ロールタイプの人工芝って?選ぶメリットや使い方を解説
人工芝はメンテナンスが芝に比べて少なく、自宅の庭や
学校のグラウンドなどに取り入れる方が最近多くなっております。
そこで今回は人工芝の種類・それぞれのメリットとデメリットや
設置する箇所が悪い場合の対策方法について解説していきますので最後までご覧ください。
人工芝にはどんな種類がある?
人工芝はジョイントタイプとロールタイプの2種類があり、敷きたい場所や用途によってジョイントタイプかロールタイプに分けられますので、今回はこの上記2タイプについて 詳しく説明していきます。
ジョイントタイプ
1枚が約30cm四方の四角い人工芝で、敷きたい広さになるまで人工芝をパズルのように繋いで施工していくタイプや、専用のネジで土台を固定するタイプなどメーカーによって様々な種類があります。
ロールタイプ
ロール状に人工芝が繋がっているタイプで、幅1m〜2m、長さは1m〜10mが主流となっており、ロール状の人工芝を転がしながら敷きたい場所の形や長さにカットして施工します。
それぞれのタイプのメリットとデメリット
ジョイントタイプ・ロールタイプにはそれぞれメリット・デメリットがありますので施工 する用途によって分けるようにしましょう。
〇ジョイントタイプ
メリット:
- 部分的な劣化や破損があってもその箇所だけ交換できる。
- 狭い面積に敷く場合はロールタイプと比べてコストを抑えられる。
デメリット:
- 設置後しばらくするとつなぎ目が目立ちやすくなる。
- 安価で耐久性の低いものが多い。
〇ロールタイプ
メリット:
- ロールタイプは一気に広い場所への施工ができるので庭や屋上などに敷く時にとても楽にできる。
- 広い面積に引く場合はジョイントタイプに比べてコストを抑えられる。
デメリット:
- 一部だけ劣化や破損した場合に全て新しい人工芝に交換しなければならない。
- 室内以外に施工する場合は除草シートやU字ピン等が追加で必要になる。
DIYならロールタイプが使いやすい!
ロールタイプの人工芝は「DIYで自分で庭に人工芝を敷きたい!」という方に向いています。
その理由は以下の3つです。
継ぎ目が目立ちにくい
ジョイントタイプではつなぎ目が多くなることでリアルさが欠けること、
つなぎ目が目立ってしまうことが多いです。
それに比べ、ロールタイプは1枚で広い面積を施工できるので、つなぎ目を最小限に抑えることができます。また、つなぎ目が少ないので本物の芝のようなリアルさのある人工芝に施工できます。
カーブにも施工しやすい
ジョイントタイプだと1枚の面積が決まっているので、どうしてもカーブする場所には施工が難しくなります。
それに比べ、ロールタイプは 玄関ポーチ、テラスなどの曲線タイル部分や、
植木などの根元などの箇所も好きな形にカットしたり、その箇所だけくり抜くことができるので見た目も綺麗に施工することができます。
施工しやすい
ジョイントタイプの場合は人工芝1枚が4辺約30cmの面積しかないので
広い庭などの際は敷き詰める枚数が多くなり時間がかかります。
ですが、ロールタイプならロール状の人工芝を転がしながら敷いていくので
ジョイントタイプと比べ比較的楽に人工芝を敷くことができます。
また、1ロールの大きさも幅1m〜2m、長さ1m〜10mと様々な規格があるので
用途に分けて使えるのも良い点です。
ジョイントタイプとロールタイプの費用の差は?
人工芝はジョイントタイプ・ロールタイプでも同じ面積でも価格に差がありますので
使用用途に分けて購入することをおすすめします。
以下の表が1㎡あたりの比較となります。
1㎡あたりの価格(税込) | |
ジョイントタイプ人工芝(芝丈15mm) | 約5,800円 |
ロールタイプ人工芝(芝丈20mm) | 約1,780円 |
上記の表のように同じ1㎡でもジョイントタイプとロールタイプでは、約4000円程の価格差がありますので敷く面積が広い場合などはロールタイプの人工芝を選ぶとお得です。
劣化しやすい箇所に狭い面積で敷く場合はジョイントタイプの人工芝が良いでしょう。
ロールタイプが向いていない場所
ロールタイプの人工芝でも施工に向いていない場所が2つあります。
①賃貸のコンクリート部分
賃貸のコンクリート部分にロールタイプの人工芝を接着剤で固定した場合、
転居等で人工芝を剥がす際に接着剤の跡が残る可能性があります。
なので、賃貸のコンクリート箇所に人工芝を敷きたい場合は人工芝用両面テープもしくは、手軽に取り外しができるジョイントタイプの人工芝にすることをおすすめします。
➁水はけが悪く日当たりの悪い所
水はけが悪く日当たりの悪い所にロールタイプの人工芝を敷くとカビや虫、
悪臭などが発生する可能性が高くなります。
そのような場所に人工芝を敷きたい場合はロールタイプの人工芝ではなく、
スノコ付きのジョイントタイプを選ぶようにしましょう。
スノコ付きジョイントタイプの場合、スノコのおかげで接地面に空洞ができることによって
風の通り道ができるのでカビや虫、悪臭などが比較的抑えられますのでおすすめです。
定期的な張り替えを前提としている
ロールタイプの人工芝は定期的な張り替えを前提とした製品なので、
耐用年数はメーカーによりますが凡そ5年〜10年間の製品が多いです。
また、ジョイントタイプで破損した場合は破損した箇所のみ交換すれば修復できますが、
ロールタイプが破損した場合は、補修もできますが見栄えが悪くなりがちです。
全て新しいものに敷き替える場合もあります。
傷んだ箇所のみ張り替えたい
一部が傷んでしまった場合の部分補修のやり方が以下のようになります。
①傷んだ部分の人工芝を切り抜く。
■ポイント
新しい人工芝を張り替えしやすいように、なるべく直線に切り抜くようにしましょう。う。
➁防草シートも剥がす
■ポイント
人工芝のみ傷んでいる場合は防草シートはそのままでこちらの工程は飛ばして大丈夫です。
③新しい人工芝を張り直す。
■ポイント
U字ピンを使用することで初心者でも綺麗に人工芝を敷くことができます。また、新しい人工芝を馴染ませる為に、施工終わったらブラシ等で芝目を揃えるようにすると良いでしょう。
水はけが悪い場合
水はけが悪い場合は排水性のいい人工芝を選ぶようにしましょう。
特におすすめの商品が【ドリネージュ プロ】という人工芝です。
【ドリネージュ プロ】がおすすめの理由は防草シートなしで施工ができ、且つ雑草対策・ 水はけ・排水が効率よくできるからです。
これまでの人工芝は、防草シートなしでの施工は雑草が生えるためできませんでした。
では、なぜこの『Drainage Pro』は防草シートが不要かというと、業界最先端の『穴』ではなく『面』で排水を行うという技術を使用しているので防草シートなしでの施工を可能としています。
目的に合わせた人工芝選びをしよう!
以上が、ロールタイプ人工芝のメリットと解説となります。
人工芝は施工面積・使用用途によってタイプや施工時間の短縮、施工コストが変わってくるので
目的に合わせた人工芝選びをして素敵なお庭づくりをしてみましょう!