人工芝の下地には固まる土を使うべき?メリットとデメリットを解説

DIYで人工芝を敷く場合、下地材に固まる土を使おうと考えている人もいるかもしれません。結論から言うと、人工芝の下地材に固まる土を使う必要はありません。固まる土を使うよりは、水はけの良い下地材を使ってしっかり整地・転圧作業を行う方がいいからです。とはいえ、固まる土にメリットがないわけではありません。
そこで今回は、固まる土とは何なのか。固まる土を使うことで得られるメリットとデメリットについて解説していきます。ぜひ最後までお付き合いいただき、人工芝DIYの参考にしてみてください。
固まる土とは?
そもそも固まる土とは何なのかをお話していきます。固まる土とは、別名「防草土」と呼ばれ、砂やセメントで作られている土のことです。水を吸うことで固まることから「固まる土」と言われています。一見、普通の土と変わらない見た目をしているので、お庭に使っても違和感はありません。コンクリートやモルタルのように、水と素材を混ぜてから使う必要がなく手軽なのが特徴です。
人工芝の下地に固まる土を使うメリット
人工芝の下地作りは、しっかり転圧することが必要不可欠というのはご存知の人も多いでしょう。そのため、固まる土を使えばしっかり固めることができるのでは?と思いますよね。ここからは、固まる土を人工芝の下地に使うメリットについてご紹介していきます。
簡単に手に入れることができる
固まる土は、量販店などで簡単に手に入れることができます。DIYで人工芝の施工を考えている人にとっては、手軽に手に入るのはメリットです。価格もリーズナブルで、10L 1,000円程度で購入できます。種類も豊富なので、好みの色や質感のものを選べるのもポイントです。
雑草が生えにくくなる
「防草土」と呼ばれる名前の通り、土自体が固まるので雑草が生えるのを防ぐ働きがあります。雑草対策として人工芝を敷きたいと考えている人にとっては大きなメリットになるでしょう。
撤去しやすい
固まる土は、金槌などで叩くと比較的簡単に割ることができます。下地のやり直しなど、万が一撤去したい場合でも難なく行えるのがメリットです。
施工が簡単
固まる土は、土をひいて水をかけるだけの簡単な作業で、雑草の生えにくい丈夫な地面を作ることができます。
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人工芝の下地に固まる土を使うデメリット

メリットの多い印象の固まる土ですが、残念ながらデメリットもあります。ここからは、固まる土のデメリットについてご説明していきます。
経年劣化でひび割れしやすい
固まる土は、散水するだけで固まるので非常に簡単に下地が作れて、施工直後は満足感も高いです。ところが、撤去しやすいメリットがある一方で、ひび割れしやすいというデメリットがあります。人がよく通る場所や物の出し入れのある場所は特にひび割れしやすく、場合によっては部分的に欠けてしまう可能性もあります。
表面が崩れやすい
固まる土は、セメントが含まれているからと言っても素材は砂です。そのため、表面が崩れやすいというデメリットがあります。せっかく固めても、表面が崩れてしまっては、その上に敷いている人工芝にも凹凸が出る可能性が高いです。また、崩れて砂に戻ってしまった固まる土が、雨によって流され排水導線に不具合が生じることもあります。場合によっては下地をやり直す必要も出てくるでしょう。
苔が生えやすい
固まる土の表面が削れて凹凸ができると、水が滞って苔が生えやすくなります。人工芝によって日光が遮られているので、乾きにくいのも原因です。一度生えてしまった苔を取り除くのは難しく、ブラシや高圧洗浄機などを使うと下地を傷つける可能性があります。
他の除草方法よりコストがかかる
固まる土はDIYで手軽に施工できる反面、コストがかかるのがデメリットです。目立つ場所には固まる土、目立たない場所には防草シートと使い分けることで、コストを抑えることができます。
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【結論】人工芝の下地に固まる土を使うより整地作業をしっかりする方が正解
ここまで、固まる土のメリットとデメリットについて説明してきましたが、人工芝の下地に固まる土を使うのはあまりおすすめできません。簡単に施工できるので、DIYで人工芝を敷きたい人にとっては使いたくなる気持ちも分かりますが、デメリットを考えるとしっかり整地作業をする方が長期間使う人工芝の下地としては正解だと言えます。
下地の整地作業の手順
人工芝の設置には、下地作りや整地作業が非常に重要な工程になります。人工芝の整地方法は以下の3つのステップで進めましょう。
- 雑草を除去する
- 整地し、転圧する
- 下地材を追加して再度転圧する(下地材を使わない場合は不要)
ステップ1:雑草を除去する
人工芝を敷く場所の雑草を除去していきます。根っこが残っていたら雑草が成長してきてしまうので、根からしっかり抜きましょう。スコップやジョレンなどの道具を使うのもおすすめです。
ステップ2:整地し、転圧する

雑草を抜いたら、凸凹した土を平らにならし転圧していきます。転圧は、かかとやレンガブロックなどでも行えますが、レンタルが可能なら転圧機を使うのが望ましいです。しっかり転圧することで、人工芝が美しく敷けて長持ちします。
ステップ3:下地材を追加して再度転圧する
しっかり転圧できたら、下地材を追加します。目安としては、下地材のみで3㎝程度の厚みが出るように撒くのがいいでしょう。下地材を平らにならし、再度しっかり転圧して仕上げます。
DIY向き!雑草対策できるおすすめの人工芝
固まる土を雑草対策として使用する人もいますが、実は人工芝で雑草対策することもできます。雑草対策ができるおすすめの人工芝は、フィールドマジックの「エクスターフPro」です。
お庭に人工芝を敷く場合、防草シートを敷いてから人工芝を敷くのが一般的でした。なぜなら、人工芝には雨水などを排水するための小さな穴が無数に開いていて、防草シートを敷いていないと日光が入り込んで雑草が成長してしまうからです。一方「エクスターフPro」には、排水穴がありません。独自の排水技術『Drainage Pro(ドリネージュプロ)』仕様で、排水穴からの排水ではなく、芝面全体から排水できる画期的な人工芝です。つまり、排水穴がないので、防草シートを敷かなくても雑草が生えてくる心配がないというわけです。しかも、面全体から排水するので、排水力が従来品よりも大幅にアップしているところも魅力です。
DIYで人工芝を施工する場合、費用の節約が目的の人も多いでしょう。エクスターフProなら、防草シートの費用を削減できるうえ、防草シートを敷く作業もカットできて一石二鳥です。
従来品のエクスターフの魅力については、以下の動画でも解説しているのでぜひご覧ください。
整地作業をしっかり行って、長期間美しく人工芝のお庭を楽しみましょう!

今回は、人工芝の下地に固まる土を使った方がいいのか?について解説してきました。メリットとデメリットを踏まえると、固まる土を使うよりも整地作業をしっかり行って、美しく長持ちする人工芝施工を目指す方がいいという考えに至ったのではないでしょうか。DIYの作業工程を少なくしたいなら、フィールドマジックの家庭用人工芝「エクスターフPro」を使うのもおすすめの方法ですよ。ぜひご検討くださいね。
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