人工芝をDIYで施工する方法を分かりやすく解説!
人工芝をDIYで施工する方が増えてきています。
DIYで施工すると施工費を削減できますが、そのために不慣れなDIYを行って失敗して見れた出来じゃなくなってしまったなんてことになっては困ってしまいますよね。
そこで、今回はDIY慣れしていない方でも、失敗のリスクを極力抑えて人工芝を設置していく方法を分かりやすく解説していきます。
人工芝はDIYで施工できる?
人工芝はDIY慣れしていない方でも設置できるのでしょうか。人工芝の設置方法は、ポイントさえ抑えておけばDIY慣れしていない方でも施工は可能です。
とはいっても、どこから始めればいいのか。
どんな様子で設置していくのかのイメージも掴みにくいと思うので、まずは当社の人工芝を設置していく動画をご紹介します。
動画などでDIYに挑戦した様子を紹介
まず、こちらは当社の「エクスターフ」というをDIYで施工いく過程を動画にまとめたものです。
人工芝施工に欠かせない整地作業や、意外とどうしたらいいか迷われる方の多い届いた人工芝ロールの広げ方や裁断方法、人工芝を施工する際のポイントなどを、テロップやナレーションをつけて分かりやすく説明しています。
こちらを見て頂ければDIYで人工芝を設置するイメージが掴めるはずです。
【DIY人工芝】ナレーション付き!リアル人工芝施工マニュアル(簡単わかりやすい!)をご覧ください。
続いて、こちらはDIYを初めて行ったご夫婦の様子をご覧頂けます。
初心者ご夫婦がお庭に人工芝のDIYをしてみた【人工芝のプロ監修】の動画では、
DIYで設置する時にありがちなハプニングが起きる様子も収録されています。
でも、大丈夫!
どのように解決していけばいいのかも動画内で紹介されているので同じ失敗が起きるのを防ぐことができます。
人工芝をDIYで施工するメリットは?
では、人工芝をDIYで施工していくメリットはどのようなものが挙げられるのでしょうか。考えられるメリットを見ていきましょう。
費用が安く済む
通常、人工芝の設置を業者に依頼した場合、人工芝そのものの費用に、人工芝を打ち付けるための釘などの材料費、そして施工費などが全て含まれたものが料金となります。
自分でDIYで人工芝を施工した場合は、施工費は発生しないのでその分の費用をカットできます。少しでもコストダウンを!という方は人工芝のクオリティを下げるのではなく、DIYで自身で施工して節約を図るのがおすすめです。
自分が施工したいタイミングで敷ける
業者に人工芝の施工を依頼した場合、繁忙期などで依頼が殺到していると、施工の順番待ちとなってしまい、すぐの施工が叶わない場合もあります。
しかし、DIYで人工芝を設置するのであれば、自分が施工したいタイミングで設置することが可能です。
人工芝をDIYで施工するデメリットは?
それでは、人工芝を自分で施工する場合、デメリットは何があるのかも見ていきましょう。
整地作業が難しい
人工芝を設置する場合、最も重要な作業であり難関ポイントなのが、この整地作業です。
整地作業は人工芝をキレイに仕上げるための要となるものです。
地面がガタガタとしていたら、人工芝を設置した時に妙な凸凹が出来てしまいます。
キレイに平坦な人工芝に仕上げるためには、しっかりと平らに
地面をならし固める必要がありますが、整地作業で失敗してしまう人も多いのも実情です。
繋ぎ目をうまくできない場合がある
人工芝を敷いていく場合、1枚の人工芝では足りないので複数の人工芝を繋ぎ合わせて、お庭に合ったサイズを敷いていくことになります。
人工芝を繋ぎ合わせる際に、なるべく繋ぎ目を目立たないように仕上げるのがプロの技ですがDIYで行う場合、繋ぎ目の処理がうまくできず、パッと見た時に「ここが繋ぎ目だな」と分かってしまうようなナチュラルではない仕上がりになってしまうことがあります。
隙間から雑草が生えてくることがある
通常、人工芝を施工する場合、人工芝を敷く前に「防草シート」というものを敷きます。防草シートを敷けば、人工芝の下から雑草が生えてくるのを防げます。
「人工芝があるのに雑草が生えてくるの?」と思われるかもしれませんが、人工芝には排水穴が開いているので、そこから日光が差し込み、雑草が排水穴からツクンツクンと生えてきてしまうのです。
天然芝で、庭全体に雑草が生えるのも大変ですが、排水穴から少量出てくる雑草も見つけて抜くのは大変なので、しっかりと防草シートを施工しておきたいところです。
しかし、意外と隙間なく防草シートを敷き詰めるのは難しく、雑草トラブルに悩まされるケースも少なくありません。
当社のDrainagePro製品なら、排水穴がない新しいシステムの人工芝なので、防草シートを使う必要がありません。
そのため、防草シートを慎重に敷くストレスがなくなります。
人工芝をDIYで設置する施工方法は?
では、具体的に人工芝を施工する方法について見ていきたいと思います。
用意するもの
まずは、人工芝をDIYで施工する際に必要なものをまとめます。
- 人工芝
- 防草シート
- メジャー(5m以上)
- チョーク
- ハサミ
- カッター大(刃幅18mm)
- 人工芝両面テープ
- 養生テープ
- 油性マジック
- 固定用U字ピン
- 金づち
- 軍手
- トンボ
- コテ(もしくはレンガ)
- 転圧機(※レンタルで借りられます)
- デッキブラシ
などでしょうか。
環境によって必要なものは変わってきますが、
上記に挙げたようなものがあると便利でしょう。
施工方法の手順
それでは、実際の施工手順を工程別に見ていきます。
①整地作業を行う
人工芝を敷く際に整地作業が重要だというお話しを冒頭でしましたよね。
きちんと整地できていないと人工芝に隙間ができたり、ガタガタとした地面になってしまいます。
キレイにならせたな、と思っていても、踏みしめるとそこに圧力が加わって地面が凹んでしまうことがあるので、しっかりとならし固める必要があります。
そのためには、まずは、石や雑草などを取り除いて地面が平らにしていきます。
転圧機をレンタルして、プロの作業さながらにならすのが理想ですが、それが難しい場合はトンボがけや板、レンガブロックなどを使っても平らに押し固めることが可能です。
②防草シートを敷く
整地作業ができたら防草シートを敷いて、人工芝の水抜き穴から雑草が生えてこないように処理をします。
隙間があると、そこに光が差し込み雑草が生えてくる要因となるので、防草シート同士を5cm程度重ね合わせ、防草シートがずれないように1m間隔程度で重なった部分にU字釘を使って仮留めをしておくのがポイントです。少しでも隙間ができてしまっていると、その隙間から雑草が生えてくるので重なる部分を必ず設けます。
この工程がDIY慣れしていないと意外と難しいと聞きます。
その場合は、防草シートが不要の『エクスターフDreinage Pro』がおすすめです。
『エクスターフDreinage Pro』は、従来の水抜き穴からの排水ではなく、人工芝自体がメッシュ状の構造で排水ができるようになっているので防草シートを敷かなくても雑草は生えてきません。
作業工程も1つ不要になりますし、防草シートを購入しなくてもいいのでその分コストダウンもできますよ。
③人工芝を敷く
いよいよ人工芝を敷く工程です。
まずは仮敷きで人工芝を敷き、位置を確かめます。
どのように人工芝を配置していくかを決める割付図を作成すると、スムーズに人工芝を設置していくことが可能です。プロも施工する際は必ずこの割付図を作るというぐらい、こちらも重要な作業です。
当社で人工芝をご購入の場合はこのような割付図をお作りしていますので、割付図のままに裁断して配置すれば、何も悩むことなく簡単に配置できるので、DIY初心者の方にもおすすめです。
先ほどお話ししたように、継ぎ目をいかに目立たなく施工できるかが、美しく仕上げるためのポイントです。
キレイに施工するためのポイントは、継ぎ目ができるだけ小さくなるように約5mm間隔で並べ、接続部分をU字ピンでしっかりと固定すればズレが生じにくくなります。
防草シートとは逆に人工芝の繋ぎ目は2mmぐらい開けて手で馴染ませるようにして敷いていった方がうまく馴染みます。
最後に人工芝を敷き詰めたら、外周をU字釘で40〜50cmほどの間隔で打って人工芝を固定できたら完成です
詳しくは以下の記事でもご確認頂けます。
DIYで人工芝を設置する場合の費用の目安は?
人工芝をDIYで設置する場合の費用の相場もまとめていきます。
人工芝の費用 | 約1,000円~5,000円 /1㎡(人工芝施工費用1,000~2,800円 /1㎡) |
防草シートの費用 | 約300円~500円 /1㎡ (防草シート施工費用500~1,600円 /1㎡) |
U字ピンなどの材料費 | 10,000円目安 |
プロに依頼した場合の施工費用の目安も記載してみました。
もちろんDIYで施工した場合は、こちらの施工費用は不要です。
その代わり、U字ピンなどの材料費は自分で用意することとなります。
更に費用をコストダウンしたい場合は、防草シート不要のDrainageProを選ばれるといいでしょう。
DIYで人工芝を施工する時のポイントは?
ここを押さえておくと、人工芝がキレイに仕上がるというポイントを7点ご紹介していきます。
しっかりと計測する
一見まっすぐに見える箇所でも、計測してみたら庭の手前側と奥側の横幅の大きさが違ったなどということはよくあります。そうなると、しっかり測らずに人工芝を切ってしまうと寸足らずの箇所が出てきてしまいますよね。
いざ、切ってから長さが足りないとなると困ってしまうので、必ずしっかりと計測しておくことがキレイに仕上げるためのポイントとなります。
割付図を作る
計測ができたら、ロール状になっている人工芝をどのようにカットしていけば無駄が出ないのかをシュミレーションしていく割付図というものを作ります。
割付図を作れば材料の無駄もなく、設置すべき場所が事前に分かるのでスピーディーに設置が可能です。
整地作業をしっかりとする
人工芝の完成度は整地の完成度に大きく左右されます。
可能であれば、レンタルで転圧機を借りて、しっかり転圧をかけて地面を平坦にしていきましょう。
お庭の景観目的で施工するのであれば、ブロックでならし固めてもいいのですが、人工芝の上でスポーツをしたりと活発に動いたりするのであれば、やはり転圧機を使った方がいいです。
凹凸のなくし方
転圧機を使ってしっかりと固めても、プロの技術じゃないと凹凸を完全になくすことは難しいです。
凸凹ができてしまった場合は、地面が凹んだ部分に川砂を入れて平坦にならしていくと、ガタガタが気にならなくなります。
人工芝は余裕を持ってカットする
人工芝は、施工後に紫外線の影響を受けたり、固定した釘に引っ張られることで1cm〜2cmくらい縮むことがあるので、少し余裕を持ってちょっと長めにカットすると施工後時間が経ってもキレイな状態を保てます。
ジョイント部分は慎重に並べる
繋ぎ目部分の処理は気を付けたいとお伝えして参りました。
ジョイントする場合は、人工芝の隙間は5mm前後にして並べて固定をします。DIYなら接着剤の使用よりU字ピンでのジョイントをした方が簡単です。
短い方向のジョイントは避ける
ジョイントをする場合、短い方向を繋ぐのは避けた方が無難です。
例えば2mx5mロールを使用する場合、2mの部分をジョイントして施工する場合は慎重にしないとプロの職人でも繋ぎ目が目立ちやすくなってしまいます。
どうしてもこの部分のジョイントが発生する場合は、配置を工夫して極力少なくした方がいいでしょう。
せっかくの人工芝で後悔しないために…
では、 DIYで人工芝を施工して失敗したと後悔してしまわないために、押さえておきたいポイントをまとめていきます。
目的に合わせる
人工芝にはそれぞれ目的があることをご存知ですか?多くの人工芝は景観用を目的として作られています。
景観用の人工芝は天然芝のようなリアル感のある作りのものを指します。枯れ芝が混ざっているような見た目にもこだわっているものですね。
景観用の人工芝は見た目も美しいですが、
- 園庭用
- スポーツ用
- ペット用
には余り適していません。
園庭用やスポーツ用なら見た目よりも耐久性を優先するべきですし、ペット用なら抗菌、防臭効果に特化しているものを選ぶのがおすすめです。
このように、用途に合わせて人工芝を選ぶようにすると施工後に後悔することがなくなります。
自力が難しければプロに頼む
DIYで施工が難しいと感じたら、全てをDIYで行うのではなく一部分をプロに依頼するという方法もあります。
例えば、整地だけは外構会社や造園会社に頼んで、整地が終わった状態で人工芝だけをDIYするという方法もあります。それなら最も難しい整地作業を自力で行うのを避けることができますね。
防草シート不要の『Drainage Pro』を選ぶ
防草シートを設置する作業を省略させるなら、人工芝が不要のDrainageProがおすすめです。
通常の人工芝の場合、一定間隔に水抜きの穴があり、そこから排水するような仕組みとなっているのが、特殊な加工がされているDrainageProは、裏面全体から排水できるようになっています。
人工芝全体で排水が可能なので、DrainageProには排水穴がありません。
そのため、排水穴から日光が差し込むこともなく、雑草が隙間から生えてくる心配もないのです。
DrainageProを選ぶことで、防草シートが不要になるのでDIYの作業も随分楽になりますよ。
人工芝を敷いて快適なお庭生活を送ろう!
いかがでしたでしょうか。DIYで人工芝施工はできそうでしたか?
当記事でご紹介した動画や手順を参考に是非DIY施工に挑戦して、人工芝のある生活を楽しみましょう!サンプル請求も無料で行っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。