人工芝の下地はどうしたらいい?DIYする際に知っておきたいこと

人工芝を自分で設置したい。
そんなふうにお問い合わせを頂くことも増えています。
人工芝をDIYで設置すれば施工費用などの節約に繋がるので、お家時間が増えている今、自分たちで敷いてみようと考える方が増えているようです。
人工芝をDIYで設置することはできますが、キレイに仕上げるためには押さえておきたいポイントがあります。そんなポイントを当記事でしっかりとまとめていくので、DIYで人工芝を施工する際の参考にしてみてください。
このページの目次
人工芝をDIYで敷くのは難しい?
よくお尋ねされるのが「DIY経験がないけれど、
自分で人工芝を設置するのは難しいだろうか」ということです。
DIY初心者が人工芝を自力で設置する場合、一体どうしたらいいのでしょうか?
ポイントさえ押さえればできる
人工芝を敷く際は、「お約束」とも言える鉄則のルールがあります。
それは、
- 下地をしっかりと整える
- 人工芝の芝目は揃えて並べる
- 人工芝は切る際は裏からカッターでカットする
- 人工芝がズレてこないようしっかりと固定する
などが挙げられます。
こうした基本を押さえておくだけで仕上がりの美しさに差が出てくるようになります。
当社のお客様にはDIY初心者で敷いた人もいる
当社でもDIY経験がない方が人工芝を頑張って設置する様子を何件も見て参りました。
そちらを踏まえて言えば、しっかりとポイントさえ押さえればDIY経験がなくても人工芝は設置可能です。
こちらの動画も参考になるかと思うので是非ご覧ください。
動画の通り、初めて人工芝を敷く方でもキレイに人工芝を敷くことができますよ。
分からないことがあれば問い合わせ可能
当社はご購入後ももちろんアフターサービスを行っております。
設置を進めていく途中で、どうしたらいいか分からないところが出てきたら
お電話などでお気軽にご相談ください。
一緒にキレイに人工芝が仕上がるようお手伝いさせて頂きます。
難関は下地作り、業者にお願いもあり
人工芝工事のポイントは下地づくりがきれいにできるかで決まります。
人工芝のDIYを楽しみたい場合、下地工事は業者にお願いした方が早くてキレイに仕上がるのが実情です。
下地作りも自分で行う場合は、
- 転圧機や転圧ローラーを使って下地を固める
- レンガブロックなどを使って均等に下地を固める
などの方法で行います。
「景観用」の人工芝ならレンガブロックで下地作りができなくもないですが、やはりしっかりと押し固めるなら機械を使った方が確実ですよね。
転圧機はホームセンターなどでレンタルも可能なので、しっかりと下地を押し固めたい場合は問い合わせてみるのがおすすめです。
人工芝の施工には下地作りが大事!
DIYで人工芝を敷く際、1番のポイントは人工芝そのものを敷く時ではなく、
最初の段階の整地作業にあります。
「下地なんて人工芝を敷いてしまえば見えなくなるんだからいいんじゃないの?」と思われがちですが、下地がしっかりとできていないと、人工芝を使っていくうちに地面に凸凹ができて、人工芝が不自然にくぼんでしまったり、うまく排水ができなかったりなどの予想外のトラブルが起きてしまうことがあります。
人工芝を設置して何かトラブルが起きるとしたら、原因のほとんどは下地にあると言ってもいいぐらい、人工芝の設置の際の要の部分となるので、気を抜かずしっかりと下地を作っていきましょう。
仕上がりがキレイになる
しっかりと下地が押し固まれば、地面の凸凹がなくなります。
パッと見、キレイにならされているように見えても、人工芝の上を走り回っていくうちに、体重がかかる場所が凹んでしまうなど、次第にアンバランスになってきてしまいます。
使い込んでも地面が凸凹としないためにも、しっかりと下地を整えることが非常に重要なのです。
水はけがよくなる
下地作りが不十分で地面に凸凹ができてしまうと、凹んでいる部分に
雨水などが溜まりやすくなってしまいます。
水はけが悪くなると、カビや悪臭を招く原因となりかねないので、
水はけの面でも下地作りは大切なポイントとなります。
防草効果もある
整地ができたら、次は雑草が生えるのを防ぐために防草シートといったものを敷きます。
なぜかというと、人工芝には排水用の穴が開けられているからです。
防草シートがないと、排水穴からツクツクと雑草が生えてきてしまいます。
そのため、人工芝を設置する際に防草シートは欠かせませんが、隙間なくキレイに敷けないと、せっかく防草シートを敷いても隙間から雑草が生えてくることもあるのでDIY初心者にはネックとなる部分でもありました。
そんな問題を解消するには、当社のDrainage Proを選ばれるのがおすすめです。
こちらの人工芝は排水穴ではなく、人工芝の面全体で排水ができるので、
防草シートを敷かずに人工芝が設置できるのです。
人工芝の下地の種類

人工芝の下地はどうなっているのでしょうか。
どこに人工芝を設置するかでも変わってきますよね。
ここではよくある人工芝の下地の種類3つを見ていきましょう。
土の下地
1番オーソドックスなのがこの土のタイプでしょう。
天然芝が既に生えている場合は、天然芝を剥いでから下地作りを始めていきます。
下地の作り方はこれまでお話しいてきたように、
転圧機などで押し固めていく方法となります。
砂利の下地
元々庭が砂利だったという場合もありますよね。
本来は、大きい砂利や角が丸い砂利は人工芝が安定しないため、
人工芝の下地には不向きです。
その理由は、
- 人工芝がズレて安定しない
- 人工芝がめくれたり滑ったりする
- 砂利の隙間から雑草が生えてくる
などが挙げられます。
では、砂利の上に人工芝を敷きたい場合は、砂利を完全に撤去しなければならないのかというと、30mm以下の小さな砂利に限って施工は可能だと言えます。
DIYで砂利の上に人工芝を敷く場合は、そのまま置くと風で吹き飛んでしまう恐れがあるのでしっかりと固定するために人工芝用のピンで固定をしましょう。
また、人工芝の上に重いものを置いたり、端の方を砂利で埋めるなどの一工夫をするのもおすすめです。
コンクリートの下地
ベランダなど、下がコンクリートの上に人工芝を設置する場合は、
コンクリートに接着剤や人工芝用の両面テープを使用します。
まずは、粘着力が弱くなってしまわないように、ホコリなどを除去し、
キレイにした上で接着するようにしていきましょう。
下地の整え方の手順
では、DIYで下地を整えていく場合の方法をまとめていきます。
①スコップなどを使って雑草を撤去する
根元までしっかりと除去するのがポイントなので、
スコップなどで土を掘り起こすようにして雑草を抜いていきます。
②転圧機などを使ってしっかりと地面を押し固める
転圧機を使ってガタガタな土を平らにならします。
転圧機がなければ、足で踏み固めたり、レンガを使って土を平らになるように押し固めます。
ですが、あくまで「景観用」で使う場合の応急処置みたいなものなので、可能なら転圧機を使ってしっかりと固めましょう。転圧機のレンタル費用は、ホームセンターで1日1,000円~2,000円程でできますよ。
③防草シートを敷く

防草シートを敷くことで人工芝の繋ぎ目や排水穴から雑草が生えてくるのを防ぎます。
人工芝を敷いてから雑草が生えてくることがないように、
土の下地には必ず防草シートを施工しましょう。
防草シートを設置するのが手間だと感じる場合は、防草シート不要のDrainage Proを使ってくださいね。
下地を整える際に絶対に押さえておきたいポイント
では、最後に下地作りの際に絶対に押さえておきたいポイントをおさらいします。
平らにする
下地作り成功の鍵は地面を平らにできるかどうかです。
少しでも凸凹としていたら、人工芝を敷いた時に歪みが生じてしまいます。
必ず真っすぐ平らにすることを意識して下地作りを行いましょう。
しっかりと押し固める
平らの地面を作るためには、しっかりと押し固めることが大切です。
使っていくうちに下地がガタガタになってきたなんて事態を防ぐためにも、
可能なら転圧機を使って地面を押し固めましょう。
防草シートを隙間なく敷く
人工芝の隙間から雑草が生えてくるのを防ぐために防草シートを隙間なく敷きます。
光が下地に少しでも入ると、下から雑草が生えてくる原因となるので、
防草シートを敷く場合は、防草シート同士を5cm程度重ね合わせるのがポイントです。
人工芝をDIYで施工して快適なお家時間を過ごそう!

DIYで人工芝を設置する場合、下地作りが非常に重要だとお分かりいただけたのではないでしょうか。
当記事でお伝えしたような方法で下地を自力で作ることも可能ですが、
今後の人工芝の使い勝手を左右するものとなるので、不安な方は専門業者に依頼をするのも安心です。
是非、お気軽にご相談くださいね。