうか。
先にお答えしますと、答えは「NO」です。ただし、
「きちんと水はけ対策ができている人工芝に限る」という条件がつきます。
せっかく人工芝を導入するならトラブルは是非とも避けたいところなので、
これから人工芝と水はけの関係について詳しく解説していきます。
これを見れば水はけトラブル知らずになれますよ!
こちらの記事もご参照ください。
水はけ対策ができている人工芝は大丈夫!
「水はけ対策ができている人工芝って何?」って思いますよね。
人工芝の選び方のポイントは後ほど詳しくお話しますが、
簡単に言えば管理がしっかりとできている専門店で人工芝を買うということです。
ホームセンターなどで安価に買える人工芝が水はけ対策ができていない
というわけではありませんが、水はけの良し悪しはどこに施工するかで変わってきます。
吸水性に優れた土の上に施工するのであれば排水穴が小さくても、
問題なく吸水してくれることが多いですが、それがコンクリートの上だと
同じように排水してくれるかは疑問です。
このように使うシーンによって選ぶ人工芝は変わってくるので、
大切なのは「ここに施工したい」という場所に適した人工芝を選んだり、
アドバイスしてくれる専門家がいるかどうかというところが大切になるのではないでしょうか。
ホームセンターは人工芝に熟知した専門家が常時店頭にいるわけではないので、
そこがホームセンターでの人工芝の購入がおすすめできないと言われる点になります。
ちゃんとした人工芝は水はけも良く雨に強い!
人工芝のみを扱っている専門店は、常に商品開発をし、
より良くお客様にお使い頂けるよう改良を重ねているところも多いです。
それは直接お客様のお困りごとや喜んで頂けた点を聞くことができる
というのも大きいです。こういったところも直接お客様とやり取りを重ねていく
専門店ならではのメリットですよね。
人工芝の水はけが悪いかどうかで言えば、水はけ対策をしっかりできている人工芝は
「むしろ地面よりも水はけがいい」と言えるでしょう。
通常、大雨が降った後は、地面は水を大量に含んでいてぬかるみ、
どろどろの状態になっています。
その状態で子どもやペットが遊んだら、
すぐに靴や足が泥まみれになって大変なことになりますよね。
雨上がりのぐしゃぐしゃの状態の公園で飛び込んで汚れてきて
怒ってしまったなんて経験は皆さんあるのではないでしょうか(笑)
しかし、水はけのいい人工芝が施工されていれば、
大雨が降った後でも少し経てば排水穴から水は抜けていき、
あっという間に人工芝の表面はサラサラになっていきます。
「今日は雨が降ったから外遊びはなしよ」なんて言わなくてもよくなります。
これは、お子さんやペットも喜んでくれるのではないでしょうか。
人工芝の水はけが悪いとよくあるトラブル
ただ、残念ながら排水対策がきちんとできていない人工芝を選んでしまうと、
水はけ不足によるトラブルは起こってしまいます。
ネットの検索などで、「人工芝は水はけが悪い」と出てくるのは、
こういった人工芝を選んでしまった結果だと思います。
では、どのようなトラブルが起きるのか実際にあった例を見ていきましょう。
こちらもご参照ください。
人工芝に水たまりができる
通常、雨が降った場合、人工芝に空いている排水穴から雨水は抜けていくように作られていますが、排水穴が小さかったり、充分な量の排水穴が開けられていない場合、降ってくる雨に対して充分に雨水が抜けていかないので人工芝の表面に雨水が溜まって水たまり状態になってしまうケースです。
台風などの特別な状況の大雨なら別ですが、それでもある程度時間が経てば、
通常はしっかりと排水していきます。
雨がやんでいるのに、いつまで経っても水たまりができているような状態だと
人工芝の排水環境に問題があると疑わざるを得ません。
人工芝にカビが生える
水はけが悪く、人工芝が濡れているような状態が続けば
人工芝にカビが生えてしまうこともあります。
これは人工芝がカビやすいというわけでは決してなく、
空気と湿気さえあればどんなところにでもカビが生えるという性質のせいです。
日当たりが良かったり、晴れれば湿度は減っていきますが、
近隣の住宅などの環境によってはどうしても常に日当たりが悪い場所なども出てきてしまいますよね。
つまり、カビが生えるのは人工芝が悪いというわけではないものの、
生えてしまっても仕方がない環境になることもあるといったケースです。
こちらの記事もご参照ください。
人工芝が臭くなる
人工芝が臭うケースは、
- カビの増殖で雑菌が沸いて臭くなる
- ペットの排泄物の臭いが染み込む
などが考えられます。
天然芝は、臭いを分解するバクテリアが存在しますが、
残念ながら人工芝にはバクテリアはいません。
それでも通常なら汚れたらすぐに洗い流せば臭いの染みつきは余り気にならないものですが、
ペットのおしっこの後処理をせずに放ったらかしにするなどの管理不足だと
臭いに悩まされてしまうケースもあるようです。
人工芝の水はけが悪くなる原因は?
先ほど紹介した事例は、水はけが悪いことで起きてしまったトラブルです。
ということは、水はけさえ悪くならなければ起こらないと言えますよね。
では、水はけが悪くなってしまう原因についても見ていきましょう。
下地の土が粘土質
ご自宅のお庭の土が粘土質だと、1度雨が降るとなかなか水が引いていかないという特徴があります。
とあるお客様の事例でいうと、1度雨が降るとなんと
その翌日まで水が引かずぬかるんだ状態が続いてしまうようです。
当日だけならまだしも、翌日もお子さんをお庭で遊ばせてあげられないなんて困りものですよね。
実は、この状態で人工芝を敷いても、根本の水はけの悪さが改善されていないため、
人工芝もまたプール状態になってしまいます。
そのため、下地の土自体に問題がある場合は、
- 表面排水を作る
- 雨水浸透マスを作る
- 真砂土を入れる
- 暗渠排水を設置する
などの対策が必要です。
お困りでしたら、解決に向けてお力になりますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。
整地作業ができていない
下地の土は悪くないのに水はけが悪いという場合は、
整地作業がうまくできていないケースがほとんどです。
通常、人工芝を施工する場合は、しっかりと土を平らにならし固めてから施工をします。
しかし、ならし固めるのが不十分だと、雨が降って地面がやわらかくなった時に、
体重がかかった部分が凹んでしまうなどのトラブルで地面がガタガタになっていくことが予想されます。
当然、地面がガタガタになると、凹んでいる部分に雨水が溜まっていき、
うまく排水ができないといったケースが起きてしまうのです。
排水穴が充分に開いていない
排水穴が充分に開けられていないと、水が正しく排水されていきません。
排水穴が全く開けられていないということは余りないと思いますが、空いていても
- 排水穴が小さい
- 排水穴の間隔が広すぎる
など、排水に適した状態でなければ、うまく排水できず
水たまりができてしまうこともあります。
水はけをよくする方法は?
では、水はけをよくするにはどうしたらいいのでしょうか。
答えは簡単ですよね。
先ほどの問題点を改善していけばいいだけです。
簡単にはなりますが、改善点をまとめていきます。
下地の土を改善する
下地の土の状態が悪ければ改善することです。
ただ、人工芝を施工した後に土を入れ替えるのは難しいですよね。
人工芝を施工前から水はけの悪さに悩んでいたら、真砂土を入れてから
人工芝を敷くなどひと手間加えてから施工していくと安心です。
排水性のいい人工芝に替える
人工芝を施工しても水たまりができることに悩んでいたら、
思い切って排水性のいい人工芝に替えてみるのもいいかもしれません。
「せっかく施工したのに?」と思われるかもしれませんが、
長く付き合っていくものなので快適に使えた方がいいですよね。
雨が降るたびに人工芝に水たまりができてしまうようじゃ
「こんなはずじゃなかった」とモヤモヤしてしまうのではないでしょうか。
それならいっそのこと排水性のいい新しい人工芝に替えてみるのも
ストレスがなくなっていいと思います。
水はけ対策をする
今の状態で何とか排水性を上げたいという場合は、
人工芝に排水穴を開けることもできます。
ただ、敷き詰めてある状態で穴を開けるのは難しく、
しっかりとした排水穴が開けられないことも予想されます。
また、下に防草シートが敷かれている場合、防草シートまで
傷をつけてしまう恐れがあるので余りおすすめはできません。
どうしても穴を開けたい場合は、そこの部分の人工芝を一旦剥がして
人工芝の裏側から排水穴を開けるという形の方が安心でしょう。
水はけのいい人工芝の選び方は?
人工芝を施工した後に水はけを良くするのは難しいので、
水はけのいい人工芝を選んで施工していきたいところです。
それでは水はけのいい人工芝の選び方も見ていきましょう。
こちらの記事もご参照ください。
排水穴がしっかり開いているものを選ぶ
水はけの良さにはしっかりと排水穴が開けられているかどうかが
大切なポイントとなるので、できたら実際の商品を手に取って確認してみましょう。
可能であればサンプルをお庭の上に置いてみて、
雨が降るとどうなるかを見てみるといいですが、
サンプルだけでは充分に確かめるのは難しいですよね。
サンプルだけでは分からないことは専門店に尋ねてみましょう。
排水の良さの目安は、最低でも10cm間隔に2mmぐらいの穴が
開けられていることを条件としたいところです。
ナイロン製の人工芝を避ける
人工芝を選ぶ際はその素材にも注目しましょう。
人工芝は
- ポリエチレン
- ポリプロピレン
- ナイロン
などの素材で作られていることが多いですが、
この中で吸水性が高いのがナイロンです。
吸水性が高いということはその分、カビやすくなるということでもあります。
上記だと、ポリエチレンやポリプロピレンはカビにくい材質なので、
ナイロン素材を避けるだけでカビの発生を抑制することができるでしょう。
更に防カビにこだわりたい場合は、防カビ加工をされている人工芝を選ぶといいですよ。
もちろん当社の人工芝も防カビ加工が施されているので、カビの心配要らずです。
ベランダに人工芝を敷くと水はけが悪くなる理由
人工芝と水はけについて考える場合、ベランダに施工する場合が注意が必要です。
ベランダは水はけが悪くなる要因がいくつか揃っているからです。
どのようなことが挙げられるのかまとめていきます。
コンクリートが吸水しないため
ベランダに人工芝を施工した場合、うまく排水できないのは
下がコンクリートだからという理由が大きいです。
地面とは違い、コンクリートは水を吸わないため、排水性の良くない
人工芝を選ぶと表面に水が溜まってしまうということになりかねません。
コンクリートの上に人工芝を施工したい場合は、排水性に優れた人工芝を
こだわって選ぶ必要があるでしょう。
勾配が取れていない
多くのベランダには雨水が排出されやすいよう勾配が付けられています。
ですが、人工芝を固定するために両面テープなどをコンクリートに多数貼り付けていると、
雨水がそこに滞留し、水はけが悪くなるといったケースも見られます。
ベランダに設置した人工芝の水はけが悪い時は、
- ベランダの勾配がきちんと取れているか
- 勾配を妨げるものがないか
を確認してみてください。
ベランダに人工芝を敷く際の対策方法
ベランダに人工芝を設置するときに、排水の悪さに悩まされないための対策をまとめていきます。
勾配を確保
まずは先ほどお話しした勾配です。
現在は建築段階でほぼ勾配が作られているので、両面テープなどで
邪魔しないよう設置方法にも気を付けたいところです。
とはいえ、地面とは違ってコンクリートに釘を打ち込んで固定することができないので、
台風などの強風で人工芝がめくれるのを防ぐためには両面テープで固定することも大切です。
中にはすのこを活用し、すのこに両面テープで人工芝を固定している
という方もいらっしゃいます。すのこを敷けば、コンクリートとの間に
隙間も生まれるので、排水性アップにも繋がりますよ。
当社ではドレインマットというメッシュ状のプラスチックタイルがあり、
そちらを使って頂くと水はけがとても良くなります。
ドレインマット+DrainagePro人工芝なら最強の水はけになります。
排水穴が大きいものを選ぶ
排水穴が大きいものを選べば、当然その分排水性の良さが期待できます。
これが地面に設置するものであれば、必要以上に排水穴が多ければ、その隙間から光が差し込むことで雑草が生えてくることが懸念されますが、ベランダの場合、下はコンクリートなので雑草の心配も要りません。
ベランダに設置する場合は、排水穴は大きいほどいいと言ってもいいでしょう。
室外機は持ち上げない
ベランダに人工芝を施工する場合も、できる限りナチュラルな見た目に仕上げたいですよね。
ですが、ベランダには室外機などの障害物が狭いスペースにいくつか存在しています。
ついつい施工時に室外機を持ち上げて、下に人工芝を敷きたくなりますが、
これは大変危険な行為なので絶対に辞めましょう。
室外機を持ち上げて下に敷こうとすることで、配管が破損したといったケースも報告されています。
特に、設置して5年以上経過している室外機は配管がもろくなっていることもあるので危険です。
室外機付近に人工芝を敷きたい場合は、人工芝に切り込みを入れて
室外機に巻きつけていくイメージでナチュラルな仕上がりに見えるよう施工をしていきましょう。
水はけ対策はドリネージュProがおすすめ!
以前から多くのお客様から排水に関するお悩みをお聞きすることがあり、
それを受けて当社は排水穴ではなく人工芝全体で排水できるドリネージュプロという人工芝を開発しました。
当社の製品比較で20倍も排水力のアップに成功しています。
この人工芝ならお庭での排水はもちろんのこと、ベランダなどのコンクリートなど排水に不安がある場所に施工しても水はけの悪さに悩まされることもありません。
こちらの記事もご参照ください。
庭やベランダに人工芝を施工して快適にお家時間を過ごそう!
人工芝は排水が悪いというイメージを覆すことができたでしょうか。
排水性にこだわって作られた人工芝なら、排水が悪いとされる
コンクリートの上でも問題なくお使い頂けます。
是非、信頼できる専門店で人工芝を購入し、快適なお家時間を作っていきましょう!
当社もお客様のご納得頂いてからお選びくださるよう、
人工芝の無料サンプル配布を行っております。
実際に手に取って頂けたら分かる高密度が自慢の人工芝です。
人工芝の導入をご検討中の方は是非サンプル請求してみてくださいね。