庭にドッグランを作ると費用の相場はどのぐらい?
お庭に人工芝を施工して、ペットに思う存分に走らせてあげたい。
人工芝を敷くことで、まるでドッグランさながらに仕上げてあげたい、などとお客様からご相談を頂くことがあります。
そこで今回は、お庭にドッグランを作るとどのようなメリットがあるのか、費用はどのぐらいで施工が可能なのかなど、気になることをまとめていこうと思います。
家にドッグランを作るメリットは?
お庭にドッグランを作ってあげると、ペットにとってどのようなメリットが生まれるのかを見ていきましょう。
犬のストレスが溜まらない
自由に好きなだけ走り回れる環境になれば、ペットのストレス解消にも役立ちます。
頻繁にドッグランに連れていくことは難しいし、散歩はなかなかワンちゃんのペースで走ることができません。そんな中、自宅にドッグランがあればワンちゃんのペースで走ることができるのでストレス発散にも繋がります。
共用のドッグランのように他の犬と喧嘩トラブルが起きない
ワンちゃんを思いっきり広い空間で走らせてあげようとドッグランに連れて行ってあげる飼い主さんも多いですよね。他のワンちゃんとの関わりを見るのも微笑ましくなるものです。
しかし、中には喧嘩早くて他のワンちゃんと喧嘩トラブルが絶えないワンちゃんもいますし、大きな犬に吠えられたことで委縮してしまって全く楽しめなくなってしまうワンちゃんもいます。
ワンちゃんのために連れて行ったドッグランで、ワンちゃんが悲しい思いをしてしまったら嫌ですよね。
その点、自宅のドッグランなら喧嘩トラブルの心配をせずに、のびのびと遊ばせてあげることができます。
ずっと監視していなくても大丈夫
ドッグランだったり、何か口にしてはいけないようなものが落ちているかもしれない天然芝では、何かと心配でペットをお庭に野放しにしておくわけにはいかないのではないでしょうか。
ペットが納得するまで待つのも大変と感じることもあったかもしれませんが、人工芝ならペットが草や虫などを口にする心配もありませんし、他の犬とのトラブルの心配もないので、家の中でたまに家事をしながらペットをお庭で遊ばせてあげることもできますよ。
いつでも好きな時に走らせることができる
人工芝を設置すると、ペットの体が抜け落ちた芝で汚れることもありません。
お庭や外へ散歩に行くと、お家の中に入れる時に、毎回足や体を洗って拭いたりと飼い主やワンちゃんにとって負担が生まれてしまいます。
しかし、人工芝だと足の裏などが汚れないので、いつでも気軽にペットがお庭に行きたがった時に出してあげられます。
運動不足にならない
いつでも自由にワンちゃんがお庭を走り回ることができれば運動不足になることも避けられます。
なかなか外に出にくかったコロナ禍の初めの頃、運動不足に悩んでいたのは私たち人間だけではなくワンちゃんなどの動物も同じでした。どんな予測のできない事態が起きても、自宅で運動できる環境が整っていればワンちゃんの健康管理もバッチリです。
ドッグランを作る時に必要なもの
自宅のお庭でドッグランを作る場合、どのようなものが必要なのかもまとめていきます。
フェンスや柵
ワンちゃんを自由に走らせるということは予期せぬ行動をワンちゃんが取ってしまうリスクにも備えなければいけません。
「このぐらいの高さなら大丈夫だろう」と思っていたところを、ワンちゃんが飛び越えてお庭から脱走してしまったら大変ですよね。
ドッグランも思わぬワンちゃんの脱走対策として、二重扉が一般的です。お庭でドッグランを作る場合も、充分な高さの柵やフェンスを用意しなければいけません。
犬の足に優しい地面(人工芝がおすすめ)
ワンちゃんがめいっぱい走るとなると、ワンちゃんの足腰に負担をかけない環境を用意してあげたいところです。
そうなるとおすすめなのはやはり衝撃を吸収してくれる人工芝です。
長くワンちゃんに遊んでもらうことになるからこそ、ワンちゃんの足腰はしっかり守ってあげたいところです。
休憩スペース
ワンちゃんが遊ぶのに夢中になっていると、暑い日の場合脱水や熱中症が心配です。
遊び疲れたらワンちゃんが遊べるように、お庭の一角に日陰で風が通る休憩場所を作ってあげてください。そこで、休憩や水分補給ができるようにしておくと安心です。
水回り
人工芝はワンちゃんの体を汚す心配はありませんが、真夏日は人工芝の表面が超高温になってしまうことがあります。
ワンちゃんをお庭で遊ばせてあげる前に、人工芝の表面に水を撒いて冷やしてあげましょう。
他にもワンちゃんにお水をあげたり、水遊びさせたりなど何かと水道を使うことがあるので、お庭にお水を出せる環境は整えておくと便利です。
ドッグランを庭に作る場合の費用の相場は?
お庭にドッグランを作るとワンちゃんが喜んでくれそうですが、どのぐらいの費用で設置できるものなのでしょうか。
DIYで行うのか、また依頼する業者によっても異なるので一概にいくらとは言えませんが、大体の相場の目安を環境ごとに見ていきましょう。
土のドッグラン(約4,000円〜5,000円/㎡)
庭に自然の土を敷き詰める方法です。
砂利などが多いお庭の場合、土を敷き詰めることでワンちゃんが走りやすくなります。
しかし、ワンちゃんは土を掘ることが好きな子が多いので、庭のあちこちに穴がぽこぽこと開いてしまったり、土のお庭で遊んだ後は足や体が土まみれで汚れてしまいます。
芝のドッグラン(約6,000円〜9,000円/㎡)
ドッグランの場合、天然芝を活用していることが多いです。
天然芝は柔らかいので手足への負担も軽減できます。
しかし、天然芝の場合
- メンテナンスが大変
- ワンちゃんの体が汚れる
- 枯れ芝の時期はフカフカしていない
- 天然芝を掘り返そうとする
などデメリットも出てきてしまいます。
人工芝のドッグラン(約12,000円〜14,000円/㎡)
人工芝の場合、掘り返すことはできないのでお庭が荒れることはありません。クッション性にも優れているので、ワンちゃんへの体の負担の心配も不要です。
ただ、初期費用が他の素材と比べると高くなってしまうところがデメリットでもあります。
ウッドチップのドッグラン(約3,000円〜4,000円/㎡)
ウッドチップのドッグランは、スギ・ヒノキ・クスノキの木材等をチップ状にしたものを敷き詰めたものです。
ウッドチップには消臭効果もありますし、クッション効果もあります。
しかし、素材は木材なのでワンちゃんが走り回る際にチップがトゲのように刺さってしまうことがあるので余りおすすめはできません。
少しでも費用を抑えてドッグランを作るべき?
ドッグランを設置するとしても、やはりコストは極力抑えたい…。
そう思われるのは当然だと思います。ただ、値段にばかり着目して、後から後悔する事態になっては本末転倒です。
フェンスなど必要なものは必ずつける
ドッグランを作る場合、ワンちゃんの安全確保を第一に考えなければいけません。
「このぐらいならいいか」とフェンスの設置をやめるなどはNGです。ワンちゃんの安全確保に必要なものは必ずつけるようにしていきましょう。
メンテナンスの楽さを考えたら人工芝が楽!
ドッグランに使える素材は色々なものがありましたよね。それぞれにメリット・デメリットがありますが、施工後のメンテナンスの楽さを考えたらやはり人工芝が楽です。
- ワンちゃんの体が汚れない
- 草抜きや水やりなどのメンテナンスが不要
- 1年中ふかふかの状態をキープできる
- 脚や体が汚れないため家の中が汚れない
などメリットがたくさんあるからです。
お客様の中にも天然芝から人工芝に変えたら、すごく楽になったとおっしゃる方がすごく多いです。
人工芝のドッグランってどんな感じ?
人工芝のドッグランを見たことがありますか?
もし、見たことがなければ「どんな感じなんだろう」と余りピンと来ないかもしれません。そこでどんな様子なのか、実際の例をご紹介していこうと思います。
動画で実際の例をご紹介!
【人工芝】に対面したら!?犬猫の反応が可愛いすぎる【ペット 人工芝】の動画では、人工芝をご購入頂いたお客様達から届いたお写真や動画をまとめたものを紹介しております。
かわいいワンちゃんや猫ちゃんたちがお庭時間を楽しんでくれている姿は嬉しいものですね。
過去に人工芝で静電気が発生したのを体験したことがあるワンちゃんは、人工芝で遊ぶことに初めは怯えてしまう子もいますが、当社の人工芝は静電気の発生を防ぐ加工が施されています。
初めは恐る恐るでも、遊んでいくうちに安全だと分かってきたら、人工芝の上で駆け回ってくれるようになりますよ。
DIYで人工芝を設置することも可能
人工芝の設置はDIYでも行うことができます。その場合、人工芝の商品代金や、設置するために必要な道具の費用などはかかりますが、施工費をカットすることが可能です。
最近はお家時間が増えている方が多いからか、DIYで人工芝を設置するという方もかなり増えてきています。
当社でも人工芝をDIYで施工する方法を動画でまとめているので、是非参考にしてみてください。
以下の記事も参考になるのではないでしょうか。
せっかくのドッグランに後悔しないために…
せっかく人工芝を導入してドッグランを作ったのに「こんなはずじゃなかった」とならないために、押さえておきたいポイントをご紹介していきます。
しっかり計測する
人工芝を自分で設置する場合、どこにどう人工芝を設置するのか図面に書いていく必要があります。
お庭は、真っすぐに見えていても、しっかりと計測したら庭の端と端では寸法が違うということがよくあります。それなのに、真っすぐだと思い込んでしっかりと計測せずに人工芝をカットしてしまうと、設置した時に数ミリ足りず妙な空間ができてしまうことも珍しくありません。
そうなるのを防ぐために、必ず庭の隅から隅まで計測をしましょう。そして、その計測したデータを元に手書き図面と割付図を作成していきます。
当社で人工芝をご購入頂いた場合は、設計図の割付図を皆様にプレゼントしています。
割付図に書かれているようにDIYを進めていけば、失敗せずに施工が完了できるので安心ですよ!
目的に合わせる
人工芝にはそれぞれ目的があることをご存知ですか?
よくある人工芝は、こういった目的に合わせて作られたものではなく、景観用を目的として作られています。
ワンちゃんのための人工芝なら、ワンちゃんがお庭で排泄をしても臭いがしみつかないような抗菌・防臭加工がされている人工芝を選ぶと気になりにくくなります。
当社には「ペットターフPro」というペットが使うことを前提に開発した人工芝があります。
当社の人工芝はどれも抗菌・防臭加工がされていますが、「ペットターフPro」は、標準商品と比べ「銀イオン(Ag+)」を約10倍練り込みました。
以下の動画では、ペット用人工芝を設置するメリットを徹底解説しておりますので、是非参考にしてみてください。
防草シートを必要としない人工芝がおすすめ
ペット用の人工芝は水はけを良くすることも欠かせません。人工芝の表面が長時間ペットのおしっこに曝されている状況は避けた方がいいからです。
ですが、せっかく排水力の高い人工芝を使っていても防草シートにおしっこが浸み込んで異臭が出てしまうというケースもよく見られます。
特に、不織布製など浸み込みやすい材質は注意した方がいいでしょう。当社の場合、防草シートを使っていないDrainageProのペットターフが臭いの問題を解決してくれます。
排水穴からの排水ではなく、人工芝の面全体で排水が可能なので防草シートが不要になっています。
これなら、従来の物と比較して排水性が20倍のスピードとなっており、また、防草シートを必要としないので異臭の発生を抑えてくれます。人工芝は、防草シート越しではなく、土に接している状態で置かれているので、気になる排泄臭は、土のバクテリアが臭いの成分を分解してくれる仕組みとなっています。
自力が難しければプロに頼む
割付図を作れば、DIYで人工芝を設置してもほぼ失敗はありませんが、整地の仕上がりが最終の見栄えを左右します。
きちんと整地ができていないと、せっかく一生懸命割付図を作って人工芝を設置しても、窪みができたりしてしまうことがあります。
それほど整地作業は重要なので、自分で整地を行う自信のない人は整地だけは外構会社、造園会社に頼むと安心かもしれません。
人工芝でドッグランを作ってワンちゃんに楽しんでもらおう!
人工芝を使ってドッグランを作ると、ワンちゃんも飼い主にとってもメリットがたくさんです。
ポイントさえ押さえれば自分でDIYで設置することもできるので、人工芝を検討されている方はどうぞご検討ください。
サンプル請求も行っておりますのでお気軽にどうぞ!