人工芝のプラスチック原料で健康被害が出る?バージン原料を選ぶのが吉!
人工芝で健康被害が出るという噂を耳にしたことはありませんか?そんな噂を聞くと、人工芝を検討中の人なら間違いなく不安になってしまいますよね。特に小さなお子様のいるご家庭やペットを飼っているご家庭では、人工芝の導入を諦めた人もいるかも知れません。
人工芝は正しい知識を持って選択し、導入すれば安心して使うことができます。今回は人工芝の原料によって健康被害が出るのか、どのような人工芝を選べば安心なのかを解説していきます。ぜひ人工芝選びにお役立てください。
人工芝のプラスチック原料で健康被害が出るって本当?
人工芝を選ぶ際に、原料に注目する人は少ないかも知れません。人工芝の芝葉などはプラスチック原料で作られています。全てのプラスチックが健康被害を及ぼすというわけではもちろんなく、どんなプラスチックが使われているかが重要です。
人工芝の原料って何?
人工芝の原料はプラスチックです。
正確には
- ナイロン
- ポリプロピレン
- ポリエチレン
- ポリ塩化ビニルデン
などが使われています。
プラスチック製品は生活の中にもたくさんあるので、プラスチックに触れるだけでアレルギー反応を起こす人は少ないでしょう。人工芝の原料をチェックする際に気を付けるポイントは、そのプラスチックがリサイクルされたものかどうかです。
どんなプラスチックに気を付ければいい?
気を付けなければならないプラスチックは、リサイクルプラスチックです。
プラスチックは加工しやすく、安定した素材のため私たちの生活の中でも多用途に使われています。※ここでいう「安定している」とは、状態が環境や微生物などの影響により変化しにくいことを指します。
リサイクル技術の進歩によって、品質が大きく劣ることもなく安価に加工できるのがリサイクルプラスチックのメリットですが、そのプラスチックが以前どのように使われていたかを知るすべはありません。
長年使われてきたプラスチックや、温度や湿度の合わない環境で使われ続けてきたプラスチックからは有害物質が発生する場合があります。
また、製造過程で安全対策や品質管理が正しく行われていないと、どこかの過程で有害物質が混入する可能性も否定できません。
リサイクルプラスチックは、リサイクルされる前の製造過程や使われ方などが分からないものがほとんどです。実際に有害物質が発生した事例もあるので、リサイクルプラスチックにはリスクがあることを覚えておいた方がよいでしょう。
安く手に入るプラスチック製品は、人工芝も含めリサイクルプラスチックが使われていることが多いので注意が必要です。
ラテックスアレルギーの人は注意
人工芝にはプラスチックの他に、ゴム素材が使われている場合が多いです。人工芝にゴム素材?とあまりピンと来ないかもしれませんが、裏のコーティング部分にゴムチップの充填剤が使われています。充填剤によって芝の強度を上げたり、芝を立たせることでクッション性を高めたりしています。
これまでに輪ゴムや絆創膏などで痒みや発疹が出た経験のある人はラテックスアレルギーかも知れません。思い当たる人は、人工芝にゴムチップの充填剤を使用していない物を選ぶと安心です。
人工芝の健康被害についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
人工芝の充填剤による発がん性の問題
充填剤にゴムチップが使われているというお話をしましたが、人工芝による健康被害として発がん性の問題も無視できません。
事の発端は、数年前にワシントン大学の女子サッカー部のゴールキーパー2人が悪性リンパ腫の診断を受けたことです。同時期に複数人のゴールキーパーが健康被害で入院していたこともあって、人工芝が原因ではないかと注目が集まりました。
調査の結果、人工芝自体が原因ではなく、人工芝に使われているゴムチップを使用した充填剤に原因があることが判明しました。ゴールキーパーはシュートを受け止めるため、地面に飛び込むことが多いポジションです。ゴールキーパーに著しく健康被害が出たのは、充填剤から摩擦によって発生する飛散物を吸い込むことが多かったからだと決定づけられました。
スポーツシーンで使われる人工芝は、家庭の庭で使われる人工芝に比べて、より高い強度とクッション性が求められます。それらを上げるために、充填剤が使われることが多いです。ただ、間違ってはいけないのが、充填剤全てに発がん性があるわけではないことです。では、どんな充填剤に発がん性があるのでしょうか。
発がん性の危険があるのは廃タイヤ素材のゴム
発がん性の危険があるのは、廃タイヤ素材のゴムを使った充填剤です。廃タイヤの中には鉛やカドミウムといった重金属が含まれており、これらが健康被害を引き起こします。
廃タイヤ素材のゴムを使用すると、比較的安く製品を作ることができます。安価に流通している人工芝は、充填剤に廃タイヤ素材を使用している可能性が高いので、値段だけで人工芝を選ぶのは危険です。
一方で、廃タイヤを使用しない充填剤が使われている人工芝もあります。例えば、エチレンプロピレンゴムのように、発がん性物質を含まない充填剤が使われているものもあるので、人工芝を選ぶ際には製造元に問い合わせてみると良いでしょう。
人工芝に対する発がん性についてはこちらの記事や、以下の動画も参考にしてみてください。
フィールドマジックの人工芝の安全性
一般的な人工芝には、リサイクルプラスチックやゴムチップの充填剤が使われているものも多いですが、はっきりとした原料について消費者が知ることは難しいでしょう。
そこで、フィールドマジックでは安心してご利用いただくために、2つの安全性に拘って人工芝を作っています。
【安全性その1】バージン原料のみで作られている
リサイクル原料で作られた人工芝は、健康への懸念に加えて劣化が早いというデメリットがあります。リサイクル原料で作られた人工芝はわずか数年で芝が倒れてカチカチになってしまうものもあり、せっかく人工芝を設置しても残念な気持ちになってしまうでしょう。
その点、フィールドマジックの人工芝は、リサイクル原料を一切使わず、バージン原料のみで製造しています。
バージン原料のメリットは、安全性と耐久性が高いことです。四季の温度変化や日々の天気の変化にも強く、長く使っていただくためには、良い原料を使うことは必須です。
また、バージン原料で作った人工芝は、リサイクル原料で作った人工芝に比べて静電気が起きにくいという特徴もあります。人工芝を導入しても静電気が起きて子どもやペットが近寄らなくなったという話もよく聞きます。その点も、フィールドマジックの人工芝なら、バージン原料での製造に加えて静電気防止剤も使用しているので、より安心してご利用いただけるでしょう。
【安全性その2】充填剤が使われていない
充填剤の主な役割のひとつに、「クッション性を高める」があります。フィールドマジックの人工芝は、カールしたパイルを折り込むことで芝葉を立たせ、充填剤を使わずにフカフカなクッション性を実現しました。また、裏側のコーティングもポリウレタンを使用して強度を上げており、充填剤を使用しなくともクッション性、強度共に問題なくご使用いただけます。
充填剤を使用した人工芝は、激しく動き回ったりぶつかったりすることで細かい飛散物が発生します。有害物質ではないにしろ、飛散物を吸い込むことで鼻や喉の不調につながる可能性もあります。充填剤そのものを使っていないフィールドマジックの人工芝なら、激しい動きのあるスポーツシーンでも安心して活動できるでしょう。
目的に合った人工芝選びも大切
一般的に流通している人工芝の多くは、専用芝ではないものがほとんどで、「スポーツシーンでも使えます」や、「ドッグランにも使えます」というように記載されている場合があります。
家庭用人工芝をドッグランやスポーツ用として使うことはもちろんできますが、劣化を早めたりケガのリスクが高まったりと、おすすめできません。
そこで、フィールドマジックでは目的別の専用芝を各種取り扱っております。目的に合った人工芝を選ぶことが、長く安全にお使いいただく秘訣です。
スポーツ用人工芝の選び方については以下の動画でも解説しています。
人工芝の原料にも注意して、安全に人工芝を使おう!
人工芝を選ぶ際、価格や手触りなどを基準に選ぶ場合が多いでしょう。今回ご説明した内容を参考に、人工芝を選ぶ基準に「原料」も加えてもらいたいと思います。
人工芝での健康被害を回避するためには、原料と安全性に拘った製品選びが重要です。フィールドマジックの人工芝を選んで、安心して人工芝ライフを送りましょう!
当社では無料サンプル請求が行えます。人工芝に関するご質問やお悩みも、お気軽にお問い合わせください。
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