人工芝のジョイントタイプはどう使う?ジョイントタイプのメリットとデメリットとは?
人工芝人気が高まる中、さまざまなメーカーから人工芝が販売されています。ホームセンターなどでも簡単に手に入るので、人工芝はひと昔前よりずいぶん身近な存在になりました。ところで、人工芝にはロールタイプのものとジョイントタイプのものとの2種類があることをご存知でしょうか。
今回は、ジョイントタイプの人工芝はどう使えばよいのかについて解説していきます。ジョイントタイプのメリットとデメリットについてもご説明していくので、人工芝選びの参考にしてみてください。
人工芝の2つのタイプと使い方
人工芝には、ジョイントタイプの人工芝とロールタイプの人工芝の、2つのタイプがあります。それぞれがどのような人工芝で、どんな場所で使うものなのかをご紹介しましょう。
ジョイントタイプ
ジョイントタイプは、正方形や長方形に切り取られたマットタイプの人工芝です。設置場所に合わせて好きなように組み合わせて使用します。ジョイントタイプの人工芝の裏には、ゴムやプラスチック製の土台がついています。そのため、水はけがよく、ベランダなどで使っても害虫やカビが発生しにくいのも特徴です。日当たりの悪い場所や水はけのよくない場所でも使いやすいのがジョイントタイプの人工芝です。
ロールタイプ
ロールタイプは、10mや20mのロール状になった人工芝で、広い範囲に使用するのにおすすめです。つなぎ目が少ないので、自然な仕上がりが目指せます。お庭の形状に合わせて自由にカットできるのもロールタイプの人工芝の特徴です。
ジョイントタイプの人工芝のメリット
ジョイントタイプは手軽に設置できるのが最大のメリットです。ジョイントタイプの人工芝には、その他にもいくつかのメリットがあります。
ここからはジョイントタイプの人工芝のメリットについてみていきましょう。
手軽に設置できる
ジョイントタイプの人工芝は一枚の大きさが手ごろで、数枚買って使用するなら費用面の負担も少なく、気軽に設置できるのがメリットです。DIYで人工芝を設置するのが初めてという人でも、比較的簡単に設置できるのがジョイントタイプの人工芝です。プールの時期だけ設置したいなど、必要なときだけ設置することも可能です。
補修が簡単
ジョイントタイプの人工芝は、着脱が簡単なのも大きなメリットのひとつです。着脱が簡単なので、汚れた場合や破損した場合などは、部分的な補修や取り換えができます。大掛かりな修繕や全面張り替えなどの手間や費用の負担がないのは嬉しいポイントです。
アレンジしやすい
ジョイントタイプは、他の素材のものとのアレンジがしやすいのもメリットです。例えば、石タイルやウッドタイルと人工芝とで格子状に設置したり、石タイルのアプローチの両サイドを人工芝にしたりと、アレンジの幅が広がります。デザイン性の高いお庭作りを目指すなら、ジョイントタイプの方がおすすめです。
小さい面積の場所にも設置しやすい
ジョイントタイプの人工芝は1枚1枚が小さいので、小さい面積の場所に設置しやすいです。賃貸の庭やバルコニーやベランダなどの狭い空間にもおすすめです。
ジョイントタイプの人工芝のデメリット
ジョイントタイプの人工芝は手軽に楽しめる反面、いくつかのデメリットもあります。人工芝の主なデメリットは以下の3つです。
- つなぎ目が多く目立ちやすい
- サイズが決まっている
- 広い範囲には不向き
つなぎ目が多く目立つ
ジョイントタイプの人工芝は、自由に組み合わせていける一方で、つなぎ目が多いのがデメリットと言えます。つなぎ目が多いと、どうしてもつなぎ目が目立って自然な見た目が損なわれます。また、つなぎ目が多いと斜面や凹凸に対応しにくく、つなぎ目部分から剥がれてしまう可能性も高くなります。
サイズが決まっている
ジョイントタイプの人工芝はサイズと形が決まっています。お庭の障害物を避けて設置したい場合や、複雑な形のお庭に敷く場合はカットして柔軟に使えないジョイントタイプは不向きです。
広い範囲には不向き
広い範囲にジョイントタイプの人工芝を敷き詰めるのはおすすめできません。広い範囲にジョイントタイプを敷き詰めようとすると、どうしても数が必要になります。つなぎ合わせる枚数が増えるほど、つなぎ目が目立ったりつなぎ目から剝がれやすいというデメリットも増えてしまいます。また、ひとつひとつをつなぎ合わせなければならないので、作業量も多く効率的ではありません。
そして、何より費用面の負担が大きくなります。手軽で設置しやすいジョイントタイプですが、1㎡あたりの費用で考えると、ロールタイプよりも高くなることが多いです。費用面でも広い範囲への導入は不向きと言えます。
DIYならロールタイプがおすすめ
DIYで人工芝の設置をお考えの場合、広い範囲に設置するならロールタイプがおすすめです。ロールタイプの人工芝は一度に広い範囲に敷けるので、つなぐ箇所が少なく、つなぎ目が目立ちにくいです。そのため、DIY初心者の方でも自然な仕上がりに近づけることができるでしょう。ただし、ロールタイプは10mや20mのものが多く、非常に重いので、1人で運ぶのは大変です。DIYでの設置をお考えの場合は、少なくとも2人以上で作業することをおすすめします。
ロールタイプを敷くときのポイント
ロールタイプの人工芝を敷く際は以下の3つのポイントに留意して行いましょう。
- つなぎ目は芝同士を5mmほど離して固定する
- 芝目を揃える
- 芝生が挟まらないようにU字ピンを打つ
ロールタイプの人工芝の敷き方については、こちらの記事もご覧ください。
DIYで人工芝を設置するときの注意点については、以下の動画でも解説しています。
芝葉が倒れていても大丈夫?
ロールタイプの人工芝は、かなりの圧力をかけてロール状に巻いているので、設置してすぐは芝葉が寝ていることが多いです。高密度の人工芝なら、特別芝葉を立てたりしなくても、次第に立ち上がってくるので心配しなくても大丈夫です。ただし、夏場の気温が高い時期に比べて、気温の低い季節に施工した場合は、立ち上がりに時間がかかることは覚えておきましょう。
日当たりや水はけの悪い場所には不向き
ロールタイプの人工芝は、日当たりの悪い場所や水はけの悪い場所に設置するとカビや害虫、悪臭が発生する可能性があります。日当たりや水はけが気になる場所にどうしても設置しなければならない時は、排水性の高い人工芝を選ぶようにしてください。
フィールドマジックでは、独自の排水技術である「ドリネージュ技術」を導入した人工芝を取り扱っています。ドリネージュ技術を導入したProシリーズは、排水穴からの排水ではなく面全体からの排水が可能です。水分が人工芝をそのまま通過していくイメ―ジで、その排水力は従来品の約20倍という驚きの排水性を実現しました。さらに、排水穴がないので防草シートを敷く必要がなく経済的です。DIYで人工芝を設置する人の多くは、費用面の節約を重視している場合もあるでしょう。防草シート分の費用と敷く手間が省けるので、ぜひご検討してみてください。
「ドリネージュPro」シリーズの詳細はこちらからご確認いただけます。
どんな場所に人工芝を敷くかによってジョイントタイプかロールタイプかを選びましょう!
ジョイントタイプかロールタイプかを選ぶには、用途や設置する環境で選ぶといいでしょう。ジョイントタイプは手軽に人工芝を取り入れられる一方で、デメリットもあります。特に広い範囲に設置する場合は、ジョイントタイプよりもロールタイプの方が使い勝手がよいことは覚えておいてください。今回ご説明した内容を参考にして、じっくり検討してみてくださいね。
フィールドマジックでは、無料サンプル請求が行えます。実際に手に取って、人工芝を設置したときのイメージを膨らませてみてください。
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