人工芝DIYは失敗しやすい?よくある失敗例と対策、失敗しない人工芝選びまで徹底解説!
DIYブームが続く中、家具だけではなく内装やリフォームまでDIYしてしまう人がいる一方で、DIYは失敗しそうで苦手という人もいるでしょう。
人工芝の設置も例外ではなく、DIYで施工した事例をSNSなどで紹介している人も多いです。DIYで人工芝を施工すればコスト削減になりますが、慣れていない人にとっては失敗への不安が頭をよぎります。それなりのお金をかけて人工芝を設置したのに、イメージとは違った仕上がりになってはガッカリしてしまいますよね。
そこで今回は、人工芝DIYでの失敗事例とともに失敗しないための対策について解説します。注意するポイントが分かれば、安心してDIYに取り組めますよ。ぜひ、人工芝DIYの参考にしてみてください。
人工芝DIYのよくある失敗事例とその対策
人工芝DIYでの失敗には、大きく分けて2種類あります。ひとつは施工での失敗、もうひとつは人工芝選びでの失敗です。
ここからはよくある失敗事例をいくつか挙げていきます。施工後すぐに失敗に気付くこともあれば、一定時間過ぎてから失敗が表面化してくる場合もあります。実際に起こった失敗事例をもとに、どんな対策をすればよいかを解説していきましょう。
人工芝が凸凹した
人工芝DIYで非常によく起こる失敗が、いざ人工芝を敷いてみたら仕上がりが凸凹してしまったというケースです。この場合、最初の整地が不十分だったのが原因で起こることがほとんどです。
対処法:部分的な凹凸の修繕方法
人工芝を敷いた後で凸凹を直したいときの修繕方法をご紹介します。ただし、この方法は凸凹している箇所が部分的な場合のみ可能です。
【修繕作業の手順】
- 該当箇所の人工芝を切り抜く
- 防草シートを剥がす
- 凸凹を土で埋める、もしくは削って平らにする
- 切り抜いた人工芝を元に戻してU字ピンで固定する
全体的に凸凹してしまっている時は、切り抜いての修繕作業では追いつきません。残念ながら1度人工芝を全て剥いで敷き直すことが必要です。
対策:整地作業を入念に行う
人工芝が凸凹するのを防ぐには、最初の整地作業をしっかりと行うことが鉄則です。整地作業をいかに丁寧かつ正しく行えるかどうかで、仕上がりはまったく変わります。
整地作業の手順は以下の通りです。
- 雑草や石を撤去する
- 平らにならし、転圧する
- 川砂などの下地材を撒いて平らにする
- 転圧する
雑草は根までしっかり抜くようにしてください。また、転圧には、ホームセンターや建築機器のレンタル店などで転圧機を借りるのがベストです。転圧機の使用が難しければ、レンガなどを利用して平らになるまで押し固めましょう。この押し固めが不十分だと、圧力がかかった部分がへこみ、凸凹になってしまいます。凸凹ができると水たまりができるなど、排水の不具合が発生する原因にもなりかねません。
人工芝がめくれてしまった
台風などの暴風雨に曝され、人工芝がめくれてしまったというトラブルもよく聞きます。これは人工芝の固定が甘いことで起こります。
対策:人工芝をしっかりと固定する
人工芝がめくれたりズレたりするのを防ぐには、しっかりと固定することが不可欠です。固定だけに限らず、以下のような工夫も取り入れてみましょう。
- U字ピンや釘を多めに使って固定する
- U字ピンや釘が固定しやすいよう、下地をしっかり固める
- 重みのあるDensity20,000以上の高密度人工芝を選ぶ
人工芝をしっかり固定すれば、めくれや剥がれ防止だけではなく、人工芝の形状をキレイに保ちやすくなります。
つなぎ目が目立ってしまった
特に景観用の人工芝を敷く場合、どれだけ天然芝のようなナチュラルさに近づけられるかも大切です。いくら丁寧に作業しても、つなぎ目が目立つと不自然に浮いてしまって景観に馴染みません。つなぎ目が目立つ理由は、芝目(芝の向き)が合っていないからです。
対策:人工芝の芝目をそろえる
人工芝はお庭のサイズに合わせてカットし、張り合わせて施工していきます。その際、人工芝を置く向きを間違えてしまうと、つなぎ目が浮いて不自然な見た目になってしまいます。人工芝を張り合わせる時は、芝目の向きを必ず確認して施工しましょう。また、その際は人工芝同士をぴったりくっつけないようにしてください。5mm程度あけて設置して、少しずつ芝葉同士を絡ませるとつなぎ目が目立ちません。
排水穴から雑草が生えてくる
人工芝を敷けば雑草は生えてこないと思っている人が多いですが、それは間違いです。人工芝には排水穴と呼ばれる雨水などを地面に逃す穴があいています。土の上にそのまま人工芝を置いただけでは、排水穴から日光が入り込んで雑草が生えてきてしまいます。
対策:防草シートを隙間なく敷く
防草シートを敷いておけば雑草が生えてくるのを防げますが、隙間があるとそこから雑草が生えてきてしまいます。防草シートは熱で若干縮んでしまうので、10~15cmほどの合わせ目を作り人工芝用両面テープで固定してから釘で打つときれいに隙間なく仕上がりますよ。
防草シートの詳しい敷き方や効果については以下の記事や動画でも解説しています。
対策:防草シート不要の人工芝を選ぶ
防草シートがうまく敷けるか不安という人は、防草シート不要の人工芝を選ぶのもひとつの手です。フィールドマジックが開発したドリネージュProは、排水穴からではなく面全体から排水する独自の排水技術を導入しています。排水穴がないので雑草が生えてくる心配がありません。人工芝を敷く工程の中の、防草シートを敷く作業がスキップでき、防草シートの費用も削減できるので、DIYにもってこいの人工芝です。
失敗せずにDIYで人工芝を敷くコツ
人工芝DIYの失敗事例を見てきましたが、失敗せずにDIYで人工芝を敷くには3つのコツがあります。
コツ1:整地作業をしっかり行う
人工芝の施工がうまくいくかどうかは、整地作業にかかっています。整地作業をしっかり行えれば8割がた施工は成功したも同然です。
コツ2:余裕をもってカットする
人工芝をカットする時にやってしまいがちな失敗が、ギリギリのサイズでカットしてしまい、いざ敷いてみるとどこか寸足らずに仕上がってしまうことです。しっかり計測していても、U字ピンで固定した部分が沈んで長さが若干変わってきます。余裕をもってカットすることも大切なポイントです。
コツ3:設計図を作る
人工芝を施工する場合、必ず設計図となる割付図を作りましょう。プロが施工する場合も、どこにどう人工芝を置いていくかの割付図を作成して配置を決めます。割付図を作ることで、作業もスムーズに進み、失敗を防ぐことができます。
とはいえ、いきなり割付図を作ろうと思っても専門知識がないとなかなか難しいですよね。弊社では人工芝をご購入頂いた場合、割付図をプレゼントしています。
割付図に書かれている通りにDIYを進めていけば、悩むことなく作業できるので安心ですよ!
人工芝選びの失敗で起こるトラブル事例
ここからは、正しく人工芝選びができなかったことによる失敗事例をご紹介します。
カビが生えてくる
水はけが悪かったり、湿度が高かったりすると人工芝にカビが生えてしまうことがあります。人工芝の中にはナイロン素材のものもありますが、ナイロンはカビが生えやすい素材でもあります。素肌で触れることもある人工芝なので、カビが生えたら衛生的にもよくないですよね。
対処法:中性洗剤で洗い流す
すでに生えてしまったカビを落とす方法は、カビが生えてからどれくらい時間がたっているかによって変わります。
カビが生えて日が浅い | 中性洗剤で洗い流す |
カビが生えてから長時間経っている | 薄めた塩素系漂白剤を布にしみこませて拭うようにして拭く |
対策:排水をよくする
人工芝のカビ対策には、排水をよくすることが欠かせません。まずは、適度な大きさの排水穴が等間隔にしっかりあけられている人工芝を選びましょう。排水の良さは以下の2つの方法でチェックできます。
- 人工芝のサンプルの上から水をかけて水はけを確認
- 人工芝の裏面に排水穴がしっかりあいているかを確認
他にも、カビを予防するには、以下のような対策もできます。
- ナイロンが使われている人工芝を避ける
- 非土砂系の水はけのよい下地材を使う
- もともと水はけが悪い土地の場合、土壌改良も視野に入れる
また、前項でもご紹介したフィールドマジックのドリネージュProは、面全体から排水するため非常に排水性が高いです。人工芝の水はけについては、以下の記事や動画でも解説しています。
安っぽい見た目になった
安価な人工芝を購入した場合、テカテカと妙に光ったり、色味が不自然になったりする場合があります。日光による反射など見た目のトラブルを防ぐためには、購入前にサンプルを取り寄せて実際に日光に当ててみるといいでしょう。人工芝を使う環境に置いて、見え方などを確認しておけば「イメージと違った」という失敗を防げます。
色あせてきてしまった
人工芝は紫外線に弱いという特徴があります。紫外線対策のされていない人工芝を選ぶと、 あっという間に色あせしてしまうでしょう。頑張って敷いた人工芝がすぐに色あせてしまったら悲しいですよね。
そんなトラブルを防ぐためには、以下のような人工芝を選ぶと安心です。
- UV加工された人工芝
- 耐久性が高いポリエチレンを使用している人工芝
品質のいい人工芝を選んで色あせ対策を行いましょう。
チクチクして痛い
ふかふかとした感触だと思っていた人工芝なのに、裸足で歩くとチクチクして痛かったという声もよく聞きます。それには、芝葉の形状(カット方法)が関係しています。
芝葉の形状にはいくつか種類があって、V型はつぶれにくい反面硬くてチクチクします。つぶれにくさと柔らかさを両立させているのがC型やU型で、裸足で歩いてもやわらかい肌触りで痛くありません。
すぐつぶれてカチカチになった
人工芝で遊んでいるうちに、ふかふかだったはずの人工芝がカチカチになってしまったという声もよく聞きます。カチカチになってしまったら感触も悪く、クッション性もなくなるので、転ぶとケガをする恐れがあります。このような人工芝は、芝密度が十分でない場合がほとんどです。芝葉がスカスカの状態なので踏まれるとすぐに倒れて硬くなってしまいます。倒れた芝葉をブラシで起こすことはできますが、またすぐに倒れてしまうでしょう。長期間ふかふかな質感を維持できる人工芝選びが大切です。
失敗しにくい人工芝の選び方
人工芝選びの失敗が招いたトラブルをご紹介しましたが、そもそも人工芝を正しく選んでいればトラブルは格段に少なくなります。ここからは、失敗しない人工芝の選び方について解説します。
芝密度が高いものを選ぶ
芝密度が高くなければ、ふかふかな人工芝には成りえません。人工芝を選ぶ際にはまず芝密度と芝高を確認しましょう。
【ふかふかの感触を楽しめる人工芝の目安】
芝密度が高い人工芝の基準 | Density20,000以上の芝密度 芝に指を差し込んだ時に、ぐりぐりねじ込まないと底面まで到達しないほど抵抗がある |
芝高(芝葉の長さ) | 30㎜前後 |
以上の基準を満たしていれば、少しへたってきてもブラシで起こしてあげると復活が期待できます。人工芝を購入する際は、上記の数値を参考にしてみてください。
もちろんフィールドマジックの家庭用人工芝「エクスターフ」は、基準値をしっかりとクリアしています。特に芝密度はDensity24,150という、業界トップレベルの芝密度があります。安心して使い続けられる品質の人工芝ですよ。
エクスターフについては、以下の動画でも紹介しているのでチェックしてみてください。
芝葉の色や形状にも注目
人工芝をお庭一面に施工するなら、機能性だけではなく見た目にもこだわりたいですよね。安価な人工芝の場合、 芝葉の色が一色しか使われていないことが多く、いかにも人工的に敷いたものという不自然な見た目になってしまうことがよくあります。数種類の色の芝葉をバランスよく織り交ぜてある人工芝を選ぶことで、自然な見た目になるでしょう。
フィールドマジックの人工芝は、濃い緑色の芝葉、明るめの黄緑色の芝葉、茶色の芝葉を織り交ぜるなど、リアルさにこだわって作っています。近づいて初めて「人工芝だったのか」と思われるほど、ナチュラルで違和感のない人工芝です。
ロールタイプのものを選ぶ
人工芝をDIYで施工する場合、美しく仕上がるかどうかのポイントになるのがつなぎ目です。
人工芝にはタイル式のジョイントタイプとロールタイプとの2タイプがあり、タイル式はつなぐ部分が多くなるので、その分つなぎ目が目立ちやすくなります。広い範囲に人工芝を敷く場合は、ロールタイプの長い人工芝を選んでつなぎ目自体を少なくするのがおすすめです。
サンプルなどで実際のクオリティをチェック
人工芝の品質を確認するためには、実物に触れて確かめるのが非常に重要です。ネットでの購入の場合は、必ずサンプル請求するようにしましょう。サンプルを手に取って以下のようなクオリティをチェックしてください。
- 芝密度は十分か
- 感触はチクチクしないか
- 色合いや見た目はナチュラルか など
サンプルに触れることで、いざ導入したときの「イメージと違った」というトラブルを防ぐことができます。もちろんフィールドマジックの人工芝も無料サンプル請求をして頂けます。お気軽にお問合せくださいね!
人工芝サンプルの比較方法は以下の動画で解説しています。
対UV加工や静電気防止加工がある
人工芝は紫外線を受けることで劣化が進みます。屋外での使用がほとんどの人工芝にとって、対UV加工は必須。対UV加工されていない人工芝は、あっという間に劣化してボロボロになってしまうでしょう。
また、人工芝の懸念点としてよく挙がるのが静電気の問題です。小さいお子さんやペットがいるご家庭では、静電気で痛い思いをしてほしくないですよね。プラスチック素材の人工芝はどうしても静電気が起こりやすいのは事実です。静電気を防止する加工をしてあるかどうかで安心感が違ってきますね。
さらに、同じプラスチック素材でも、リサイクル原料を使用した人工芝は静電気を起こしやすい特徴があります。一方で、フィールドマジックのようにバージン原料のみで作られた人工芝は、それだけで静電気を起こしにくいと言われています。対UV加工や静電気防止加工はもちろん、原料にも注目して人工芝を選ぶようにしましょう。
保証があるものがおすすめ
保証がある人工芝は、ある程度の品質が確保されている証拠でもあります。一般的な人工芝の寿命は5年程度と言われていますが、それよりも長い期間の保証がついている人工芝は高品質な人工芝である可能性が高いです。ただし、注意しなくてはならないのが、口頭で保証期間を伝えられた場合です。きちんとした保証書を発行してくれない場合は、人工芝の品質は信頼できません。保証がある人工芝についても、保証書の有無は必ず確認しましょう。
ちなみに、フィールドマジックの人工芝には10年間の品質保証がついています。平均的な寿命の倍の期間を保証するほど、品質には自信があります。少なくとも10年間は、ふかふかの状態の人工芝を、不安もリスクも全くない状態で楽しんでいただけますよ。
フィールドマジックの保証については、以下の動画でも詳しくご説明しています。
専門的な知識のある販売業者から購入する
比較的安価で手軽に購入できる量販店の人工芝を検討中の人もいるでしょう。ただ、正直あまりおすすめはできません。なぜなら、量販店には人工芝の専門知識を持つスタッフが常駐していないからです。
量販店にも数種類の人工芝が置かれています。初めて人工芝を導入する人は「自分の庭にはどの人工芝が適しているんだろう?」と迷ってしまいますよね。しかし、量販店で「どれがいいですか?」と尋ねても、専門知識を持つスタッフが対応してくれるわけではないので、充分な回答を得ることは難しいと考えられます。これでは、施工後に「あっちの方がよかったかも」と後悔が生まれてしまうかもしれません。お庭全面に施工するとなると決して安い買い物ではない人工芝だからこそ、プロが適切なアドバイスをしてくれる環境は必須。専門知識のある販売業者から購入する方が安心です。
弊社は自社製造・自社販売の専門業者です。知識をしっかり持ったスタッフばかりなので、安心してご相談いただけます。
人工芝選びのポイントは、以下の動画でもおさらいしてみてくださいね!
失敗しない人工芝選びと施工で、理想のお庭を手に入れましょう!
今回は人工芝で起こりやすいトラブルを踏まえ、人工芝施工で失敗しないための対策をまとめました。今回ご紹介した方法や対策を実践すれば、失敗を未然に防げるでしょう。これから人工芝を導入される方も、失敗しない人工芝の選び方や施工方法を参考にしてみてくださいね!
フィールドマジックでは、無料でサンプル請求ができます。実際にサンプルを手に取って、他との圧倒的な違いをご体感ください。人工芝への不安や疑問もお気軽にお問い合わせくださいね。