人工芝の固定にはどれくらいの間隔でピンを打つの?DIYの仕上がりはピンで決まる?
お庭に人工芝をDIYで設置しようとしたとき、多くの人はロールタイプの人工芝を使うでしょう。ジョイントタイプと違って、はめ込み式ではないので、どれくらいの間隔で固定したらいいのか迷ってしまいますよね。うまく固定できないと仕上がりが悪くなる以上に、芝生のめくれや破損、ケガの原因にもなりかねません。
今回は人工芝の固定にはどれくらいの間隔でピンを打てばいいのかについて詳しくご説明していきます。ピンの役割や種類についても解説するので、人工芝設置の参考にしてみてください。
人工芝に固定ピンが重要な理由
人工芝の設置には固定ピンが重要です。なぜ重要なのかというと、固定ピンがしっかり打てていないと以下のトラブルの原因につながるからです。
- 芝生のめくれや剥がれ
- 芝の劣化
- ケガ
人工芝を美しく、そして長く安全に使うためには固定ピンは重要だということを覚えておきましょう。
固定ピンの役割
固定ピンの役割は、人工芝をしっかりと地面に固定することです。固定が甘いと、仕上がりが凸凹して見えたり、水たまりができやすいなど、見た目の悪さや芝の劣化を引き起こします。また、めくれあがった芝生でつまずいたり、転んでケガをしたりする可能性も高くなります。お子さまやペットとお庭で遊びたいという人は特に、しっかり固定するようにしたいですね。
固定ピンの種類と特徴
人工芝の固定ピンには、いくつかの種類があります。また、サイズや長さなどもさまざまで、固定ピンとひと言で言ってもその数は非常に豊富です。代表的な形のピンを特徴と共にまとめてみました。
ピンの種類 | 特徴 |
---|---|
U型ピン(角) | DIYでおすすめのタイプ。角が四角いコの字型のピンなので、打ちやすい。人工芝とピンが密着しやすく固定の効きが良い。 |
U型ピン(丸) | コの字型で角が丸いタイプ。2本のピンで固定できるので、効きが良い。四角いコの字タイプに比べると芝生を押さえる面積が少ない。ピンの丸い頭が芝から出てしまうことがある。 |
L型ピン | 2本ピンに比べると障害物に当たりにくく刺さりやすい。固定力は劣る。DIYでの芝の固定には不向き。 |
J型ピン | 障害物に当たりにくく、短いが2本ピンで押さえられるので固定力はL型ピンに比べると高い。 |
釘型ピン | 1本の固定力しかないので人工芝の固定には不向き。防草シートの固定におすすめ。 |
人工芝の仕上がりをよくする固定ピンの選び方
人工芝の固定用ピンには長さや幅、太さの違うものが多く販売されています。ちょっとしたサイズの違いでDIY後の仕上がりに差が出る場合もあるのでしっかり選びたいところです。
人工芝の固定に適した固定ピンは以下を参考に選んでみてください。
- 鉄製のU型(角)の固定ピン
- 長さ12~15cm
- 太さ4mm以上
- 幅4cm以上
鉄製のピンが良い理由
鉄製のピンが人工芝の固定に向いているのは、少しずつサビていくことで太くなり抜けにくくなる素材だからです。最初から太いピンを使うより固定力が上がります。
長さ12~15cm程度が妥当
長さについては、長い方がより固定できますが、地中の障害物に当たる可能性も高くなります。15cm程度の物が適度でしょう。
太さ4mm以上
ホームセンターなどの量販店で販売されている固定ピンは3mmの太さが多いです。3mmの太さは扱いやすくて悪くはないのですが、打ち込むときに変形する恐れがあります。しっかり打ち込むことを考えると4mm以上の太さがあると安心です。
幅4cm以上
幅は人工芝を上から押さえる部分になるので、4㎝以上あると固定力が増します。固定ピンは人工芝を地面に固定する役割が主ですが、芝生同士をつなぐ役割もあります。芝生同士をしっかりつなぐという意味でも、4㎝以上の物を選ぶのがおすすめです。6㎝以上のワイドタイプのピンもありますが、DIYする上では難易度が上がるので、4㎝くらいの物が扱いやすいでしょう。
人工芝の固定におすすめの固定ピンの間隔
人工芝の固定で悩むのが、ピンの間隔です。目安としては40~50㎝の間隔で打つのがおすすめです。間隔を狭くすれば固定力も上がりますが、必要な固定ピンの数が増えて費用が嵩みます。逆に、間隔を広くすれば固定力が下がるので、隙間ができやすく、めくれの原因になってしまいます。
ピンを打つ場所は、人工芝の輪郭とつなぎ目です。なるべく等間隔に固定できるよう、採寸したり人工芝を広げて固定する箇所に固定ピンを仮置きしてみたりして、ピンの位置を決めましょう。
固定ピンの打ち方のコツ
固定ピンを打つ場合、一気に最後まで打ち込むのはNGです。万が一、地中に配管やケーブルなどがあった場合、傷つけてしまう可能性があります。固定ピンを打ち込むときのコツは次の4ステップで行うことです。
- 途中まで打ち込む
- ピンの間に挟まった芝をかき出す
- 最後まで打ち込む
- 芝を馴染ませる
ピンを打っている途中に、何かしらの障害物に当たった場合は、一度固定ピンを抜いて角度を変えるなどしてから再度打ち込むようにしましょう。
人工芝の固定には整地作業が重要
固定ピンについてご説明してきましたが、人工芝をしっかり固定させるためには、下地作りが非常に大切になります。ご存知の通り、人工芝の施工は以下の手順で行われます。
- 整地作業
- 防草シートを敷く
- 人工芝を敷く
人工芝の固定は、1・2の工程がしっかりできた後の作業です。まずは、固定ピンがしっかり刺さる強固な下地作りを行う必要があります。整地作業は、人工芝の仕上がりを左右する一番大事な工程と言っても過言ではありません。プロの業者でも非常に気を遣う工程なので、丁寧に行いたいところです。
整地作業については以下の動画で説明しているのでご覧ください。
仕上がりの良さを求めるならプロに任せよう!
人工芝の固定や整地作業に自信がない場合は、プロに任せるのもひとつの方法です。プロに任せる大きなメリットは以下の2つです。
- 難しい作業を任せられる
- 人工芝のつなぎ目が美しく仕上がる
難しい作業が任せられる
整地作業や防草シートを敷く作業は正直言って手間がかかりますし、難しいです。しかも、仕上がりの良し悪しを決めてしまうのだからDIYで行うにはハードルが高いですよね。その点、プロに任せてしまえば、手間もなく仕上がりに不安を抱くこともありません。
ただし、業者選びを慎重に行わないと失敗する原因になります。
以下の記事でも業者選びで失敗しないためのポイントを解説しているので業者選びの参考にしてみてください。
つなぎ目が美しく仕上がる
DIYだと固定ピンを使ってつないでいくことがほとんどですが、プロの業者に依頼すると、接着剤や人工芝用の両面テープでつなぎます。そのため隙間ができにくく一層綺麗な仕上がりになります。
DIYでもピンじゃなくて接着剤を使ってつなぐことももちろん可能です。ただし、接着剤はやり直しができません。特にDIY初心者なら接着剤での固定はやめておくのが無難です。
費用がかかるのがデメリット
DIYで人工芝の設置をお考えの人は、費用の節約が目的の場合が多いです。
プロの業者に依頼すればその分費用がかかります。
例えば、次のような節約方法を試してみるのはいかがでしょうか。
- 整地作業のみを業者に依頼する
- 防草シート不要の人工芝を選ぶ
難しい整地作業のみ業者に依頼して、防草シートと人工芝を敷く作業をDIYで行うなら、施工費用を抑えられます。
また、人工芝選びの際に、防草シート不要の人工芝を選べば、防草シート分の費用と防草シートの施工費用が抑えられます。フィールドマジックでは、防草シート不要のドリネージュProシリーズの人工芝を取り扱っています。排水穴からではなく、面全体からの排水を可能にしたドリネージュ技術を導入した画期的な人工芝です。排水穴がないので、防草シートを敷かなくても、穴から雑草が生えてくる心配はありません。
ドリネージュProの詳細については、こちらからご確認いただけます。
人工芝をしっかり固定して安全に人工芝ライフを楽しみましょう!
DIYで人工芝を設置するには、固定ピンの選択からピンを打つ間隔など大切なポイントがいくつかあります。今回ご説明した内容を参考に、DIYに取り組んでみましょう。
また、人工芝の設置に不安のある人は、プロに任せてしまうのも1つの方法です。どの方法が自分に合っているかを考えて、自分に合った方法で人工芝の設置を進めてくださいね。
フィールドマジックでは、無料サンプル請求が行えます。実際に手に取って、他との違いを実感しつつ、人工芝を設置したときのイメージを膨らませてみてください。
人工芝に関するお悩みやご相談はお気軽にお問い合わせください。