人工芝の張り替え方法決定版!張り替え費用や節約方法も徹底解説
新しくお庭に人工芝を敷く人が増えていますが、「天然芝を敷いていたけど、人工芝に張り替えたい」とか「古い人工芝を新しく張り替えたい」という張り替え希望の人も多いですよね。
今回は、そんな張り替え希望の人に向けて、それぞれの状況別に人工芝の張り替え方を解説していきます。また、張り替え費用や節約方法についても説明します。張り替えを希望している人は、ぜひ参考にしてみてください。
天然芝から人工芝へ張り替える方法
天然芝から人工芝への張り替えは、次の4つのステップで行います。
- 天然芝を剥がす
- 整地をする
- 防草シートを敷く
- 人工芝を敷く
それでは早速、天然芝から人工芝へ張り替える方法をご説明していきましょう。
ステップ1:天然芝を剥がす
まずは、今敷かれている天然芝を剥がしていく作業です。作業の方法は手で剥がす方法と、道具や機械を使って剥がす方法とがあります。手でも剥がしていけますが、かなりの握力が必要なのであまりおすすめしません。スコップや鋤簾(じょれん)という道具を使うと比較的楽に剥がせます。
天然芝は植えてからの期間が長いほど根の張りは強くなります。植えてから2年以内なら道具を使って自力で剥がせますが、長期間経ったものは自力で根ごと剥がすのは困難です。機械を使って剥がすことを検討しましょう。
天然芝が残っていると、整地作業に支障が出たり、人工芝を敷いた時に凹凸が出やすかったりします。また、上辺だけ天然芝がなくなったと思っても、根が残っていることもあります。最悪の場合、成長して人工芝の上まで伸びてきて、人工芝を浸食してしまうこともあるので、根までしっかり取り除くことが大切です。
ステップ2:整地をする
次に、天然芝を剥がし終わったら整地作業に入ります。整地作業は主に3つの作業があります。
- 天然芝を剥がした後をならして固める
- 下地材をまいてならす
- 転圧する
天然芝を剥がしたら、凸凹した部分を平らにならしていきます。この時の注意点ですが、芝を剥がした後の土は柔らかく、地面の高さも低くなっています。土の補充が必要になるのですが、範囲が広いと量販店で購入する分だけでは足りないこともあります。場合によっては、建築資材を取り扱っているお店に注文して、ダンプカーで持ってきてもらった方がいいでしょう。
土を足したらしっかり固めることが大切です。お庭が広い場合は、転圧機をレンタルするのがおすすめです。
しっかり固まったら、下地材をまきましょう。DIYで張り替えに挑戦している人は、山砂を使うのが手軽です。下地材を敷いたら、更に転圧して仕上げます。
人工芝を敷くときの重要な作業は、整地です。仕上がりの良し悪しは整地で決まると言っても過言ではありません。しっかり転圧して、地面を固めていきましょう。
ステップ3:防草シートを敷く
整地作業まで終われば、あとは通常の人工芝を敷く作業と流れは同じです。
人工芝を敷く前には防草シートを敷いていきます。一般的な人工芝には、排水穴が開いているので、防草シートを敷かないと雑草が生えてきてしまいます。天然芝を全て除去したから大丈夫と思わずに、必ず防草シートを敷くようにしましょう。
防草シートの固定にはU字ピンを使うと簡単です。ただし、隙間ができると雑草が生える原因にもなるので10~15㎝程度重ねて固定していくのがおすすめです。
防草シートの敷き方は、こちらの動画でもご確認ください。
ステップ4:人工芝を敷く
防草シートが敷けたら人工芝を敷いていきます。まずは仮置きしてみて、位置を確かめましょう。人工芝を敷く前に、割付図を作成しておくと無駄がなく作業もスムーズに行えます。割付図についてはこちらで解説しています。
人工芝をキレイに仕上げるためには、つなぎ目をできるだけ目立たなくするのがコツです。防草シートは重ねて敷いていきましたが、人工芝の場合は芝同士を2~5mmほどあけて芝葉を馴染ませて仕上げた方が自然です。
DIYで人工芝を敷く方法は以下の動画でも解説しているのでご覧ください。
【初心者必見】人工芝DIYで最も避けたいNG行動とは!?
その他:ゴミなどの撤去
最後に忘れがちなのが、ゴミの撤去です。剥がした天然芝に土や石などが大量に付着していると、可燃ごみとして回収されない可能性があります。土を取るには、芝生を日光の当たる場所に置いて数日乾燥させ、乾いたら叩いて払い落とします。芝生も小さくなるのでゴミが少なくなり一石二鳥です。ただ、時間がかかるので、土がついたまま処分したいときは処理場に直接持ち込むなど適切に処理してくださいね。
古い人工芝を新しく張り替える方法
続いて、古い人工芝を新しく張り替える方法をご説明していきます。人工芝には寿命があるので、一度敷いても何年かのタイミングで張り替え時期がやってきます。寿命に備えて、張り替え方法を知っておくと安心です。
古い人工芝からの張り替えは、次の4つのステップで行います。
- 古い人工芝を剝がす
- 下地を追加して整地する
- 防草シートを敷く
- 人工芝を敷く
- ゴミなどの撤去
ステップ1:古い人工芝を剥がす
まずは、天然芝と同様、古い人工芝を剥がしていきます。砂地の下地に防草シートを敷いてから人工芝を敷いている場合は、それほど剥がすのは大変な作業ではありません。ただ、コンクリートの上に接着剤などで固定されている人工芝を剥がす場合は、業者に相談した方が安心です。力づくで剥がしていくと、下地を傷つけてしまうこともあるので注意してください。
ステップ2:下地を追加して整地する
砂地の下地へ張り替えする場合、地盤が下がっていたり、凹凸がでたりしているので、下地材を追加して下地を整えていきます。平らにならしてしっかり転圧しましょう。
ステップ3~ステップ4
整地作業ができたら、天然芝の張り替えでご説明したのと同じ流れで防草シートと人工芝を敷いていきます。
その他:ゴミなどの撤去
人工芝はプラスチックゴミです。古い人工芝の処分方法についても、各自治体のルールに従ってください。
張り替え費用ってどれくらい必要?
人工芝への張り替え費用の中には、人工芝を敷くための費用だけではなく、
元々の天然芝や人工芝を撤去する費用もかかります。
また、天然芝はもちろん、古い人工芝を剥がした場合でもある程度地面が下がったり、
凹凸ができたりするので、下地材の追加や転圧など下地工事も必要になります。
これらを踏まえて、業者に依頼した場合の天然芝の撤去や廃棄、下地工事にかかる費用の目安をご確認ください。
20㎡ | 15~20万円 |
---|---|
30㎡ | 20~30万円 |
50㎡ | 100万円超えの可能性も |
庭の状態などによっても費用は変わってきますので、業者に依頼する場合はどれくらいの費用になるのか見積請求するようにしましょう。
リフォーム費用については以下の動画でも詳しく解説しています。
人工芝の張り替えで起こりやすい失敗3選
DIYで人工芝の張り替えを行う場合は、慣れていないと失敗してしまうことがあります。人工芝の張り替えで起こりやすい失敗は以下の3つです。
- 天然芝や古い人工芝の除去が不十分
- 下地処理不足で凸凹になる
- 排水導線の確認不足で排水不良が起こる
失敗1:天然芝や古い人工芝の除去が不十分
天然芝や古い人工芝の除去が不十分だと、新しく人工芝を敷く作業がうまく進まなかったり、敷いた後でトラブルが起こったりします。特に天然芝の除去は念入りに行う必要があり、根を少しでも残してしまうと、成長した天然芝が人工芝の表面に出てきてしまうこともあります。
また、ベランダなどのコンクリート上に敷いた人工芝の張り替えでは、接着材などがキレイにはがれていないと新しい人工芝の固定がしづらくなります。
ベランダに人工芝を固定する方法は以下の動画でも詳しく解説しています。
失敗2:下地処理不足で凸凹になる
下地処理や整地作業がしっかりされていないと、間違いなく仕上がりがうまくいきません。一見平らに見えても、使っているうちにデコボコしてくることもあり得ます。先ほどもお伝えしましたが、整地作業は、人工芝の仕上がりを左右するといっても過言ではないのです。逆に言えば、整地作業がしっかりできれば、人工芝の仕上がりはとてもよくなります。
天然芝や人工芝を剥がすと、下地からやり直す必要があります。きちんと下地処理を行うようにしてください。
失敗3:排水導線の確認不足で排水不良が起こる
排水導線を確認せずに人工芝を敷くと、排水がうまくいかず雨水が溜まりやすくなります。水がたまった状態が続くと、人工芝の劣化、害虫やカビの発生など不具合の原因になりかねません。古い人工芝を敷いていた時に、排水不良を感じていたら、改めて導線を確認しておくと安心です。
特にベランダなどに人工芝を設置する際は、排水溝などを塞がない工夫が必要です。
張り替え時にチェックするべきポイント
つなぎ目を目立たなくする
人工芝を敷く場合、必ずジョイント部分(つなぎ目)ができます。タイルタイプに比べると広い範囲につなぎ目なく設置できるロールタイプを使っても、2枚以上使用する場合には必ずつなぎ目はできます。
つなぎ目が目立たなくなるコツは、
- 芝葉の向きをそろえること
- 少し間をあけて設置すること
です。人工芝同士を2~5mmほどあけて固定し、芝葉を少しずつ絡ませるようになじませます。少し手間はかかりますが仕上がりが断然違います。逆に、ぴったりつけて施工してしまうと、芝葉同士が盛り上がってしまい、かえってつなぎ目が目立ってしまうので注意しましょう。
めくれにくくする
めくれやすくなる原因には以下の2つがあります。
- 整地作業がうまくできていない
- 固定ピンがうまく打てていない
整地作業の重要性については、何度もご説明したとおりです。
固定ピンを打ち込む際には、3つのステップで進めるとうまくいきます。
- 少しずつ残り1cmのところまで打ち込む
- 挟まった芝葉をのける
- 最後まで打ち込む
打ち込んでいる途中に障害物にぶつかることがありますが、その場合は、向きを変えるなどして再度打ち直すといいでしょう。
防草シートなしでも使える人工芝を選ぶのも手
節約の方法には、DIYする他に、防草シートのいらない人工芝を使うのも一つの手です。防草シートは、排水穴などから雑草が生えてくるのを防ぐ役割がありますが、排水穴のない人工芝を使えば防草シートを敷かなくても雑草が生える心配はなくなります。
「排水穴のない人工芝だと排水できないのでは?」と疑問をもたれる人も多いでしょう。フィールドマジックのドリネージュ技術を導入した人工芝なら、排水穴からではなく面全体から排水できるので、排水穴がありません。排水穴がないので、防草シートも不要。防草シート費用も敷く手間も軽減できるうえに、排水力は従来品の約20倍もある優れものです。
DIYが難しければプロに相談を
DIYで人工芝を敷くのは、費用の節約にもなりますし、自分の都合のいいときに作業できることから挑戦しようと思われる人も多いですよね。ただ、DIYで行うと、失敗する可能性も高くなります。ある程度の仕上がりでいいという人なら構いませんが、仕上がりにもこだわりたいという場合はプロに任せてしまうのが安心です。
どうしてもDIYで行いたいという場合は、整地作業までをプロに依頼するだけでも仕上がりの良さは格段に変わります。
プロに任せるなら保証にも注目しよう
プロに任せるなら、人工芝を取り扱っている業者の中でも保証が充実している業者を選ぶのがおすすめです。必ずチェックしてほしいのが、品質保証が7年以上ついていることです。
人工芝の寿命は平均5年程度といわれています。品質によっては1年でカチカチになってしまう人工芝もあります。いずれ必ず寿命を迎えるなら、できるだけ長期間いい状態を維持できる品質のものがいいですよね。その一つの指標になるのが、品質保証です。7年以上の品質保証がついていれば、平均より長期間安心して使うことができますよね。
ちなみに、フィールドマジックでは、業界唯一の10年保証をお付けしています。厳しい審査を通過したFIFA認定工場で製造しているので、10年間はいい状態を保てる品質があります。人工芝の平均寿命の倍の期間の保証があるので、購入後も安心して安全にお使いいただけます。
フィールドマジックの保証については、以下の動画で詳しくご紹介しています。
人工芝を新しく張り替えて気持ちよくお庭ライフを過ごしましょう!
人工芝へ張り替えを検討している方は、イメージがわいたでしょうか。DIYで張り替えるか、プロに任せるかで悩まれるかもしれませんね。今回お話しした内容を考慮して、どちらが自分のお庭に向いているか選んでみてください。
お庭を一新して、人工芝とともに気持ちの良い人工芝ライフを過ごしましょう!
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