砂利の上に人工芝を敷いてもいい?
現在、おうちのお庭に砂利を敷いているが、子供やペットが遊んでいる際に怪我しそうなので、砂利の上に人工芝を敷きたい、と言ったご相談をいただくことがあります。確かに砂利の上は滑ることもありますし、転倒した場合も芝や土などと比べると硬くて危険です。
しかし残念ながら、砂利の上に人工芝を敷くことはお勧めできません。なぜお勧めできないか、どういった懸念があるかなど詳しく解説していきます。
砂利の上に人工芝を敷くとどうなる?
実際に砂利の上に人工芝を敷いた場合、どのようなことが起きるのか見ていきましょう。
人工芝がめくれたり、滑ったりする
人工芝は、平らな地面の上に敷いて、U字ピンや両面テープなどできっちり固定してこそ本来の機能を最大限発揮することができます。
砂利の上に重石を乗せて固定される方もいますが、砂利の上に敷いた場合は特に、台風などの強風でめくれあがって飛ばされることもありますし、デコボコの部分に雨水が溜まって滑ってしまうこともあります。雨水が溜まると水はけも悪くなりますし、水はけが悪いとカビが生えてしまい、臭いがついてしまう恐れも・・・。
染みついた臭いを除去するのは、なかなか手間がかかるのでカビが生えないような環境にしておきたいですね。
人工芝が砂利でズレてしまう
砂利の上に人工芝を敷いても、結局砂利の形が残って地面がデコボコするので、人工芝も見た目には分かりにくいかもしれませんがデコボコの状態です。
砂利の上だと固定できないので人工芝がズレてしまいます。目視できない分、思わぬところに砂利の塊があるのにそれに気付かず、躓いたり足をくじいたりして、逆に危険になってしまう場合もあります。
砂利で人工芝が破れる
砂利の上に敷かれた人工芝の上を歩いたり走ったりしているうちに、砂利のとがった部分などに強い負荷がかかり、人工芝が破れてしまうことがあります。人工芝の耐久性が損なわれるいくつかの原因のうちの一つが人工芝の破れです。破れた個所からどんどん劣化が進んでいってしまいます。
人工芝の性能は昔と比べて随分とよくなっており、耐久性もかなり良くなっています。それに伴い高品質の人工芝はお値段も決してお安いものではないので、なるべく長持ちさせるためには、やはり地面は平らに整地することが大切です。
砂利を撤去しよう
人工芝の性能を最大限活かすためには、砂利は撤去してしまうのが一番です。砂利を撤去する場合の注意点なども詳しく見ていきましょう。
砂利の処分方法
不要になった人がいる一方で必要な人がいるのも事実です。譲れる人がいないか、インターネット等でも調べてみましょう。オークションなどで売られている場合もありますよ。
また、一部の自治体では回収も行っているのでお住まいの自治体に確認してみてくださいね。自治体が引き取ってくれない場合は、造園業者や一般廃棄物事業者などに問い合わせてみましょう。石の回収と処分を行ってくれる業者などもあるので、調べてみてください。
引き取り手が見つからない場合でも、不法投棄になってしまうので、安易に山や川などに捨てることのないようにしましょう。不法投棄は初犯であっても、厳しい罰則が科せられます。依頼した業者が不法投棄した場合も依頼側の責任になってしまうので、必ず信用できる業者にお願いするようにしてくださいね。
砂利を撤去する時の便利な道具
砂利の撤去は重労働です。なるべく効率よく作業を行うために角スコップ、レーキ、鋤簾(じょれん)、竹ぼうき、一輪車、麻袋などを事前に用意しておきます。
角スコップは土を掘り返すことなく表面の砂利だけをすくうことができるので大変便利です。集めた砂利は麻袋に入れ小分けにまとめましょう。重すぎると運ぶのも捨てるのも大変なので、重くなりすぎないように気を付けてくださいね。
高さの調整
砂利をすべて撤去すると、地面の高さが変わります。ウッドデッキの基礎、犬走との高さとお庭に備え付けているものなどと高さが合わなくなる場合があります。その場合に必要なのは土や砂を加え、高さ調節をすることです。下地の整地については、人工芝施工業者も行っているので、そういったことも含めて相談してみると良いでしょう。
砂利の処分方法についてはこちらの動画でも解説しているので、是非参考になさってみてください。
人工芝と砂利の組み合わせ
砂利を撤去する際、全て撤去する必要はありません。お庭の場所ごとに人工芝と砂利を使い分けることも可能です。弊社の施工実例でも是非参考になさってみてください。
エリアごとで分ける
遊ぶエリアには人工芝、通路エリアには砂利を敷くことでメリハリのあるオシャレなお庭に変身します。
また、砂利は踏んだ時に音が鳴るので、窓やドア付近に砂利を敷くことで防犯対策にもなります。
その際に、サークルストーンなどを設置し、BBQコンロなどを置くことができる場所をつくっておくと、お庭でBBQを楽しむこともできるようになりますよ。このように工夫次第でいろんな楽しみ方ができるのも人工芝の数ある魅力の一つです。
そういったことも含めて信頼できる人工芝施工業者に相談してみてください。
人工芝のお庭でBBQする場合の注意点等はこちらも参考になりますよ!
【いよいよ夏本番!】人工芝の庭でBBQをしたい!!
どうしても砂利を撤去したくない場合
そんな面倒なことやりたくない!このまま砂利の上に敷いてしまいたい!そう思われることもあるかと思います。そんな時に埋め立てる方法を打診されることがあるかもしれません。しかし結論から言うと埋め立てはオススメできません。
埋め立て直後は転圧してきれいになったように見えますが、月日が経つと雨などで砂利の隙間に土が入り込んでしまい、凹凸ができる可能性があります。そうなってしまうとせっかくの埋め立て費用も無駄になってしまいます。
ですので砂利はやはり撤去するのが一番です。
またこちらの動画でも人工芝と砂利について詳しく解説しています。
砂利を撤去したあとは・・・
砂利の撤去が済んだら次は何をすれば良いのでしょうか?せっかく時間と労力をかけて作るお庭です。もうひと頑張りして安全で快適なお庭を作りましょう!
雑草を抜こう
雑草をしっかり根っこの部分から抜いてしまいましょう。雑草はご存じの通り、生命力がとても強いので、ここでしっかり抜いておくことで雑草対策の効果も上がります。除草剤が平気な方は撒かれるのも良いと思います。雑草の他にも小石など余分なものはすべて取り除いて土だけの状態にします。
雑草に関してはこちらの動画も是非ご覧ください!
転圧機をかけよう
転圧機は一部のホームセンターや建設機械レンタル店などで借りることが可能です。1日あたり3,000円〜4,000円程度でレンタルすることができます。転圧機を使ってしっかり土を押し固めていきましょう。転圧機をレンタルするのが難しい場合は、レンガ等で踏んで押し固めていく方法もありますが、かなりの労力を要します。
整地作業は人工芝の施工において最も重要だと言っても過言ではないので、大変ですが覚悟を決めてきっちり行ってくださいね!自信のない方は専門業者にお任せしてしまうのも手です。費用はかかりますが、きっちり行うことで人工芝も長持ちするので結果的にコストパフォーマンスが良くなるので、しっかり転圧機を使って整地作業をすることをおすすめします!
DIYで施工するなら防草シート不要の人工芝が手軽!
従来だと、下地作りが完成した後は、防草シートを敷くのが一般的でしたが、今は防草シートが不要の人工芝があります。中でもお勧めなのは弊社フィールドマジックのDrainage Proシリーズです。Drainage Proは防草シート不要の人工芝であるにも関わらず、雑草対策が可能です。どのような仕組みになっているかというと・・・
一般的には人工芝の裏面には透水穴と呼ばれる排水を行うための穴が開いているのですが、Drainage Proには透水穴がありません。雑草は透水穴から生えてくるので、この穴がなければ雑草の生える隙間がなくなります。穴がないのにどうやって排水するのか疑問に思われる方もいらっしゃると思うのですが、Drainage Proは面全体がメッシュ生地のようになっているので、面全体で一気に排水を行います。その排水スピードは従来品の20倍です。排水性が高くなる上に防草シート不要で雑草対策までできてしまう優れものです。防草シートにかかる費用や手間を省くことができるのでDIYも楽になりますよ!
詳しくはこちらの動画でも解説しているので是非ご覧ください。
【知らないと損します】防草シートのデメリット!!人工芝に防草シートは必要なのか!?
排水性についてはこちらの動画で詳しく解説しています。
人工芝の排水性は重要です
人工芝は安くないお買い物ですので、何かと不安なことがあるかと思いますが、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください!お客様には人工芝で失敗してほしくないので、弊社フィールドマジックでは安心してお買い求めいただけるよう、さまざまな取り組みをしております。
インターネットで高額のお買い物はご不安もおありでしょう。次の動画で弊社フィールドマジックはどのような企業かを解説しています!
弊社はアフターサービスにも力を入れています。どのようなサービスがあるか是非ご覧になってみてくださいね。10年保証や30日間返金保証サービスもございます!
また無料サンプルで実際の手触り等をご確認いただけます。是非弊社フィールドマジック自慢の人工芝を手に取って触ってみてください!しつこい営業等は一切いたしませんので、お気軽にご請求ください。