人工芝を自分で敷いてみたら継ぎ目が目立ってしまった!
そうお困りの方が、実はたくさんいらっしゃいます。
ボコボコと人工芝が浮いてしまって継ぎ目が目立つようになると、自然な仕上がりとは程遠くなってしまいます。
ふかふかでキレイな仕上がりを目指していたはずなのに、どうして継ぎ目が目立ってしまったのでしょうか。
そこで、今回は、
- 継ぎ目が目立ってしまう原因
- 継ぎ目を目立たないようにするコツ
- 継ぎ目が目立ってしまった際のリカバリー法
をご紹介していきます。
現在、既に継ぎ目が目立ってしまっている方でも大丈夫!
天然芝さながらの美しい見た目に仕上げていきましょう。
このページの目次
人工芝の継ぎ目が目立つ?!
苦労して敷いた人工芝。
それなのに、人工芝の継ぎ目が目立っていたら悲しくなってしまいますよね。
「継ぎ目が目立つ」という状態がピンと来ない方に、どのような状態のことを指すのかお話ししていきます。
人工芝の形が丸わかり
よくあるパターンは、パッと見て、「こういう形の人工芝を敷き詰めたんだな」と分かる状態です。
人工芝は、
- 長い1本の人工芝をカットして配置するロールタイプ
- 初めから大きさが決まっているジョイントマットタイプ
と種類が分かれます。

ロールタイプは庭面積の多くの部分が継ぎ目がない繋がった状態の人工芝となるので、あまり継ぎ目も目立ちません。
しかし、パズルのように組み合わせて敷き詰めていくジョイントマットタイプは、手軽ではありますが正方形の形の輪郭が浮き上がって見えるなど、キレイな見た目に仕上げることが難しいといったデメリットがあります。
色が異なって見える
同じ種類の人工芝を使っているのに、色が異なって見えるなど統一感がない状態の場合もあります。
こうなってしまう原因は、
- 継ぎ目が目立って影による陰影ができている
- 芝葉の向きが揃わずに配置されている
などが考えられます。
いずれにせよ、正しく人工芝が敷けていないことで起きてしまう現象です。
どうして継ぎ目が目立つの?
では、継ぎ目はどうして目立ってしまうのでしょうか。
なぜ継ぎ目が目立つのか、考えられる要因を挙げていきます。
芝葉の向きが揃っていない
芝葉はまっすぐ生えているように見えますが、編み方でこちら側に倒れやすいといった癖があるものです。
よく見ると、芝葉の先が倒れている方向が分かるので、施工する人工芝が同じ方向になるように気を付けて敷いていきましょう。
施工する向きが異なると、先程お話ししたように、キレイに並べたつもりでも、見た目に統一感がなくなり、不自然な仕上がりになってしまいます。
整地がきちんと行えていない
人工芝の仕上がりには、整地作業や下地の処理も非常に重要です。
平らに整地が行えていないと、凸凹としたところに人工芝を施工することになるので、継ぎ目部分が浮かび上がりやすくなってしまいます。
ただでさえ結合部分は構造上浮かび上がりやすいので、それを助長させてしまう環境は避けなければいけません。
水はけが悪い
下地処理の段階で排水が上手に行えるようにしておかないと、雨が降った際に地面がぬかるんだり、人工芝の上に水たまりができてしまうことがあります。
そうなると、足場の不安定さや人工芝にかかる負荷から人工芝にズレが生じ、人工芝同士に隙間が生まれる要因となってしまいます。
芝同士の接着が行われていない
継ぎ目が目立つ場合の要因によくあるのが、芝同士の接着が上手にできていないといったパターンです。
人工芝同士をくっつける際は、人工芝用の強力な両面テープで繋ぎ合わせる必要があります。
きちんと接着できていないと、使っていくうちに人工芝が浮き上がり、凸凹とした見た目になっていってしまいます。
DIYで人工芝を敷くポイントは下記の動画を見て頂くと分かりやすいかと思います。
芝葉が目立たないよう意識しながら施工してみてください。
隙間の調整不足
人工芝を繋ぐ時は配置を慎重に行ってください。
裁断した人工芝を並べる時は人工芝同士の隙間を5mm前後にして配置するのがポイントです。
この隙間が狭すぎたり広すぎたりしてしまうと、繋ぎ目が目立ちやすくなってしまいます。特に隙間が狭すぎると目立ちやすくなるので、繋ぎ目が気になった時は間隔を少し広げて設置をして位置調整を行ってみてください。
人工芝の継ぎ目を目立たせないためのコツ
続いて、人工芝の継ぎ目が目立たないためのコツも見ていきましょう。
これらを押さえておけばDIYで人工芝を施工しても、継ぎ目が目立たずキレイな仕上がりになりますよ!
人工芝の耳を切る
人工芝には「耳」と呼ばれる部分があることをご存知ですか?
DIYに失敗してしまった方の多くはこの耳の部分のカットを忘れてしまっています。
耳は、人工芝を裏返してもらうと分かるのですが、人工芝の縫い目がない部分のことを指します。

人工芝をキレイに仕上げるには、耳の部分をカットしていきますが、そこだけを切り落とすのは難しいので、縫い目1列ごと切り落としてみてください。
この1列を切り落とさないと継ぎ目が目立ってしまうことがあるので、忘れずにカットを行いましょう。
ジョイント部分にテープを貼る
人工芝同士を繋ぎ合わせるジョイント部分に、ズレが生じにくいよう人工芝用の強力なジョイントテープを貼って固定をしましょう。
業者が施工する場合は、専用のボンドを使うこともありますが、DIYなら扱いやすい両面テープがおすすめです。
継ぎ目が来る場所の真下にジョイントテープを貼り、重ねる人工芝の2枚を半分ずつテープに乗せるようにするとズレにくくなります。
芝目の向きを揃える
複数の人工芝を使用する場合、芝葉の向きが同じになるよう気を付けてください。
短い芝葉のものでも、芝葉の先が倒れている方向があるはずです。
キレイな仕上がりになるように、その流れに合わせて人工芝を配置していきましょう。
整地作業をきちんとする
真っすぐに人工芝を敷くためには、下地を整えておくことが不可欠です。
下地が充分に固められていないと、人工芝が歪んでしまってズレやすくなってしまいます。
しっかりと地面をならし固めた状態にしてから人工芝を敷いていくことがポイントです。
水はけを良くする
人工芝は水はけの良さも重要です。
天然芝と比べると、人工芝は表面に水が溜まりやすい構造になっています。
通常、排水穴が開けられてはいますが、穴が小さかったり、排水に充分な数が開けられていない場合があります。
また、土自体の質が良くない場合も水はけが悪くなります。
うまく排水できないと、地面がいつまでもぬかるんでいる状態になり、そこから人工芝のズレが生まれていってしまいます。
環境に問題がある場合は、外構屋さんに土を入れ替えてもらったり、地中に排水管(暗渠管)などを埋設してもらって水はけの改良をしてもらうといいですよ。

「水はけのいい人工芝を選びたい!」という方には、排水機能をぐんと上げた当店のドリネージュプロという人工芝がおすすめです。
従来の人工芝は排水穴を通じて排水を行いますが、ドリネージュプロは人工芝全体がメッシュ構造になっていて人工芝の「面」全体での排水が可能になっています。
気になる方は下記のリンクからチェックしてみてください!
人工芝の水はけは悪い?の記事もご参照ください。
人工芝の継ぎ目が目立ってしまったらどうする?
DIYで人工芝を施工したものの、継ぎ目が目立ってしまった…。
せっかく敷いた人工芝をまた敷き直しするのは大変ですよね。
そんな場合のリカバリー方法を解説していきます。
継ぎ目をハンマーで叩いて隠す
継ぎ目が目立つ場合、下地がズレてきている可能性が高いので、ハンマーでズレを直してみてください。
地面が凸凹として継ぎ目が気になる箇所をハンマーで叩くと、継ぎ目が目立ちにくくなりますよ。
しかし、この対処法だと時間が経てば、また継ぎ目が目立ってきてしまう恐れがあります。
あくまで応急処置と捉えておいてください。
業者に依頼する
継ぎ目がズレたのを解決するには、やはりプロに依頼をするのが1番です。
プロに頼めば、1から敷き直さなくても、ズレが生じている部分だけの修復で済むこともあります。
その他の困りごとも併せて相談できるので、自力では解決できそうにないと思ったら業者に依頼をしてみるのがおすすめですよ。
継ぎ目が目立ちにくい人工芝は?
せっかく人工芝を施工するのであれば、なるべく継ぎ目が目立ちにくい人工芝を選びたいですよね。
そこで、継ぎ目が目立ちにくい人工芝選びのポイントを挙げていきます。
芝葉の長い人工芝を選ぶ
継ぎ目を目立たせたくない場合、芝葉が長いものを選ぶのが鉄則です。
芝葉が長いと芝葉で隠すことができるので、万一多少ズレが生じてしまっても目立ちにくくなります。
人工芝の平均的な芝葉の長さは30mmです。
最低でも30mmはあるものを選んだ方がいいでしょう。
ちなみに当店の人工芝の場合、
エクスターフ | 30mm |
グランターフ | 40mm |
ペットターフ | 40mm |
キンダーターフ | 40mm |
となっています。
高密度の人工芝を選ぶ
芝密度が高い人工芝も同様に継ぎ目を隠してくれます。
継ぎ目だけでなく、密度が高いとへたりにくいので、ふかふかとした感触が長期に渡って堪能できます。
長持ちする人工芝の密度の基準は20,000本/㎡と言われているので、そこを基準に選んでみてください。
ちなみに当店の人工芝の場合、
エクスターフ | 24,150本/㎡ |
グランターフ | 25,725本/㎡ |
ペットターフ | 25,725本/㎡ |
キンダーターフ | 25,725本/㎡ |
となっています。
当店の人工芝は無料でサンプル請求が行えます。
是非お気軽にお取り寄せください。
水捌けのいい人工芝を選ぶ
せっかく整えた下地が人工芝の水捌けが悪いばかりにぬかるんでいって崩れていってはもったいないですよね。
人工芝を選ぶ際は水捌けの良さにこだわっておきたいところです。
ネットなどで実物を手に取ることなく購入してしまうのは避けた方がいいでしょう。
実際に商品のサンプルを手にして、
- 排水穴の場所
- 排水穴の大きさ
を確認してください。
サンプルに水を含ませて、どの程度排水力があるのかを確かめてみるのもいいですね。
水捌けの良さにこだわるのであれば、当社の人工芝全体で排水できるドリネージュプロがおすすめです。
排水穴ではなく、人工芝全体での排水が可能な構造になっているので、従来製品の約5倍の排水力が期待できます。
ロールタイプの人工芝を選ぶ
継ぎ目を目立たせにくくするのであれば、単純に継ぎ目が発生する箇所を少しでも減らすのが効果的です。
これは自分でDIYで施工する場合は特に有効です。
人工芝の施工に慣れていないと、どうしても継ぎ目が目立ちやすくなるので、継ぎ目が発生する箇所自体を少なくしていきます。
長いロール状の人工芝を転がすように敷いていけるロールタイプなら、必要最低限の継ぎ目で済みますよ。
ポイントを押さえて人工芝をキレイに敷こう!
継ぎ目を目立たせず、キレイに人工芝を敷くコツは
- 整地作業をしっかりと行う
- 水捌けのいい人工芝を選ぶ
- ズレにくいよう人工芝を固定する
などが挙げられます。
また、継ぎ目が目立ちにくい人工芝を選べばDIY慣れしていない方でもキレイに施工しやすくなります。
どのような人工芝を選べばいいのか迷った際は、是非当社の人工芝を検討してみてください。
まずは、お気軽にサンプル請求をどうぞ!