人工芝は家庭ゴミとして捨てられる?捨て方や処分方法を解説!
近年、防草シートと併用した雑草対策などの用途で、一般家庭でも人工芝の利用が増えてきています。
最近の人工芝は、天然芝と比較しても、見分けがつかないくらい精巧な造りになっており、天然芝よりも耐久性が高く、日当たりに関わらず一年中きれいな芝をキープすることができるといったメリットがあるので非常に重宝されています。
しかし、人工芝は消耗品なので、寿命が来たら張り替えを行わなければいけません。
人工芝を処分したいときはどのように捨てたらいいのでしょうか?
家庭ゴミで捨てられるのかどうかなど、処分方法について解説していきます。
人工芝がどうなったら捨てるタイミング?
人工芝は、使い方やお手入れによって変わりますが、おおよその耐久年数は5年前後と言われています。太陽光によって色あせてしまったり、大雨や台風などの激しい天候の影響で、一部が剥がれたり、人や物の重みや刺激によって葉が倒れて次第に消耗していきます。
使用環境に影響が出てきたら交換する必要がありますが、他にはどのようなサインが出たら交換を検討する時期なのか、目安をお伝えしていきます。
芝葉がちぎれている箇所がある
葉がちぎれてしまうと、そこから雑草が生えて来てしまうので、人工芝全体の交換を検討した方が良いタイミングだと言えるでしょう。
少しの範囲なら継ぎ足しなどの応急処置でも対応できないことはないですが、結局次々とちぎれてきてしまうことになるので、一時的な応急処置にしかならないでしょう。
少しの刺激で芝葉が抜け落ちる
紫外線ダメージによって、芝葉の割れや破れが起こりやすくなります。
そのため、経年劣化などで強いダメージがかかっているような状態だと、ただその上を通るなどといった少しの刺激で芝葉が抜けてしまう可能性が高くなっていってしまいます。
芝葉の抜けがいくつもあるような状態だと、見た目も悪いですし、クッション性も損なわれるので替え時と言ってもいいかもしれません。
ジョイント部分の隙間が目立ってきた!
人工芝を敷く際に、しっかりと繋ぎ目の隙間が目立たないように、ピンや接着剤を使って固定をしていても、長年使っていくことで、次第に人工芝が剥がれたりずれたりしやすくなってきます。
また、紫外線の影響で人工芝が多少縮んでいくことで、本来なら目立たなかった繋ぎ目が段々と目立つようになっていってしまうことがあります。
そうなると、いかにも作り物のような見た目になって景観が損なわれたり、繋ぎ目の隙間から雑草が生えてきてしまうことが考えられるので、ジョイント部分の隙間を埋めるか、隙間が広範囲にできている場合は、交換のサインと考えられるでしょう。
詳しくは以下の記事もご覧ください。
人工芝の捨て方は?
人工芝の劣化などで張り替える場合、要らなくなった人工芝は、どのように捨てればいいのでしょうか。不要になった人工芝ごとの捨て方をご紹介していきます。
粗大ゴミもしくは不燃ゴミが一般的
お庭に設置していた人工芝は大きなものとなるので、
一般的には粗大ゴミもしくは不燃ゴミ扱いとなる場合が多いです。
ロールタイプの人工芝であれば、そのままくるくると巻いて粗大ゴミとして回収してもらうこともできます。
産業廃棄物になる場合も!
例えば野球スクールのように、家庭以外の使い方をしていた場合、事業ゴミと区分されることがあります。
事業ゴミは産業廃棄物扱いとなるため自治体での処分はできないので注意が要ります。
産業廃棄物処理業の許可を得ている業者に収集と処分をお願いしなければなりません。
委託した業者が不法投棄をした場合、依頼主も罰せられることがあるので、処理までの流れをしっかり確認しておく必要があります。
細かくカットすれば可燃ゴミで出せるところも
不要となった人工芝が大きなものでも、各自治体の不燃または可燃ゴミの指定袋に入るサイズまでカットすれば自治体で処分することも可能です。
ジョイントタイプのサイズであれば、カットせずにそのまま袋に入れることができるかもしれません。
ロールタイプなどの大きいサイズのものは、指定袋に入るサイズに切っていかなくてはいけませんが、人工芝のカットはそこまで難しくはないので、コストダウンのためにも、少々大変ですが、自力でカットしてみてはいかがでしょうか。
1つ注意しておきたいのが、人工芝の素材はナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレンなどとなり、これらはすべてプラスチックとなるので各自治体によって不燃か可燃か変わってくるということです。
お住まいの地域によって処分法が異なるので、事前に何ゴミで出せるのか確認しておきましょう。
人工芝の剥がし方は?
では、不要になった人工芝を剥がしたい場合、どのように行えばいいのかも見ていきます。
U字ピンだけなら簡単に剥がせる
U字ピンだけで固定している場合は、先にピンを外してから少しずつ人工芝を剥がしていきます。この時に無理に剥がそうとしてしまうと下地が汚くなってしまい、張り替えの際に余分な手間やお金がかかってしまう可能性がありますのでご注意ください。
接着剤が剥がせない場合は業者に相談
テラスや建物の屋上やコンクリートに施工している場合は、接着剤や両面テープが使われていることが多いですので、無理に剥がそうとすると下地を傷めてしまったり防水加工が取れてしまったりするので、その場合は業者に相談し、剥がしてもらうよう依頼することをお勧めします。
剥がした時についてくる土はどう捨てる?
庭に施工されている人工芝を剥がす際に裏に土がつくことがありますが、土は自治体では捨てることが出来ません。また自宅の敷地以外に捨てると不法投棄とみなされてしまいます。
この場合、どう対処すればいいのかもご説明します。
土の部分は洗い流しておく
土がこびりついている人工芝は回収してもらえないので、自治体のゴミ袋に入れる前に土はきれいに洗い流しておきましょう。なかなか汚れが取れない場合は中性洗剤を使って洗うと取れやすくなります。
それでも、きれいにならない場合は、高圧洗浄機で洗い流すといった方法もあります。
不用品回収業者などに持ち込む
産業廃棄物を含んでいない土は産業廃棄物として扱われませんが、土を回収してくれる不用品回収業者もあります。1㎏ごとにいくらとそれぞれ決まっているので何社か調べて比べてみるのもいいかもしれません。
また自宅まで引き取りにきてくれるので手間が少なく便利です。
土専門の回収業者もありますが、その場合、新しい土や腐葉土を混ぜて使えるようにするためゴミにならないと言ったメリットもありますのでそちらの方もご検討ください。
人工芝の撤去に必要な費用は?
業者に依頼して人工芝を撤去する場合、1㎡あたりいくら、
1㎏あたりいくらといった風に費用がかかってきます。
またそれに伴ってゴミ収集場まで運搬する費用であったり、業者に依頼するための費用などもかかります。状態によっても料金が変わってくるので現地調査をしてもらい、見積もりを出してもらうといいでしょう。
またDIYで撤去する場合は、特に費用は発生しませんが、万一ベランダなどに接着剤を使って貼り付けていた場合は、薬剤などの剥がすための道具が必要になる場合もあります。
人工芝を剥がした後のお庭のお手入れは?
人工芝を剥がした後の地面は、苔がびっしりついていることも珍しくありません。
人工芝により直射日光が当たらないことで、湿度が上がりやすくなり、風通しも良くない環境だったために、内側に苔や水垢ができてしまうのです。
このような状態になっていると、見た目がひどいだけではなく、悪臭を引き起こしてしまうことがあります。
コンクリートに設置していた場合、苔はコーティングが弱まった箇所につきやすく、
水はけを悪くするので、それが原因で劣化を早めることがあります。
そうなってしまわないよう、デッキブラシや高圧洗浄機などを使って徹底的に洗浄しましょう。
土の上に施工していた場合は、土の中にいる微生物がこれらを分解してくれることがありますが、ベランダや建物の屋上などのコンクリートの上に施工した場合はその期待はできません。
どちらの場合にせよ、人工芝を撤去した後は、
散らばった充填剤や抜けた芝葉などが散乱している状態となります。
人工芝を剥がしさえすれば全て完了!とはいかないので、
ついてしまった汚れや跡もしっかり洗浄することが大切です。
何度も処分するのは面倒なので長く使える人工芝を選ぶのがおすすめ
人工芝は消耗品です。
紫外線や人や物の重みなどの刺激で、どうしても傷んでいってしまいます。丁寧にお手入れしながら使っていたとしても、いつかは張り替えの時期がやってきてしまいます。
人工芝は張り替える度のお掃除や廃棄処分にとても手間がかかり大変ですが、長く使える質の良い人工芝を選ぶと、張り替えのスパンを長く設けることができるので、頻回交換する手間が減ります。
通常、よくある人工芝の寿命は5年程度のものが多くなっていますが、当社の人工芝は少しでも長く使って頂けるよう10年の保証をつけております。
張り替えや処分の手間を減らすためにも、保証期間の長い人工芝を選ぶのがおすすめです。
人工芝を敷いて快適なお庭生活を送ろう!
今回は人工芝の撤去や処分方法についてお話してまいりました。
人工芝は消耗品なのでどうしても張り替えが必要になりますが、
撤去の際に手間や時間がかかって非常に面倒です。
しかし、質の良い人工芝を使うことでその手間を大幅に省くことが可能なので、
安心して長期間使える人工芝を選ばれてはいかがでしょうか。
当社の人工芝は耐久性や持続性に優れており、さらに高密度でクッション性が高く、素足でも大変気持ちよく過ごすことができます。お子様が寝転んでも安心との声も頂き、幼稚園や保育園などでも多く採用して頂いております。
当社は無料でサンプル請求も承っておりますので、実際に触って質の良さをご確認頂けます。是非お気軽にお問い合わせください。