かわいいペットのために敷いた人工芝。

ペットも喜んでくれているし嬉しいけれど、どうにも排泄物の臭いがしみついていて気になる…。
そんなふうに人工芝を施工した方が悩んでいる声を耳にすることがあります。

人工芝を設置すると、ペットの排泄物の臭いがしみつくものなのでしょうか。
対策方法はあるのかなども併せて解説していきます。

人工芝にペットの排泄した臭いがしみつく?

まずは実際に悩んでいる方のお話を見ていきましょう。

実際に臭いがついてしまった人の体験談

庭と駐車場を潰し一面に人工芝を敷いて小さなドッグランを自分で作ったAさん。

景観も良くなり、ペットも喜んでくれたので思い切って施工してみてよかったと思っていたのもつかの間、施工からわずか1ヶ月程度でペットのおしっこの臭いが気になり始めてしまったそうです。

何とかしようとオレンジエックスなどを一面に撒いてみたものの、
効果を得られずどうしたらいいのか困っているそうです。

友達に相談してみても「人工芝は臭いがつきやすいから」なんて一蹴されてしまい、
それでもどんどんと強くなっていくおしっこの臭いにも耐えきれずかなりお困りの様子でした。

人工芝にペットの排泄した臭いがつく理由は?

せっかくの人工芝から悪臭がするようになってしまったらがっかりしてしまいますよね。

Aさんのように、人工芝にペットの排泄物の臭いがしみついてしまうのは、
何が原因と考えられるのでしょうか。

水はけが悪いから

人工芝は、天然芝と比べたらどうしても排水は悪くなってしまいますよね。

それでも、通常は排水穴から排水でき、長時間人工芝の表面が
水に濡れた状態にはならないように設計されています。

しかし、

  • 排水穴が小さい
  • 排水穴に物が詰まっていて排水していけない
  • 人工芝の下が泥状の土で吸水しにくい

などの理由で、なかなかうまく排水できないということはあります。

日当たりや風通しが悪いから

ペットがおしっこをしても、日当たり良好な場所なら太陽の力で殺菌してくれることも期待できます。

ですが、日当たりが悪く、風通りも余り良くないような環境なら、排泄物を洗い流してもなかなか乾かないこともあり、臭いがしみつきやすい状況と言えます。

すぐに洗い流さず臭いがしみついている

ペットが人工芝の上で排泄をしたら、すぐにホースなどで上から洗い流すようにするのが鉄則です。

時間が経てば経つほど、臭いがしみつきやすくなってしまうからです。

お庭に出した後、どこに排泄をしたか分からない場合は、
水撒きをするような要領で全体的にシャワーで水を撒いておくと安心でしょう。

菌が発生している

ペットが排泄をしても、すぐに洗い流せば臭いは段々と薄れて気にならなくなってくるものですが、しみ込んだおしっこが洗い流しきれず、腐敗してしまうと細菌が発生してしまうことがあります。

細菌が大量に発生すると、おしっこの臭いというよりは細菌が放つ悪臭が絶えず臭うことになり、耐えがたい状態となってしまうのです。

詳しくはこれらの記事もご参照ください。

防臭、抗菌仕様の人工芝を使っていない

ペットの排泄物の臭いがしみつくのを避けたい場合、抗菌・防臭仕様になっている人工芝を選ぶと、臭いがしみつくのをかなり緩和することができます。

抗菌・防臭効果があるとないのでは、かなり差が出てくるので、
ペットを飼われている方が人工芝を導入する際は必須条件と言ってもいいかもしれません。

当社のペットターフももちろん抗菌・防臭仕様になっており、
ペットホテルやスポーツドッグのためのトレーニング施設などでも幅広く利用して頂いております。

人工芝に臭いがつかないための対策は?

人工芝にペットの排泄物の臭いがつかないための対策を詳しく見ていきましょう。

人工芝の水はけを良くする

排泄物の臭いをしみつけさせないためには、なるべくカラッと人工芝の表面が乾いている状態にしたいところです。そのためには、人工芝の水はけの良さにはこだわっていきましょう。

排水穴が小さくないか、塞がっていないかなどを小まめに確認するのがおすすめです。

排水穴が塞がるのを防ぐには、人工芝の上にゴミが落ちているのに気付いたらすぐに拾って取り除くようにするのがポイントです。

排泄後は必ずすぐに水で洗い流す

排泄後は必ずすぐにホースなどで洗い流すようにしてください。

ほとんどの人工芝は水抜き穴からの排水になりますが、
この方式だとおしっこが水抜き穴のところまで広がってしまうことになります。

そうなると、水抜き穴がないところに流しきれなかったおしっこが
そのまま残ってしまい、周辺が臭うことが懸念されます。

水抜き穴から排水するタイプの人工芝でキレイに流そうとしたら、
たくさんの水を使って流すことが必要です。

臭いが気になったら中性洗剤を使う

すぐに排泄後、水で洗い流していたとしても、臭いが気になってくる場合もあります。

そういった時は、中性洗剤は物によっては褪色の原因にもなるので、
褐色を避けるのであれば気になる箇所にハッカ水を撒くと臭いが消えますよ。

防臭、抗菌仕様の人工芝を使う

防臭・抗菌仕様の人工芝を使って臭いの発生を先回りして防ぐのもおすすめです。
そして、排泄後に水を流すアフターフォローも行えば、かなり臭いが発生するリスクを軽減できるはずです。

臭いがつきにくい人工芝は?

排水の良い人工芝

せっかくペットのために人工芝を施工するのであれば、臭いをつけずに長く快適に使いたいですよね。
おしっこの臭いがつきにくい人工芝の選び方もご紹介していきます。

排水性の高い人工芝を選ぶ

おしっこをホースで流す時、排水穴付近に臭いにしみついてしまうことがあるとお話ししましたが、そんな不安を無くすためにも、当社は排水穴を無くし、その代わりに人工芝の面全体で排水が可能なDrainageProという人工芝を開発致しました。

従来の排水穴ではなく人工芝全体から排水されるので、真下に排水されていき、
おしっこが広がらずキレイに流せます。

また、DIYで人工芝を設置する場合も、防草シートを設置するというひと手間を省略することができるので、その分手早く敷けますし、失敗のリスクも減りますよ。

防臭、抗菌仕様の人工芝

排泄物の臭いがしみつくのを避けるには、
防臭・抗菌仕様の人工芝がおすすめとお伝えして参りました。

元々当社の弊社商品は防臭、抗菌加工に使用される
「銀イオン(Ag+)」を芝葉に練り込んで製造しています。

ですが、更に防臭効果を上げるためにペット用の人工芝の「ペットターフ」では
更に10倍練り込んで作っています。臭い対策を十二分に対策した人工芝です。

排水性が高いペットターフProも登場しているのでチェックしてみてください。

ペットの臭いについて更に詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

防草シート不要のペットターフProを選ぶ

ペットターフProが開発されてからペットのおしっこの臭いで相談を受けることがほぼなくなりました。

最近思うのですが、臭いの発生の原因は人工芝の下に防草シートがあることなのではないかということです。

不織布で作られている防草シートなどは、特に人工芝の上からおしっこを水で荒い流しても完全には流れ落ちずに不織布に染み込んでいってしまいます。そして、そのまま流れ落ちきれなかったおしっこが不織布に残り、臭いが発生する原因となってしまうのです。

DrainageProのペットターフProなら抗菌防臭効果が高めてあるのはもちろんですが、人工芝の下は防草シートがなく土なので、地面や地中のバクテリアが臭いの雑菌を分解してくれて、臭いの発生を抑えることが可能です。

また、防草シートを使用するタイプの人工芝の場合、水抜きの穴からの排水になるので、水で流しても水抜きの穴までおしっこが流れて広範囲に広がってしまうというデメリットもあります。

その点、DrainageProのペットターフProなら水で流せばおしっこが直下に流れていくので関係のない場所におしっこが広がることはありません。

おしっこの流し残しがあると、おしっこのアンモニア成分で人工芝の変色の原因にもなるります。緑色の人工芝が褪色して黄色っぽくなってしまうので、長くキレイに人工芝を愛用するためには遜色は避けたいところです。

防カビ仕様の人工芝を選ぶ

排水物などがしみついていて、人工芝がカビてしまうのを防ぐには防カビ仕様の人工芝を選ぶのも有効です。

当社の人工芝は防臭・抗菌仕様以外に、防カビ・防炎・静電気防止・テカリ防止の機能が付いています。

排水のいい人工芝を選べばカビの心配は余りありませんが、それでも防カビ仕様がついていたら安心ですね!

人工芝の製造を確認する

防臭・抗菌仕様の人工芝がいいですよ!とお伝えしていても、
購入する際にどのような機能がついている人工芝かなかなか明記されていないところもあります。

ホームセンターの人工芝などもどのような品質のものか分かりにくいのではないかと思います。

人工芝を購入する際は、販売店に人工芝の原料を確認してみるといいでしょう。
人工芝の機能に加えて、バージン原料で製造されているかを尋ねてみるのもいいですよ。

リサイクル原料で作られている人工芝だと、リサイクルされる前の製造過程や使われ方がわからないため、有害物質が含まれているリスクも否定できません。

ペットが使うとなると、常に人工芝とペットの顔が近い場所にあることになるので、
人工芝の安全性にはこだわっていきたいところです。

詳しくはこちらの記事もご参照ください。

人工芝にペットが排泄した場合のお手入れ方法

人工芝の上でペットが排泄した場合、
都度洗い流す以外にできるお手入れ方法はあるのかもご紹介していきます。

高圧洗浄する

しっかりと、排泄物の汚れを洗い流したい場合は、高圧洗浄機を使って洗い流すと、
そのパワーから汚れをしっかりと落とすことが期待できます。

ただ、この場合、品質の良くない人工芝を使っていると、
高圧洗浄の勢いで芝葉まで吹き飛んでしまうことがあるので注意が必要です。

詳しくはこちらの記事もご参照ください。

ジョイントタイプのものを使って洗う

ペットが排泄した後に、しっかりと隅々まで人工芝を洗いたい場合は、
ジョイントタイプの人工芝を選ぶこともできます。

ジョイント式の人工芝なら気になる箇所を定期的に取り外して、
天日干しをすると土の中のバクテリアが気になる臭い成分を対処してくれるでしょう。

また、ジョイントタイプなら汚れてしまったり、
特に臭いの染み込んでいる部分のみを取りかえることもできます。

臭いへの対処を考えれば、ジョイント式人工芝は非常に優れたものとなります。

ペットに人工芝で遊ばせてあげるメリットは?

人工芝の庭で遊ぶ子どもと犬

では、最後にペットに人工芝で遊ばせてあげるメリットについても考えていきたいと思います。
ペットにとって人工芝はどのようなメリットが挙げられるのでしょうか。

運動不足解消になる

自宅のお庭がドッグランさながらになったら、いつでもペットをお庭で遊ばせてあげることができます。

自由にお庭を駆け回れるのと、飼い主のペースを気にしながらのお散歩では運動量がやはり違ってきますよね。とはいえ、ドッグランに毎週のように連れていくのも大変だと思います。

しかし、お庭に人工芝でドッグランを設置すればペットの好きなタイミングで自由に走り回ることができるので、運動不足解消に繋がります。

ストレス発散になる

自宅に人工芝でドッグランを作るメリットは他にもあります。

自由に外に出たいときに遊ばせてあげることで、
ペットのストレスが溜まりにくくなるのです。

ストレスは健康にも大敵なので、
お庭でたっぷりと遊ばせてリフレッシュさせてあげるとペットも喜びますよ。

いつでも好きな時に遊ばせてあげられる

人工芝をお庭に設置するメリットは、ペットの足が汚れないということも挙げられます。

天然芝だと、ペットの体に抜けた枯れ芝がまとわりついたり、
足の裏が砂や泥で汚れるため、お家の中に入れる時は足の裏を洗ってあげる必要があります。

その点、人工芝ならペットの足や体が汚れることはないので、
家の中とお庭を行き来でき、飼い主もペットもストレスフリーになります。

しっかり対策をすればペットのおしっこに臭いが気にならない!

「人工芝を敷いたらおしっこの臭いがしみついた」と周りから聞き、お庭に人工芝を設置するのを迷われていた方も、きちんと対策をすれば、おしっこの臭いを気にせず快適にペットと一緒に人工芝を使うことができるとお分かり頂けたのではないでしょうか。

防臭・抗菌仕様で排水性が高いペットターフProが気になる方は是非サンプル請求をしてみてください。

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